Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

あの夜、マイアミで

2021-02-02 | 外国映画(あ行)
★★★ 2020年/アメリカ 監督/レジーナ・キング

当時の黒人社会で多大な影響力を持つ4人のある夜の話。ドライブがかかるまで少々退屈。密室会話劇らしい一触即発のスリリングさも感じられず。確かにその後の彼らの運命に思いを馳せれば感傷的にもなるがこの2時間で胸を掴まれるかというと難しい。絶賛評あふれるが私はノレず。

登場人物がほぼ4人だからこそ、内面をもう少し掘り下げて欲しかったし、彼らの心情を伝える映画的なシーンが必要ではないか。それは歴史的有名人だから省略できるものではないと思う。わざわざ戯曲を映画化するなら、なおさら映画的な快感が必要で、それを感じる瞬間があまりなかった。残念。

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