Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

女は男の未来だ

2021-09-16 | 外国映画(あ行)
★★★★  2004年/韓国 監督/ホン・サンス

女はいつも男を慰め、やらせてくれる。男の無自覚の最低行為がこれほどつまびらかにされる映画が他にあるだろうか。同じ女性と性行為をした男たちの連帯感。価値観の押し付け。勝手な思い込み。普通の男の罪深さはすでにホン・サンスによって2004年に表現されていた。

ホンサンスの飄々とした作風により、彼らの「自分は悪いことしているとはこれっぽっちも思っていない」感が前面に出てくる。クソエピソードの連発だが「清楚で大人しそうなところを好きになったのに、派手なパーマをかけて来たのを見て肩を落とす」という場面が秀逸すぎる。

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