Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

星の子

2022-01-10 | 日本映画(あ行)
★★★★ 2020年/日本 監督/大森立嗣

未熟児だった自分のために両親は新興宗教に入った。それでも私は両親の側から離れない。思春期の女の子の繊細な感情を丁寧に掬い取る秀作。エキセントリックになりがちな題材を淡々とした筆致で描く演出がいい。主演の芦田愛菜が親思いの中学生を好演。頭にタオルは笑っちゃったよ。

新興宗教の家族たちの日常。その滑稽さも含めて淡々と見せるところが作品の独特の味わいになっている。彼らの行動が滑稽であればあるほど、切なさ倍増。また、立ってるだけで十分に胡散臭い教団側の黒木華と高良健吾やイケメン教師の岡田将生といいキャスティングが抜群。

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