フランティック 2021-08-16 | 外国映画(は行) 旅先のパリで妻が失踪。夫は事件に巻き込まれていく。異邦人へのパリの人々の不親切さが絶妙にリアル。80年代欧州旅行した時、パリ人それはそれは素っ気なかった。妻がさらわれる作品をポランスキーが撮るとなるとまた違った味わい。そしてパリを彷徨うHフォードがやけに色っぽい。レゲエやグレイスジョーンズなど、一見パリとはそぐわない選曲がさらに独特の世界観を作り上げている。ポランスキーのセンス、としか言いようがない。 « 大統領の料理人 | トップ | オッドタクシー »