太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

準備完了のタキシード

2020-04-02 12:31:01 | ハワイの自然
またウォーキングの話で。
なにしろウォーキング以外、家の外に出ることがないもんで。

今日も晴れた。
気持ちがいいので、いつもよりも長く歩く。
私が大好きな渡り鳥のプラバーの準備が、いつのまにかできていた。
ああ、もうそんな季節かと思う。

準備完了のタキシード

プラバーは、アラスカに行く準備ができると、体の模様が変わる。
それがタキシードみたいにみえる。
タキシード前はこんなふう

タキシードに変身するのもあれば、しないのもある。
変身しないのは、まだ若くて渡りをしないプラバーなんだろうか。
こんな小柄な鳥が、ハワイからアラスカまでの4800kmを、ノンストップで
3日か4日かけて飛ぶというのだから、すごい。
自分の羽の色が、しだいに変わってタキシードになってゆくのを
本人(鳥か)はどんな気持ちでみているのだろう。
いよいよ行く時が来た、と覚悟を決めたりしてるのかもしれないなあ。

普段は群れないプラバーは、つねに1羽で自分のテリトリーにいて、
春の特定のXデーに、みんながひとところに集まってアラスカに旅立つのだ。
群れない彼らが、いったいどういう方法で、そのXデーと集合場所を知るのだろう。
それは人間などにはわかりようもない謎。
義父は1度、彼らが一斉に集って、今まさに旅立つ瞬間を見たことがあるという。
近いうちにプラバーはアラスカに行き、8月か9月ごろにハワイの、
自分が決めたテリトリーに帰ってくる。




タキシードの凛々しいプラバーにお別れして、
深呼吸しながら歩く。

プアキニキニ

甘くていい香りのプアキニキニが咲くと、もう春だ。
この花はレイにもなる。
白とオレンジが同時に咲いて、とってもかわいい。
今日はあとから雨になるらしい。
こんなに良い天気なのに。