太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

猫にリーシュか?

2020-04-05 10:43:46 | 日記
猫は狭いところが好きだという。
確かにぎゅうぎゅうの箱とか、椅子とテーブルの間の狭い空間で居心地よさそうにしている。
週末に10日ぶりに外出して、気分がよかったので、
毎日家の中で過ごしている猫たちが、少し気の毒に思えてきた。
彼らはそれで満足しているにしても。

以前は時々、庭に放して自由にさせていたのだけれど、
ボーイのほうが戻ってこなくなり、ジャングルをかきわけたり、名前を呼びつつ
ずいぶん探して、
ようやくノコノコとジャングルの奥から戻って来たことがあってから、
彼らを外に出すのをやめてしまった。
彼は声を持たないから、怪我をしたとしても助けを呼べない。
こんな大切な猫たちを失ったら、と想像しただけで泣けてくるほどなので
それも致し方ないと思っていた。

でも今日、ほんの少しだけ、外に出してみた。

庭に直接出る裏口

木の根元にガールがいるんだけど、色がカモフラージュされて見えにくい。

私はベンチで監視



右手方向の坂を下りてゆくと、ジャングルになっている。
すばしこい猫を、そちらに行かないように見張るのは大変。
そこは急斜面になっており、芝生に覆われているとはいえ
植えてある木をつかみつつ、よたよたとしながらでないと人は下りてゆけない。
むしろ段ボールをお尻の下に敷いて滑り降りたほうが早い。
そこを猫は、けっこうなスピードで上り下りする。
食い意地の張ったガールなら、下のほうにいても
フードの入った箱を振って「ごはんーーー!」と叫べば飛んでくる。
でもボーイは好奇心が勝って、いつもフードに釣られるとは限らない。

普段とは違う匂いを嗅いで、尻尾をぷるぷる震わせながら走り回る彼らを見ると
もっと外に出してあげたいなぁ、と思う。
けれど、戻ってこなくなったときの、あの気持ちを思うと出せなくなる。
今日、こわごわ外に出していた時間は5分にも満たない。
日本にいたとき、猫にリーシュをつけて、犬のように散歩させている
おじいさんを見かけたけれど
いよいよその手か、と考えたりしている。