太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

シミュラキュラ現象?

2020-04-24 10:26:12 | ハワイの自然
2階の寝室の北西の窓から、庭を見下ろす。



気づいた?



、でしょう?

モンキーポッドの根の一部なんだけど、
庭の一角にこの家を建てるにあたり、先の方を切った。
切る前に、モンキーポッドさんにはよく事情を説明して、了解を得た(と思う)。
残った部分に苔がむした。

これが鼻に見えたのは、つい最近のことだ。
なぜか2か所だけ、苔がつかず、それが立派な鼻の穴。
いったん、それが鼻に見えたら、もう何がなんでも鼻にしか見えなくなる。

人間の脳は、何かの模様の中に人の顔を探してしまう、という本能のようなものがあって、
それをシミュラキュラ現象というのだそうだ。舌を噛みそうな名前。
天井のシミや、木目が人の顔に見えたり、
魚の模様が顔に見えたり(人面魚って、いっとき流行った)。

私は夫を呼び、庭にできた鼻を指さして、
これはシミュラキュラ現象といってだね・・と蘊蓄を垂れた。
「ほんとに鼻の穴に見える!」
と言っていた夫だったが、現象の話をすると、
「それって、三つの点から顔を連想する、っていうやつじゃないの?」
「え・・・・?そうなの?」
あわてて調べると、人の顔の目と口の、逆三角形の三つの点を、
何かの模様の中に見出す、と書いてあった。
滅多にない博識を自慢するチャンスだったのに。


これは、三つの点どころか、鼻そのものだものなあ。

それにしてもでかい鼻

じっと見ていると、この立派な鼻の穴から
すぅー、すぅー、という鼻息が聞こえてきそうである。