太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイの海はがーらがら

2020-04-15 13:38:41 | ハワイの自然
1か月以上ぶりに、ビーチに行った。
ラニカイから、カラマに向かって波打ち際を歩く。


みごとに誰もいない。


私が普段行くカラマビーチは、地元民しかこないようなところだけれど
ラニカイからカイルアビーチパークにかけては、旅行者がけっこう来る。
それでも、日本の真夏の海水浴場の混雑とは程遠い。


海水は温かい。


足裏から大地のエネルギーを充電中。(充電の話はコチラ
30分ほど歩いて、Uターン。
白砂が、ほどよく固く締まっていて、歩くのに心地よい。



犬の散歩をする人が3組、エクササイズで歩いている人が4人、
泳いでいる人が3人、カイトサーフィンをしている人が一人。以上。
ポリスマンが、4輪バギー3台に乗って、ビーチをパトロールしていた。

カイルアの海は、もともと澄んでいるので気づかないけれど
人が来なくなって、水はいつもよりも透明になっているかも。
ボートや船の数が激減して、クジラが例年よりも陸に近いところまで来るそうだ。
イルカの群れも、増えているらしい。
ワイキキのビーチも汚染されなくなって、透明度が増したと新聞に書いてあった。
地球のために人間ができることって、「何もしない」ってことなんだなァ。


山に囲まれて住んでいる私。
毎日毎日、緑ばかり。
緑も大好きだけれど、こうして海に来ると、やっぱり海もいい。







現状維持すらままならぬ

2020-04-15 13:08:37 | 日記
自宅待機になってかれこれ1か月になる。
私は気づいてしまった。
仕事に行かなくてよくなって、したいことだけゆるゆるとできる幸せに
心はどんどん若返る。
それに反比例して、見かけはどんどん崩れてゆくことに。

まず、この1か月、私は1度も化粧をしていない。
何日かぶりでスーパーマーケットに行くというとき、
さて化粧でもしようかと思ったのだけれど、顔の半分はマスクで覆われ、
サングラスをかけたら、化粧などする必要がない。
それで素顔にマスクとサングラスで出かける。
たとえ朝、化粧をしても、ずっと一人で家で過ごし、そのまま夕方になって、それを落とす。
それってなんだか空しいではないか。
化粧をすると気合が入る気がして、私は化粧が好きなのだと思っていたけど、
見せる人がいるからしていただけだった。


部屋着だけは、1週間目ぐらいに、おのれの姿をまじまじと眺めて改めた。
もともと私は、気に入った服をずっと着る、という傾向がある。
1週間、Tシャツの色が変わるぐらいでほぼ同じ服装で過ごしていて、
心を入れ替えねば1か月でもずーっとそのままだったろう。
あまり袖を通さない服を引っ張り出して、組み合わせを考えながら着るようにしたら、
少し気持ちがシャンとした。


数日前、夫が私の髪を見て、言った。
「週末に、髪を染めようか?」
夫は1度も自分からそう言ったことはなく、私がそろそろ染めたいと言うと決まって
「まだじゅうぶんきれいだと思うけどね」
と言いながら、染めるのを手伝ってくれる。
その夫が、見るに耐えかねて言い出すぐらいの状態に、私の髪はなっているのである。



いつもは寝るときに、前髪にカーラーを2個つけて寝る。
それもやめてしまって、私の前髪は自然体。
あまりに自然体すぎるので、朝のシャワーのあと、カーラーを付けてみた。
夕方になって気づくまで、カーラーは付いたまま。
これではいったい何のためにカーラーをつけたのかわからない。
子供の頃、頭にカーラーをつけたまま買い物しているオバサンを見て
(あのカーラーはいつ外すのだろう?)
と不思議に思ったものだったが、今私はそのオバサンになっている。


すっぴんで。
白髪まじりの頭で。
外し時のわからないカーラーつけて。


私は特に若返らずとも、ただ現状維持でいければいいと思っていた。
しかしその現状維持もままならぬ段階にきているではないか。
坂道を転がり始めると、加速度がつく。
手遅れになる前に、なんとか食い止めねば私はこうなる。


手入れが楽なので、髪の毛は切ってくるくるパーマ
前髪がうるさいのでカーラーを付けたまま過ごし
出かける時には白髪隠しにネッカチーフをかぶり
かかとのザラザラしたところで、脛のかゆいところを掻き
限られた人だけに使える「素顔が一番」を自分にあてはめ・・・


書いていて恐ろしくなったのでこの辺で。
今日はファンデーションを塗って、まつげをカールさせてみた。

「メイクしなくてもいいのに。でもカワイーね」

何がなんでも「かわいい」と言うように訓練されきった夫が不憫だ・・・・