ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

健やかに。

2023年02月23日 | 福伝。

昨日、タレントの笑福亭笑瓶さん(66歳)が、急性大動脈解離を再発、急死というニュースが流れていました。

彼とは僕は同年齢、誕生日も1が月ほどの違いです。

笑福亭笑瓶さん、以前にも2015年12月、ゴルフ場にて急性大動脈解離を発症、その時は、ヘリコプターで救急搬送されて、何とか命の危機を逃れました。

翌月、2016年1月、僕自身が突然急性大動脈解離を発症。

あの激痛を伴う記憶を共有している者としては、言葉が見つかりません。

笑福亭笑瓶さん、お疲れ様でした。

心より御悔やみを申し上げます。

ゆっくり休んでください。

合掌

ある医師の方は、がん患者さんと比較して、大動脈解離の患者さんは、中高年が乗っているバイクが交通事故に遭ったようなものだと例えていました。

バイク好きな僕としては、そうかな?という疑問もあります。

大動脈解離、とりわけ中高年の男性に突然前触れもなく発症する怖い致死率の高い病気の一つです。

高血圧には、要注意です。

寒い冬の時季、三寒四温の時期、寒暖差の大きい場所への移動時、血圧が一気に高くなると突然発症率が高くなります。

発症すると、死ぬのかという不安、失神するぐらいの激痛で動揺します。

心臓から出ている大動脈の血管が裂けるのですから、血液が内臓に漏れて、とにかく激痛が走ります。

とにもかくも一刻も早く救急車で病院の集中治療室へ入らないと命の危機が迫ります。

手遅れとなるかもしれません。

命が助かり生還したとしても、5年後の生存率60%、10年後の生存率は40%だとの事です。

だから、毎朝毎夕には数錠の薬を服用、2~3か月には一度の血液検査、心電図、レントゲンの定期受診、CT検査、食事塩分制限、行動制限も必要となります。

ハードな事は厳禁、してはならないのです。

では、何をして生きるべきなのか?

どう生きるべきなのか?

時々、思い煩います。

同年代の皆さん、日々、リハビリ気分でストレッチが大事です。

健やかに笑って生きてみたいものです。

穏やかに和やかに朗らかに過ごせる時間が、どれほど貴重なものか❗


百年に一度。

2023年02月22日 | 福伝。

先週末、東京、箱根へ。

ぽかぽかの春一番のような陽気でした。

東京は、行く度に驚かされます。

それだけ、人生の選択肢が多い場所なのかもしれません。

自転車の人、増えたなぁ❗子供が乗れる二人、三人乗りの自転車も目立ちました。

地方では見られないバス停で多く待つ人、ペットと散策する人、ジョッギングする人、皇居周辺では数百人単位で走っていました。

3月の東京マラソンを目指しているのかな?

頑張っている人、人・・多すぎる❗

確かに、元気を貰いました。

勇気をいただきました❗

それから、渋谷駅界隈、東京駅界隈、品川高輪周辺の大規模な再開発工事、高層ビルだらけになる大都会東京、大丈夫かな?

日本は、まだまだ東京への一極集中が続くのかな?

東京は競争社会の縮図、道場破り。

虎の門ヒルズです。

同時に、東京は不自然な場所です。

来年春、北陸新幹線の福井県敦賀駅まで延伸に向けて、地元福井県では、福井駅、敦賀駅周辺は、百年に一度の大変革として、大規模な再開発工事が進んでいます。

それでも、東京の再開発に比べると、小規模な再開発です。

福井から、東京と広島は、ほぼ同距離です。

ただ、来年春の新幹線開通後は、福井からは乗り換え無しで関東東京が益々近くなり、広島へは敦賀、新大阪で2度乗り換えが必要となり、鈍々遠くなります。

北陸圏全体が、関西圏中京圏から離れて、首都圏に組み入られるような感覚です。

日本は、77年前の1945年に第二次世界大戦敗戦で民主主義へ、その77年前の1868年は明治維新で封建社会の崩壊。

今は、百年に一度の異次元の大変革の時代だと言われています。

世界中でリ・スキリング・・労働移動という大転職時代。

生まれ育った場所で、一生涯、同じ身分、同じ仕事を全うせざるを得なかった不自由な過去の時代に較べれば、今は、遥かに人生の選択肢の多い自由な時代です。

幸福感も移動するのかな?

♪~~箱根の山は 天下の嶮(けん)♪

函谷關(かんこくかん)も ものならず

萬丈(ばんじょう)の山 千仞(せんじん)の谷

前に聳(そび)へ 後方(しりえ)に支ふ

雲は山を巡り 霧は谷を閉ざす

昼猶闇(ひるなほくら)き 杉の並木~~♪

時代は変わり、今の時代、車を使えば、あっという間に到着します。

時代はまわる、まわる、変わりつつあるなぁ、と想い巡らした今回の東京訪問の感想です。

幸福感もまわるのかな?

福井に戻ると、雪がうっすらと積もっていました。

77年後には、ドローンやら空飛ぶ車が、飛び交う時代になっているのかなぁ?

第一の故郷である百島は、セカンドハウスが軒並み建ち並んでいるかもしれません。

第二、第三の故郷は?

百年に一度、楽しい時代にしないとね❗


デジタル地域通貨の可能性。

2023年02月16日 | 福伝。

今年から、買い物の支払いはスマホ決済にしました。

スマホ決済にすると、お釣りを貰う必要無くなるのです。

どうなるかというと、至極当然、硬貨が財布の中に無いのです。

個人的に困るのは、神社仏閣へのお賽銭となる硬貨がありません。

お金持ちならば、お札をお賽銭箱へ御納めますが、されど庶民には、やはり硬貨が無いと、参拝も遠ざかります。

そうした昨今は、デジタルでのスマホ賽銭も可能な神社もあるとか❗

これからは、今後どんな消費社会になるのかな?

穴の空いた五円硬貨に付加価値が付くかも。

いよいよ、福井県が今年11月からは県内で使用できるデジタル地域通貨を導入する。と発表しました。

全国で民間含めて20程度の自治体が既に地域通貨の促進展開しているそうですが、都道府県単位での導入は、全国的にも珍しいとの事。

個人的には、大賛成です。

経済価値を決めるのが、法定通貨(円やらドルやらユーロ)だけならば、今の市場経済、資本主義が変わらないからです。

地域の電子マネー、デジタル通貨ならば、経済価値を変える可能性があるからです。

法定通貨ファーストでは、財政、金融、ビジネス先行の利益優先、社会格差の要因となります。

お金に賞味期限を❗となってしまいます。

例えば、田舎での草むしり、草刈り、雪掻き、道そうじ等々、その他ボランティア活動、善い行いをすれば、ボイントが増えるようにデジタル地域通貨が貰えるという発想です。

町内会費も地域通貨が使えるようになるかもしれません。

そうなると、地域の自治会活動神社のお祭りを含めて、地域活動する方々にも地域通貨が配分されたり、その地域のモノが買えるという地域の経済流通にも波及効果が広がるのでは?

デジタルテクノロジーの可能性?

投機的な暗号資産(仮想通貨)とは全く異なるデジタル通貨の役割です。

デジタル地域通貨を使わず貯えると、そのまま使用期限で終了。

実際、ポイント制度も年内使用期限を設定を設けつつあります。

新しいお金、デジタル地域通貨の登場によって使いきるという商品券のような消費感覚も生まれるのでは?

別次元の経済価値レベルが上がるのならば、他企業、他地域通貨との交換が可能となるような未来を灯す予感がします。


Happy X-mas ❗

2022年12月25日 | 福伝。

今年も残り、一週間。

今日は、ハッピークリスマス❗

昨日のクリスマスイブは、地元での小さな旅。

ふくい鉄道に乗って武生まで、行って参りました。

この「ふくい鉄道」、今、静かなブームになっているのです。

この電車、ゴトゴトと、街中、民家をすり抜けて、雪原を眺めながら、福井~鯖江~武生(たけふ)を往来するのです。

 

電車も、色々とすれ違い楽しそうに走っています。

因みに、他県から来た撮り鉄の方は、この修理中の電車の写真を撮っていました。

古くて、珍しいのだとか❗

海が見える鎌倉の江ノ電はとても人気があるけれども、福鉄は、それ以上になるポッテンシャル、可能性あり、乗っていて楽しいというコメントもありました。

特に、冬の時季の雪景色は、いいなぁ。同感。

武生到着。

この武生は、歴史満載の街。

平安時代、紫式部が暮らした地、それから現代文学だけで絞ると、児童文学者かこさとしさん、いわさきちひろさんの生誕地。

昭和では、歌人の俵万智さんが、高校時代の3年間、この福鉄を使って、武生から福井市内の田原町まで通学していたとの事。

因みに、昔の職場の同僚が、早稲田大学の放送研究会?に所属していて、当時同学年の俵万智さん、フジTV の軽部アナも一緒にいたけど、「あの頃には、その後の活躍は全く予測出来なかった」と言っていました。

人生は、分からないもの。

それでも、生き残らないとね。

首都圏と違い、圧倒的に人口の少ない北陸。

同じく、社運がかかる福鉄(ふくい鉄道)は、土日には、格安の一日フリーチケットを発売したり、他社えちぜん鉄道との協力、取り組みには目を見張るものがあります。

僕も、今回乗りたくなりました❗

アニメの聖地を目指しているようです。

故郷の備後商船にも期待。

ハッピー、メリー、クリスマス❗


立冬

2022年11月07日 | 福伝。

今日は、立冬。

昨日は、越前がに漁解禁、ズワイがに(極)が過去最高の310万円で落札されたとの事。

景気のよい話題となりました。

50年前の昨日、福井県内の北陸トンネル内で走行中の大阪発青森行き急行列車「きたぐに」の食堂車から火災、多数の死傷者が出る大惨事となりました。

この大事故、よく覚えているのです。

高校1年生、通学途中の朝、山陽本線尾道駅に行くと、電車が全部止まっているのです。

「北陸トンネル内火災事故の為、運航中止」と、白いチョークで黒板案内に書いてありました。

遠く離れた北陸本線の福井県と山陽本線の広島県とは、関係無いのでは?

実は全くそうではなく、北陸本線の上り下りが止まると、山陽本線と北陸本線を走る青森と九州まで走行中の貨物列車が全部止まっている状態だったのです。

あの日、学校を休めた記憶が鮮明に残っているのです。

昨日の地元新聞記事コラムに、あの急行ゆきぐにに乗車していた当時19歳の少女の話が載っていました。

九死に一生を得て救出されたものの、煙で声帯を痛めて、あまり声が出ないというハンディを持ったとの事。

高校教師になる夢を諦めて、当時の井村屋製菓の福井営業所にアルバイトで入社。

夜間、経理学校に通い学んだとの事。

「奇跡的に生き延びた私の人生は、生きて働いて恩返し、犠牲者ヘの恩返し」というのが、人生のモットーになったとの事。

事故から50年。

この少女は、今、井村屋グループ初の女性社長、中島伸子さん。

カニよりも、井村屋のあずきバーを食べたくなった立冬です。


ファースト・ペンギン。

2022年10月20日 | 福伝。

山に登る前、その計画に躊躇するような否定的な言葉を発する者とは、一緒には登りません。

登山中、必ずトラブルが起こる要因が生じるからです。

「上から目線」という言葉があります。

高見からの見下ろす、見下す、見下げる様を喩えていますが、もっと高見を目指すならば、そのリーダーの言葉、資質が問われます。

昨日、元統一教会との関係を問われた山際大臣の発言、こんなに国民を馬鹿にした見下したような答弁内容もあるのかと驚きました。

この大臣、山際どころか瀬戸際に立たされて、自分の立ち位置が分からないのでは?

山登りは無理、日本丸は座礁、船長である岸田首相、即刻何か手を打たないとね❗

来年、広島でのG7サミットまでは、岸田内閣は維持して欲しいというのが、個人的な要望です。

一方、淡路島の対岸、明石市の市長さんの辞意表明。

繰り返す暴言問題に責任を取る形で辞任するとの事。

ファーストペンギンのような施策、実行力のある市長だとの評価があります。

暴言を吐いた相手は、市職員、市議会議員だとの事、市民相手ではないとの事。

辞意表明後、留任を求める声、我が街の市長になって欲しいという全国からの声が上がっています。

辞任後、明石の泉市長、国会議員になればよいのにと思います。

昨晩、日本テレビ系列のドラマ番組「ファーストペンギン」を観ていました。

山口県の漁師集団を率いる女性リーダーが主人公、魚を売る新しいモデルケースを構築するビジネス物語です。

実在のモデルとなった人物は、福井市出身の女性。

今月の福井市広報誌です。

アニメ「チラムネ」の世界を推しています。

ファーストペンギンとは、高見から最初に飛び込む存在です。


次は北信越だ。

2022年08月23日 | 福伝。
昨日の夏の甲子園決勝戦。

百年にわたる東北勢の悲願、やっと扉を開けた仙台育英高校の優勝、おめでとう❗

そして、山口県勢の64年ぶりの優勝ならず、されど7度目の準優勝回数は、日本一。

思い出すのは、僕が20代半ば、池田高校初優勝の夏。

決勝戦相手は、広島商業、大敗の準優勝、無念でした。

それまでは、広島県勢、決勝戦では、ほぼ負けないというジンクスがありました。

そのジンクスを打ち破ったのが、打て、打て、打て❗の池田高校でした。

徳島県勢としても、悲願の夏の甲子園初優勝。

あの頃・・勤務に異動があり、上司につれられて内幸町の日本石油本社ヘ挨拶回り。

上司と懇意にしていた日本石油の社員の方にもご挨拶。

帰り際、「彼は甲子園の優勝投手だったんだよ。板東英二に投げ勝った人」だと教わりました。

頂戴した名刺の名前から辿ると・・今から64年昔、昭和33年夏の甲子園優勝チーム、山口県代表柳井高校野球部主将、投手。

準優勝校となった決勝戦相手は、徳島県代表の板東英二投手を擁した徳島商業。

その甲子園大会での板東英二投手の奪三振83個は、未だに破られていない高校野球記録です。

20世紀、食の革命を興した安藤百福さんが発明した世界初インスタントラーメンが売り出された昭和33年の夏でした。

さて、プロ、アマで野球を続けた人、活躍した人、活躍しなかった人、野球から離れた人、タレントになった人、道を踏み外した人・・かつての甲子園球児の人生もいろいろです。

・・高校野球、何故かな?

世界中どこを探してもない高校生が主役で盛り上がる大会。

甲子園の熱闘。

今年も観ていて楽しめました。

64年ぶりの優勝を逃した山口県勢、残念です。

球速140キロ台出す4人の投手を擁した仙台育英は、これからのチーム作りのお手本となるのかな?

第104回大会での白河の関を越えた東北勢の初優勝、素晴らしいです❗

夏の甲子園、優勝していない地域は、北信越地区のみとなりました。

石川県、富山県、新潟県、長野県、そして、福井県勢のこれからの奮闘努力、活躍を期待します❗

次は、北信越だ❗



君と走った青春。

2022年07月17日 | 福伝。

中学生の頃に聴いた「走れコウタロー」。

本命穴馬かきわけて~走れ走れ、面白くて楽しい歌でした❗

「走れ」という言葉は、心が走り出すような魔法の響きがあります。

爆風スランプ、ももいろクローバーZ 、なごり雪然り。

高校生の頃に聴いた「岬めぐり」。

この失恋歌の言葉、窓に広がる、いつか、この悲しみ、町に戻ろう。

悲しい気持ちなのに、未来ヘ希望を灯すような歌でした。

この歌を手掛けた山本コウタローさん(73歳)が亡くなりました。

お悔やみを申し上げます。合掌

当時、我々世代では深夜ラジオの世界でも若者の兄貴分のような存在でした。

特に受験生の間では、抜群の人気を誇ったものです。

ご本人自身、一浪して上智大学入学後、東大を目指したものの学生運動で東大入試中止の為、一橋大学ヘ進学。在学中にあの「走れコータロー」でデビュー、大ヒット。卒論は「誰も知らかったよしだたくろう」。

卒論に同年代の吉田拓郎さんをテーマにして書き上げるのも視点が斬新です。

浪人時代、同じ下宿人だった清水君を思い出します。

彼は、山本コウタローさんの大ファン。

山本コウタローさんが、浪人生に呼び掛けた事がありました。

1月のある日の早朝、学問の神様、亀戸天満宮で一緒に合格祈願をしよう❗

清水君、一応皆を誘いましたが、結局僕と二人で亀戸天満宮ヘ。

あの日の早朝、ダッシュ、全力疾走したね❗

山本コウタローさんとちゃんと握手して、お話もして激励もいただきました。

帰りに、日本橋の三越デパート前のライオン像の前でガオーと叫ぶと合格出来るというアドバイスも頂いて、清水君と二人で雄叫びました。

清水君と下宿屋に戻ると、その話題でしばらく盛り上がりました。

清水君と僕は、進学校出身ではないのです。

どういう事なのか?

分かりやすく言うと、例えばです。

世間に出しても、自慢できる恥ずかしくない子供若者。

世間に出しても自慢できない恥ずかしくなる子供若者。

僕と清水君は、どちらかと言えば、世間に出しても自慢できるような事もなく恥ずかしい若者でした。

でも、僕らは下着泥棒なんかする破廉恥な人間ではありません。

進学校出身の浪人生は、何か勉強の仕方、学力を身につける方法を知っているのです。

同居していた北海道と鹿児島出身の浪人生、それぞれ地元の有名な進学高校出身で、仲良く早稲田と中央大学法学部に両方合格、それぞれ早稲田と中央に分かれて進学、一人は裁判官、裁判長になりました。

その後の清水君、二浪目覚悟の受験結果状態。

🎵ところが奇跡か 神がかり

いならぶ名馬を ごぼう抜き
いつしかトップに おどり出て
ついでに騎手まで 振り落とす

走れ走れ コウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ 走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ

走れ走れ走れ走れ 走れコウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ走れ走れ 走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ

最後に、清水君、日大芸術学部に進学できました。

フジテレビ、日本武道館へ連れて行ってくれた清水君。

真夜中に下宿屋を抜け出して深夜スナックに連れて行ってくれた清水君。

一度、清水君と再会。

その後、消息不明。

君と走った青春を忘れません。


深大寺 青春の杜。

2022年07月13日 | 福伝。

調布市深大寺。

上京して予備校通いの浪人生の頃、下宿していた新宿区牛込原町から、一番よく訪ねた場所。

当時、深大寺ヘは、中央線吉祥寺駅丸井ビル前からバス、あるいは京王線つつじヶ丘駅前からバスで通う不便な場所にあり、兄が暮らしていた下宿先が深大寺だったのです。

不思議な下宿屋でした。

通常は各部屋の仕切りはドアだけですが、そこの仕切りはドアだけでなく廊下側にも窓があり、それが開けた窓の役割をしている雰囲気がありました。

下宿人は、兄を含めて5人ぐらいだったかな?中央線、京王線界隈の大学生。

代々、先輩方からマージャンを教える風潮があり、雀荘のような下宿屋でした。

何故か知らないけど、「赤い鳥」の後藤さんというフォークシンガーの方も、時々、マージャンをする為に遊びに来るとの事。

紙ふうせん、翼をください・・連想します。

下宿していた大学生の先輩方、皆さん兄と同じ歳で、浪人生だった僕をよく可愛がってくれました。

亜細亜大学の軟式野球同好会に所属していた身体がゴツい先輩。

「うちの大学は楽しいぞ。短大も併設、キャンパスには女子学生がいっぱい。周辺の大学生がよく学食に遊びに来ているぐらいだ。勉強出来なくても単位も取りやすい、うちへ来い。うちの大学は楽しいぞ❗」

私立男子制の工業高校を卒業したばかりの僕としては、心が大きく頷きました。

翌年、武蔵野にある亜細亜大学ヘGo と相成りました。

さらに、武蔵野吉祥寺にある成蹊大学アーチェリー部に所属していた先輩。

とても優しい方でした。

小学校からの一貫校成蹊大学ヘ来いとは薦めなかったです。

ご本人もお坊ちゃん育ちなのでしょうが、そんな素振りは一切なくて、成蹊大学はそれなりにお上品だと言っていました。特にアーチェリー部には、お金持ちの坊ちゃんばかり、国会議員の息子もいるとの事。(後の安倍元総理大臣です)

あの先輩、今どんな想いでアーチェリーとの青春を振り返っているのかな?

ファイトです❗

さらに、いつもサンダル履きだった法政大学工学部の先輩。

自称湘南ボーイの楽しい人でした。法政大学工学部は男ばかり、亜細亜大学が羨ましいとの事。

「ルージュの伝言」がヒットしていた頃、この歌手は必ず大物になると予言していました。まさかとは思いましたが、予言通り荒井由美さんは大当たり。

旅好きだった先輩、学生時代、百島の我が家まで遊びに来たり、その後、英国で一度ロンドンを案内した際には、そっと謝礼を僕のバッグの中に置いて帰国、しなくてもいいのに、その心遣いに感謝。

いつまでも、元気であってほしい先輩です。

振り返れば、あの深大寺。

兄を含めた先輩方、最寄り駅までバスで通わなければならない不便な、あの深大寺にある下宿屋を何故選んだのだろう?

雰囲気かな?

進学後、僕は、それが嫌で、最寄り駅に歩いて行ける下宿先を選びました。

それでも、深大寺ヘすぐに行けるように中央線沿いの荻窪を選びました。

でも、僕の下宿生活は、あの深大寺のような深く大きな結び付き、絆はなかったです。

各部屋はドアで仕切られていて、卒業すれば、そのままお別れでした。

深大寺の青春。

社会人になっても、深大寺での青春群像は忘れられずにいました。

暮らしたアパートは、京王線沿いの国領、深大寺と同じ調布市内を選びました。

もう何十年も行っていない深大寺。

縁結びと蕎麦で有名な深大寺。

深大寺は、気持ちの中で遠くにありても近い青春の杜です。


昨日今日明日への希望。

2022年07月03日 | 福伝。

昨日からKDDI のトラブル、au のスマホを使っているので、大変です。

昨日は、半夏生、鯖寿司を食しました。

暑い暑いとはいえ、職場も家庭も移動の車もエアコンが効いて快適です。

エアコンが無かった昔の方が酷暑でした。

最近、問題となっている「底辺の職業ランキング」、馬鹿な愚かしい事を言うものです。

職業に貴賤無し、但し、給与差別有り。

格差社会、貧困社会を無くすのが、政治力。

昨日、期日前選挙に1票を投じて参りました。

表に出ると、自民党関係者が大動員されて、福井県選出の自民党国会議員が全員揃っていました。

メディアも警察関係者もいっぱい。

何事かと思うと、岸田首相の選挙応援演説があるとの事。

岸田首相のお話を最後まで聴いて帰宅。

芸能界のショウのような熱気でした。

日本の底辺となるべき職業は、政治家と芸能人とスポーツ人ではないのかと?

もっと、日本の底力を示して欲しいものです。

もっと、日本の貧困社会、格差社会に対して打破を❗

もっと、日本の元気を底上げして欲しいものです❗


All Right❗

2022年06月25日 | 福伝。

フォークグループ、マイペースの森田貢さん(68歳)がなくなったいうニュース、合掌。

マイペースと言えば、大ヒットしたのは「東京」・・懐かしいなぁ。

🎵東京ヘは何度も行きましたね。君が住む花の都、東京ヘは~🎵

懐かしいなぁ❗

この歌がラジオからよく流れていたのは、上京したばかりの18歳、東京生活が始まったばかりの1975(昭和50)年でした。

同じ頃、大ヒットしたのが、イルカさんが歌っていた「なごり雪」🎵東京で見る雪は最後だと、汽車を待つ君が~🎵

さらには、「木綿のハンカチーフ」も大ヒット。

後に、「🎵死ぬほど憧れた東京のバカヤロー」と熱唱する長渕剛さん、湘南を大アピール、さらに東京ビクトリーを歌うサザンの桑田佳祐さんは、まだデビューしていない。

昔も今も、東京をテーマにした歌は、なんと多い事か❗

東京には人間が多い、その数だけ人間ジャングルのドラマがあるのでしょう。

しかし、東京の名を使って、海外でヒットした歌は、あるのかな?

思い出す限り、皆無です。

かつて英国のバンド Japanが歌った Life in Tokyo・・いい曲だったけど、世界では今一つ。

日本人が思い描く都会と田舎、外国人が思い描く日本と東京と地方には、ズレがあるようです。

昭和初期に生きた作家太宰治の言葉を借ります。

「火の鳥」から抜粋。

「あたし、もう、いやになった。あなたを相手に、こんなところで話をしていると、死ぬるくらいに東京が恋しい。あなたが悪いのよ。あたしの愛情が、どうのこうのと、きざに、あたしをいじくり廻すものだから、あたし、いいあんばいに忘れていた。あたしの不幸、あたしの汚なさ、あたしの無力、みんな一時に思い出しちゃった。東京は、いいわね。あたしより、もっと不幸な人が、もっと恥ずかしい人が、お互い説教しないで、笑いながら生きているのだもの。あたし、まだ、十九よ。」

「でも、ねえ。あの子を、いま田舎へかえすなんて、やっぱり、残酷よ。よく、そんなこと、言えるのね。あの子を国へかえしちゃいけない。あなたは、あの子が、去年どんなことをしたか知ってるわね。どんなに笑われたか、知っているわね。東京は、いそがしくて、もう、そんなこと忘れたような顔していて呉れるけど、田舎は、うるさい。あの子は、きっと座敷牢よ。一生涯、村の笑われもの。田舎の人ったら、三代まえに鶏ぬすまれたことだって、ちゃんと忘れずに覚えていて、にくしみ合っているんだもの。」

1975(昭和50)年、マイペースの「東京」が大ヒットしていた頃、あまりヒットはしないものの、「東京の水」を歌ったずっと今も耳に残る歌があります。

M氏への便り

作詞 吉田健美  作曲 杉本真人

東京の水って? 

都会の夢を流す事かな?

都会の夢を飲み干す事かな?

百年昔も今現在も、人間は、とりわけ若者たちは笑いながらも毎日頑張って生きてゆける未来の場所を探しているのです。

🎵 Don't worry  Be happy ;

All  right !


Coda コーダあいのうた

2022年04月06日 | 福伝。

本年度アカデミー作品賞受賞映画のコーダ、やっと福井で先週から上映開始。

早速、観て参りました。

ここ10年の観た映画の中でも、とても清々しい感動作品でした。

海沿いの小さな町に暮らす漁師一家、聴覚障がいの父母、兄を持つ家族の中で、一人健聴者である10代の娘の家族愛。

そして、一人歌うことへの夢。

聞こえない耳に届ける、あいのうた。

まさしく、タイトル通りの素晴らしい映画でした。

手話が、台詞となるのも違和感がありません。

音が聞こえないという世界、発声がおかしいという世間体とのコミュニケーション、それに繋がる差別的な意識というのは存在します。

でも、勇気を出して乗り越えないとね、それを教えてくれるお薦めの映画です。

ところで、アメリカ英語の手話は凄いなぁ❗

(35年昔、英語の視覚言語(手話)を少し学びました。)

アルファベット数は26文字、だから本当は手指10本で全部の単語を表す事ができるのです。

手話も、言語同様に各国、各文化圏によって異なります。

にも関わらず、あの素早いアメリカ手話は、世界共通化の可能性があるのかも?

35年前当時のイギリス手話では、日本人、中国人を意味する手話は1つのみ、両手で目のこめかみを上に持ち上げる吊り目にするジェスチャーでした。

今は、国際試合でそんなことをされたら侮辱、差別表現として大問題となります。

以前職場で、目の不自由なリハビリ担当の方に、何を基準に相手の人間性を判断しているのかと訊くと、声の音色、優しさ、穏やかさだと答えていました。

言葉という音声言語の怒声、奇声という表現は、不気味かもしれません。

その一方、視覚言語という手話という手段でコミュニケーションを図る聴覚障がい者の方は、人間の表情表現をつぶさに判断できるのでしょう。

4年前の夏、真夜中に御殿場から富士山登山を目指していた少女(聴覚障がい者)ばかりのグループと途中まで同じペースで進んだ思い出があります。

夜が明ける前、ペースダウンした僕に、別れ際に声掛けのない笑顔だけのエール❗ 今日観た映画のコーダに繋がりました。

話は飛びますが、幸運の指クロスと古武道の指の開き、似ています。


青春は気が抜けた時代。

2022年03月31日 | 福伝。

先日、2台のバイクのお掃除。

冬期間、エンジンをかけてなかったものだから、2台ともバッテリーがあがっていました。

息子に頼んで、何とかエンジンが起動しました。

とりあえず、原付バイクを慣らし運転で近距離ツーリング。

それが油断となりました。

途中、後輪タイヤの空気が抜けて、ふらついてパンクしたかのようにペッチャンコ、ガソリン燃料も黄色ランブ。

仕方なく、約2キロ先のガソリンスタンドまで原付バイクを押して歩きました。

60代半ばの高齢者の身でバイクを押して歩くのは、シンドイ難行でした。

原付だけど、しんどかった❗
 
しばらく乗っていなかったから、パンクではなかったけれどもタイヤの空気がなかったのです。
 
バイクを押して歩いていると、青春を思い出しました。
 
青春とは、気が抜けた時代と言うべきかな?
 
若者がバイクや自転車を押す姿は、何故か青春のイメージと重なります。
 
若い時は、油断して準備しない事が多いからです。
 
が、60代半ばの高齢者が押して歩く姿は、ちょっと悲哀感が漂いました。
 
歳を重ねると油断大敵を学び、その経験値から臆病になって構えるようになり、こういう失敗は少なくなるはずですが、バイクのタイヤの空気圧を見過ごして油断しました。
 
 
青春は気の緩み。
 
まだまだ60歳代の気の緩み、青春ど真ん中に生きていると錯覚、楽観視する事に気分転換しています。

さて、それに較べて一昨晩のW杯サッカー最終予選、日本対ベトナム戦。

既にW杯出場を決めている日本代表の戦いぶり、今ひとつかな?

でも、個人的に応援している旗手怜央選手(24歳)が日本代表として初めて先発出場、ピッチに立ちました❗

旗手選手、後半に交代したけど、悪くはないプレーでした。

それにしても、地域リーグ↔JFL↔J3↔J2↔J1リーグへと勝ち上がる日本のサッカー界のピラミッド式システム。(余談ですが、地元福井県の一番強いサッカーチームは、もう何年もJFLリーグを挑戦していますが、北信越の地域リーグで低迷しています。)

つまり、その頂点のJ1リーグで活躍する選手は一流レベルなのです。

さらに海外のリーグで活躍する海外組、その中から競い合い日本代表となる超一流レベルとなるのは、非常に狭き門。

今現在、日本A代表は35人、さらにW杯本番への日本代表となれる選手は23人ヘ。

これから、W杯本番に向けて監督コーチの解任を含めて、代表選考の熾烈なサバイバル競争が始まります。

日本代表に生き残る為、20代という若者が、こうした試練を乗り越えるのは至難の技、この競い合いの重圧感は、逃げ出したくなるようなストレスだろうなぁ。

キツいだろうなぁ❗

個人的に応援している旗手怜央選手、気を抜かず覚悟を決めて世界が注目するW杯本番の日本代表を目指して挑戦して欲しいものです。

とは言うものの、愛想よく精を出して楽しそうに振る舞わないとね❗

若者向けの番組で、考えさせられた発言がありました。

「大人は若い頃は何度も失敗してもよいと言うけど、受験に関しては、人生が決まるから失敗はしない方がよい、と言うのは何故?」

不安な心で未来を想い描くのも、不安な眼差しで将来を見つめるのも、飛躍への歩幅が小さくなるだけです。

当たり前の空気感は、どこか空しく、「青春は気が抜けた時代」だと言いたい。

大きく膨らませるのは、日々の希望と明日への待ち遠しい期待感。

今日は長く書き連ねました。


運勢

2022年03月18日 | 福伝。

福井地方、先週末は晴天下。

冬から春へのノーマルタイヤ交換の時季。

タイヤ交換後は、空気圧のチェック、洗車、ガソリンスタンドは大賑わいでした。

車をピカピカに磨きあげている方が多かったです。

多分、車をビカピカに磨きあげる方は、家も綺麗に片付けているのでしょう。

人間も小綺麗にしているのでしょう。

車にキズが付いたら気にかかるでしょう。

事故でも遭うと、心の中は戦争状態。

昔、信号待ちしていた車に追突した事がありました。

追突された方、車から降りて来た方、後ろのバンパーを見ながら、僕に言いました。

「これぐらいのキズならば大した事もないので、気にしなくてよいですよ」と立ち去りました。

こういう方は、今の時代滅多に居ません。

命の洗濯。

命よりも重いものは無いと言いながら、世界は残酷だらけ。

歴史は、残酷物語で満載です。

誰もが人生は、ハッピーエンドで終わりたいものです。

それが、乗り合わせた人生という船の行き先、進路という波に翻弄されます。

生まれた国、育った地域、暮らした家、家庭環境、学んだ学校、働いた職場、それらの人間関係、組織等々・・・すべてが乗り合わせた船です。

人間そのものが、乗り物という自力で漕ぎ出す小さな一つの舟なのでしょう。

身体は資本です。

元気は言うなれば、利益利率かな?

でも命には、寿命があります。

その有限な命よりも価値が軽い「お金」は、半永久的に無限に残るのは、不可解です。

富める財を載せた船は、どんどん溜め込み、その財宝ザクザクの宝船にまとわりつくのが、命という小舟の群れ、人間の行列です。

これでは、人生のハッピーエンドでは無いですよね。

億万長者になりたいならば、それがハッピーエンドでしょう。

お金に賞味期限を設ければ、沈没間近の貧しい船に乗り合わせたとしても救えると考えます。

国際基準のルールとして、人間への最低賃金の補償、最高賃金の規制を❗

大国、集団という巨大船、小国、個人という小舟、それぞれの世界の中にある争い、強いては戦争という差別化を無くす為にも、21世紀の新人類は出来る所から知恵を出さないとね。

小さな声も繰り返し言えば、いつか通じてよりよい知恵が生まれて来るはずです。

お金に賞味期限があればいいなぁ。

運勢は、ハッピーエンドにならないとね。


言論の自由

2022年03月17日 | 福伝。

言論の自由という重み。

昨日のウクライナのゼレンスキー大統領が、アメリカ議会で演説していました。

日本の国名が出たわけではないけど、リメンバー・パールハバー(真珠湾攻撃)、9. 11を思い出して欲しいと訴えていました。

かつての日本は、世界に侵略国として認知されているんだなぁと考えさせられました。

そのあと、宮城県福島県の地震のニュース、関東地方も停電・・瞬く間に世界に配信されていました。

天災に向き合えば、地球上の戦争という人災は悲しい気持ちばかりになります。

最近、驚いたニュースは、ロシア国営ニュースの生中継中に、女性職員がプラカードを持って、戦争反対、プロパガンダに騙されるな❗と伝えている映像。

言論の自由が無いというのは、今更ながら牢獄の世界にいるような感覚を持ちます。

今のロシアという国、中国という国、北朝鮮という言論の自由が無い国。

例えば、こんな事も言えないのでしょう。

自民党が、年金受給者に5000円を支給案・・子供にお年玉を与えるように高齢者が喜ぶと考えているのかな?

言論の自由として言わせていただく。

日本の政治家はバカばかりなのか❗

戦争を知らない我々の世代は、運良く戦争を知らないまま人生を終える逃げ切り世代かも?

中国、ロシア、北朝鮮に囲まれている日本は、台湾有事になると他人事で済まない。

子供や孫の世代が大変・・戦争体験世代交代とならないように❗

平和な時代が続くように。

私利私欲の権力闘争、国益の衝突、戦争反対です。

ロシアは、月給80万円相当でシリア兵をウクライナの最前線に派兵する予定です。

お金の為に人殺しする人間、命よりもお金の方が重くわけない❗

お金に賞味期限を❗

ウクライナ駐在の日本大使松田さん(福井出身)が、偶然テレビで祖国日本、しかも故郷の福井駅前の恐竜モニュメントに青と黄色の光で照らし出した画像を目にしたそうです。

涙が出るぐらい感激したと、ウクライナから福井の地元テレビ局に伝えていました。

世界の片隅からの小さな声、小さな支援であっても届く、言論の自由という重みなのでしょう。