ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

腑に落ちる。

2017年02月21日 | 千伝。
いつも、いつまでも、健康でありたい、健康で生きていきたい。

そんな希望ばかりを強く願うばかりでは、人生が苦しいのです。

昨日は、山を眺めていました。



昨日は、楽しかったです。

今日は、背中が痛くて・・少し苦しいです。

明日は、また楽しいのでしょう。

いつも、楽しいばかりを期待すると、とんでもないことになります。

生、老、病、死・・「変わる」のが生涯。

「変わる」を恐れては何にもなりません。

今日は、歯医者さんに歯石を取っていただきました。

食べなければ、生きていけません。

今日も、美味しい食べ物を、お金を出していただきました。

お金がなくては、生きていけないのが世の中です。

「変わらない」ためには、お金が必要です。

「変わる」には、お金は関係ありません。

その世の中の話では、ありません。

この世の口の話です。

口がなければ、食べられません。

口は必要です。

そして、歯がなければ、食べ物を噛み砕いて胃の中へと落とせません。

「腑に落ちない」とは、そういうことらしいです。

道元禅師は、歯の大切さを熱心に弟子に教えています。

無理難題な苦行を行うよりも、「歯を磨くごとく、とぎ洗ふべし」と教えています。

健康な人、健康な人生は、必ず歯を大事にするとのこと。

腑に落ちる話でした。