ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

想定内の難題。

2020年04月03日 | 百伝。
昨年の今頃は、平成最後新年度、翌月からの新元号令和に向けて、何かしらの期待を込めての新年度でした。

1年後の現在は、世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス感染拡大・・・歴史的な事件となりました。

今や想定外から想定内の難題が山積み状態。

知人の同居している息子が濃厚接触者として、2週間自宅待機、と同時にその家族も自宅待機となりました。

この状態で感染者が増えると医療崩壊が叫ばれていますが、これに連鎖して、介護崩壊、保育崩壊が続くのは間違いありません。

職員一人が感染すると、その施設は機能がストップ、預り保育児童も施設内居住の高齢者も行き場所を探すのが極めて困難になります。

自宅もしくは身内宅に身を寄せる、自宅待機となります。

今の経済優先の日本社会では、かなり限界があります。

その一方で、世界経済、国内経済の失速ばかりが問題視されていますが、世界の医療、介護、保育の福祉制度そのものも問われているのです。

世界中で失業者が溢れる経済情勢と生活保護者が蔓延する経済指針、どちらの比重が人間らしい生活が維持できるのか?

このコロナ感染が終息したあとの世界各国では、ベーシック・インカム制度が現実味を帯びるかもしれません。

今日、ある経済学者がユニークなプランを語っていました。

日本国民全員に一人当たり毎週1万円を感染が収束するまで支給するという案でした。

富裕層、貧困層の格差は、所得税によって調整できるとの由。

このプラン・・・是非共、政府は、真摯に受けとめて欲しいものです。

さて、日本政府(厚生省)が、一住所当たり、二枚の布製マスクを支給するとのこと。

先日、厚生省からは、全国の介護職員を含めて、各1枚の布製マスクを提供、既に小生も頂戴しています。



例え、効率的でなくても、意味がなくても、1枚のマスクを作ってくださった方に感謝です。

不満は言いません。

言えば、ストレスが増えるだけです。

感謝しないと、パワーやらエネルギーが湧いて来ないのです。

新型コロナウィルス感染に打ち克って、完全な形で東京オリンピックの開催を目指すIOC、JOC、日本政府。

如何に都市生活が砂上の楼閣、脆弱なものか、考えさせられる日々です。

今の状況に、災害が加わり、電気が止まり、水道が止まれば、マスクやらオリンピック開催処の話ではありません。

オリンピックのアスリートの活躍よりも、スーパーマーケットで、ドラッグストアで、無礼な客に対応する店員の方々、商品を陳列して、店頭レジで商品を捌く、店員の皆さんが、都市生活の日常を支えているのです。

今回の新型コロナ感染が終息したあとには、新たな文明開化が拡がることを期待します。

最低限、自給生活ができる田舎暮らしが、自然淘汰という免疫力かもしれません。

今日4月3日は、子供時分、百島の山登りの日でした。

現在の子供、若者たちが、よりよい未来の高齢者として暮らすために。