花筐 めならぶ人の 映画かな
大林宣彦監督 桜咲く四月に逝く 82才
映画 尾道三部作 転校生 時をかける少女 さびしんぼうに続き ふたり あした あの、夏の日 や花筐など。海辺の映画館ーキネマの玉手箱が遺作となった (中国新聞より)
ロブ-グリエ(1922~2008年2月18日)の影響を受け、嫉妬の距離感。
時間を覗く人。
迷路の中で、未来の映画への道を具現化したのかも知れない。
♪君と住む 程だにありし山里に 独り残りて有明の
つれなき春も杉間吹く 松の嵐も何時しかに 花の跡とて 懐かしき 御花筐玉章を
抱きて里に帰りけり~
昭和13年生まれ。
美空ひばりさんと同年代の大林監督は、この令和2年のコロナウイルスに支配された時間の中で昭和へと還っていった。