昨日、一昨日、全国のトップニュースは、関東地方での大雪による事故多発を伝えていました。
都会の交通体系は、僅かな雪にも滅法脆弱に映ります。
何故かな?
田舎生活を忘れた都市生活者。
最近思うのは、団塊の世代、とりわけ都市部の後期高齢者が要介護となる近い未来、どうなるのかな?
この現実問題、現状維持のままならば、とても心配です。
団塊の世代とは、昭和22年(1947年)から昭和25年3月までに生まれた戦後のベビー世代、日本の人口比率で大きな割合を占める高齢者世代です。
高齢者人口が多い為、少ない年金受給生活者は経済的理由で、高齢者用施設には入居できない状況になりつつあります。
今後、団塊の世代の家庭から、かなりの人口割合が悲惨な介護難民生活になると思います。
老々介護、認々介護、生活破綻、突き詰めて介護殺人、自死、孤立死、否応なしに迫る経済格差社会の負の連鎖です。
やんちゃで悪質な高齢者は、3食冷暖房付きの刑務所暮らしを目指す筈です。
政府が異次元の少子化対策を行うにしろ、人生末期が、悲しい老後生活で終るような幕引き都市劇場のような国家、市民社会に、誰が新しい人生を預けたいと思うのでしょうか?
僕らは「もはや戦後は終わった」と言われた昭和31年に生まれました。
そして、昭和35年の池田内閣の国民所得倍増計画、日本の経済成長の始まりです。
それでも子供の頃、日本は貧しかったという記憶があります。
それをもっと実感していたのは、団塊の世代だと思います。
大きくなるにつれて、白黒テレビが、カラーテレビが、洗濯機が、冷蔵庫が、家の中に入って来ました。
成長するにつれて、日本は豊かになっているという実感もありました。
日本社会は、豊かな未来だという期待、希望です。
日本の高度経済成長と共に、30歳代まで歳を重ねて成長したのです。
平成時代になるとバブル経済が弾け飛んで経済停滞どころか経済低迷時代へ、今で言う「失われた30年」です。
実際振り返れば、40歳代、50歳代、60歳代よりも、20歳代の若い頃が一番収入が多かったのかも知れません。
未だに日本は経済先進国なのかな?
再び経済途上国でもよいかも?
今や、日本は超高齢化社会の先頭を進んでいます。
敬老という言葉の重みがある国家、社会にならないとね。
経済優先社会は、便利なスマホのような情報社会となります。
スマホばかり使うとノートパソコン、USB の使い方まで忘れてしまう時代です。
それでも、一番番の情報媒体は、やはり「文字」なのです。
読み書き、算盤、かつての商いの記録は、大福帳。
大福帳を知っている最後の世代が多分、団塊の世代。
団塊の世代は、田舎に帰ろう。
かつて血気盛んだった学生運動を思い出して、自らの老後の生活権利を守る為、もっと最低限の生活権利を主張した方がよいのかも知れません。
北欧のスカンジナビア半島の国々のように高税金国家になろうと、安心出来る老後生活を迎えられますように。
日本の未来の為、孫の世代の為、団塊の世代は、昔に戻ろう。
大福よ、来い❗
団塊の世代にエールを❗