加計学園問題究明に欠かせない「前川氏証人喚問」について放った自民党、公明党、日本維新の会の発言は、国民を愚弄した稚拙なもので、常識的な思考様式を有する国民であれば到底納得する事が不可能な内容で、屁理屈というべきものであり、主権者国民が事実を知ろうとする権利を意図的に否定しようする思惑をうかがわせる放置できない重大な発言である。
2017年5月30日、自民党の二階俊博幹事長と公明党の井上義久幹事長の会談で「加計学園問題」について「前川氏証人喚問は拒否する」「内閣府や文部科学省などがわかりやすく、丁寧に説明する必要がある」という認識で一致したという。そしてそれぞれの国会対策委員長が同席した会談では公明側が「辞めた人の発言よりも、現職の責任ある人が丁寧にわかりやすく説明する事が大事だ」と発言。
また、同30日の公明党の国体委員長との会談後、自民党の竹下亘国会対策委員長は、証人喚問が必要ないという理由について「必要ないというのが理由です」と発言。
また、公明党の山口那津男代表については「辞めた方の話を聞く必要性はない」「何か疑惑を振りまくようなアピールが盛んに行われている」との発言がある。
日本維新の会については馬場幹事長が「加計学園の理事長と首相が友達かどうかは枝葉の話だ」と発言がある。