虚偽の報道を「大本営発表」と言うが、それは太平洋戦争下において神聖天皇主権大日本帝国政府が大敗を喫し敗戦への曲がり角となった「ミッドウェー海戦」についての大本営発表から始まった。それは、
実際は、「日本側は空母4隻と重巡1隻、それに多数のすぐれた搭乗員を失ったのに反して、米国側は空母1隻と駆逐艦1隻、それに人員307、飛行機150機の損害」を出したのであるが、
大本営の発表は、「米国の損害、空母2隻撃沈、飛行機120機撃墜。わが方の損害、空母1隻喪失、1隻大破、巡洋艦1隻大破、未帰還35機」としただけであったのだ。
戦後の政権もほとんどすべて、明治維新からこの敗戦にいたるまで深く根を張っていた、国民を欺瞞する体質を継承しており、今日の安倍自公政権はさらに真摯に強烈に積極的に受け継いでいる。当然、日本国憲法を遵守する意思は毛頭ない。神聖天皇主権大日本帝国への回帰を目指しているのである。
(2019年2月17日投稿)