神聖天皇主権大日本帝国東条英機内閣の文部省は、1943年10月21日、明治神宮外苑陸上競技場において「出陣学徒壮行会」を実施した。その「壮行会」の「様子」に関して、今日のメディアは報じていないが、主権者国民が知っておくべき事実が存在するので以下に少し紹介したい。
「出陣学徒は、明治神宮外苑陸上競技場へ参集し整列した。服装は制服制帽にゲートルを着け、30年式銃剣付き三・八式歩兵銃を担っていた。神宮外苑を埋め尽くした観衆の中で、校旗を先頭に競技場のトラックを行進、東条英機首相らが閲兵。観覧席では「紅の血は燃ゆる」という歌詞のある「学徒出陣」の歌を、勇壮な伴奏とともに大合唱。観覧席には制服を着けた多数の女子学生。行進が終わって整列した「出陣学徒」に、東条英機首相が「激励の訓辞」を行い、岡部長景文相が和歌を誦して「壮行」を讃えた。東条首相は、藤田東湖の詩『文天祥正気の歌に和す』の最期の句「天地正大の気、粋然として神州に鍾(あつま)る」を引用し、「出陣学徒」を賛美激励した。」
(2023年10月24日投稿)