「 す ご い 」
フォノカートリッジですが、今のカートリッジの針を交換するか、新しいカートリッジを買うか色々考えまして、結局新しいカートリッジを買っちゃいました。
最初は、オーディオテクニカという会社のフォノカートリッジを検討しました。
こちら、自社だけでなくて、他の会社で製造しているレコードプレイヤーへ付属しているケースが結構ありまして、評判も悪くなかったので。
でも、考えた末に購入したのは中電というメーカーのMG-3675+HC-001(ヘッドシェル付きの正式な型番)という機種です。
価格は、ヨドバシカメラの通販で16,780円(税込み)でした、XL-15の交換針ND-15Gへ4千円弱の追加で、新しいフォノカートリッジになったわけです。
こちら、知らないメーカーだったんですが、Web上で結構評判が高いんですよ。
Webのレビューはあてにならないことも多いのですが、あちこちで高評価だったので、信じてみました。
本来は、近くのお店で扱っていれば、実際に聞いて買うべきなのでしょうが、田舎は専門店は全滅状態なので。
で、到着したフォノカートリッジをトーンアームへ装着して、ゼロバランスを取って、針圧をセットして、レコード盤へ針を落とました。
余談ですが、こちらの機種針の部分が赤く塗られているので、針を落とす位置が見やすいです。
初めて針を落とすときは、ドキドキします。
最初に聞いたのは、キャンディーズの「わな」です、こちら音が引くような感じが強い盤でしたので確認です。
音が出た途端にびっくりしました、オーディオのプロの先生は、良く楽器が見えると言うんですが、正しくそれでした。
ボーカル部分は、3人がハモるパートや、ミキちゃんが高音を張り上げるパートで、音がひくような感じは消え失せました。
全体の音も広がりがあって、楽しく聞けました。
あと、私の好物のイージー・リスニングのLP盤を聞いたら、音が前後左右に立体感を伴って聞こえました。
いやー、凄いの一言です。
ただ、私はオーディオに関しては素人ですので、その辺は割り引いてくださいね。
中電というメーカはこれまで知らなかったのですが、元々はサンヨー系の会社だったらしいです。
サンヨーが傾いた後、スピンアウトして主にカートリッジをOEMで製造販売を続けてきたようです。
詳しくはWebでです、ただし中電と検索すると、中部電力が最初に表示されるので、根気よく探してください。(笑)
しかし、このフォノカートリッジは実に質素です、写真のとおり、箱も本体も実にそっけない感じですよね。
したがって、所有感はほぼなしです。(笑)
ただ、音は素人の私が聞いても凄みを感じます、音以外には余計なことにお金を掛けないどと言うポリシーを感じました。
余談ですが、今様のフォノカートリッジは、本体そのままで針だけを色々な種類に差し替えできるようになっています。
私が買ったカートリッジは楕円型の針でしたが、丸型とか色々販売されていました。
針に差し替えで色々な音が楽しめるという、ある意味合理的な方法だと感じました。
ちなみに、丸針の方が安かったので、そちらを購入しようと思ったんですが、指定されている針圧が重たすぎて、私のトーンアームでは対応できないので諦めました。
MG-3675の指定針圧は2.5gで、トーンアームの調整範囲(最高3gまで)ギリギリでした。
なお、XL-15の名誉のためにですが、こちら針を交換すれば40年以上前の音が出るはずです。
当時の音を完全に覚えていないのですが、どんなジャンルの盤を聞いてもそつなくこなすという感じだったと思います。
入門用のレコードプレイヤーにくっついてくるやつですから、そんな傾向なのでしょうね。
しかし、良い買い物ができました、ただジャンクレコード漁りが激しくなりそうで、少し怖いです。(笑)
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