マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

拾い物 モールス発振器

2019年06月22日 | Radio



「結構高い!!」
とつぶやいてしまったのは、午前中に行った近くのスーパーでのことです。
何を買ったかといえば電池です、しかも006Pという非現行品のような電池を買いました。この電池は9Vという高い電圧を出力するので、はるか昔はトランジスタラジオとか、いろいろな機器で使われていました。
だけど最近はとんと006Pを使っている機器を見なくなりました。

電池を買ったからには、使う機器があります。
その機器は一番上の写真です、これはモールス符号練習用発振器というやつです。
実は、この機器は拾ったんですが、内部と開けたらびっくりポン、006Pなどという最近は見ない電池を使っていました。
機器の動作を確認するためには電池を接続するしかありません、それで安くはない電池(500円弱)を買いました。
電池を接続して、本体から伸びているみの虫クリップを短絡させたら音が出ました、したがって回路が動作することを確認できました。
さっそく、手持ちの電鍵を接続してモールス符号を打ってみました、練習器として問題なく使えました。

この発振器は「KKX-1」という型番が筐体に印刷されていました。
ウェブで検索したら、ケンプロというメーカーが販売していた発振器でした。
余談ですが、私は「COK-2」というモールス符号練習用発振器を持っています。
こちらは、HI MOUND(ハイモンド)というメーカーが販売してた発振器です。
私は、これでモールス符号の打ち方を随分と練習したのを懐かしく思い出します。

さて、電池を接続するためには、この手の機器は筐体を開ける必要があります。
今様の機器と違って、電池室などという便利なものはついていません、筐体を開けて内部にある電池ホルダーなどに電池を接続します。
その時、内部を撮影したのが下の写真です、KKX-1とCOK-2の両方を撮影しました。
多分、COK-2の方が古い機種になります。

内部を見ると、COK-2はコンデンサと抵抗を使った低周波発振器をトランジスタ1石を使って増幅しているだけの単純な機器のようです。
そのトランジスタですが、型番が「2SB56」という東芝製のゲルマニウムトランジスタでした。
このトランジスタ、ウェブ検索したらまだ販売していました、メーカー不詳の長期未使用品が1本1,200とのことです。
となると、メーカー名の記された発振器付属のやつは、もっと高値を呼ぶかも知れません。
ちなみにCOK-2ですが、メルカリの情報をみると、2,500円から4,000円くらいで売れているようでした。
ただし、この機種は後でIC化(多分 CWコードを印刷したプレートの白いものが該当するようです 私の所有物は逆で黒)したやつもあるようなので、作った時代によって価格が違うのかも知れません。
さて、KKX-1の内部もCOK-2と似たようなものですが、しっかりとIC(モトローラ製 MC14011BCP)が使われていました、この辺は時代の違いですね。
ちなみにこちらのICもAmazonで販売していまして、1個250円だそうです。
メルカリの情報によるとKKX-1も3,200円で売れていたのを確認しました。
どちらも趣味性の強い機器ですから、動作してそれなりにキレイであれば、結構高値を呼ぶようです。

ちなみにですが、KKX-1を拾った場所は、事務所のゴミ箱です。
前の所有者はこれをモールス符号の練習に使ったのではなく、多分ケーブルの導通試験に使っていたのではと想像しています。
みの虫クリップを短絡すれば音が出ますから、ケーブルの導通試験には打って付けです。
ただ、今はきちんとしたテスターが販売されているので、いらなくなったのでしょうね。

動作自体は、KKX-1の方が新しいので、安定(発信音)しています。
せっかく縁があって私に手元にやってきたので、飾り物にしていた電鍵を机の上に移動させて、しばらくはモールス符号の打電を楽しんでみようかと思っています。
年寄りには、頭の体操になりそうですから。














   
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6月23日の思い出ー沖縄慰霊の日

2018年06月23日 | Radio




今日6月23日は、終戦の日です。
これは日本ではなく、沖縄県にとっての終戦の日です。
第二次世界大戦で、6月23日に沖縄での組織的な戦闘が終わったとされ、沖縄県によって「慰霊の日」と定められたためです。

写真に写っているのは、アマチュア無線でモールスコードを打つための道具です。
パドルと言われる物で、写真右側に見える三角形の透明な部分を親指と人差指でつまんで操作します。
通常、親指側を押すとモールスコードの短点が、人差し指側を押すとモールスコードの長点が打てます。
打てますと言っても、電鍵のように人間が短点と長点を人為的に打つのではなくて、パドルを押している間は自動的に短点または長点が発生します。
実際には、パドルの先に自動的に短点と長点を発生させるためにエレクトロニックキーヤーという電子機器を取り付けます。
パドルは色々なメーカーから発売されていますが、写真に写っているのはアメリカのBencherが製造したJA-2という機種です。
このパドル素晴らしい打ち心地で有名なのですが、タッチにうるさい日本人向けにわざわざ改良して(写真左側にテンションコイル言う調整部分を追加)、販売された機種です。
私も、お店で実物を見て、パドルを触って見て、気に入っていしまって、そのままお持ち帰りをしたほどの良いタッチのパドルです。
1998年の5月22日に15,000円で購入しました。
現在、日本向けの特別機種は販売停止となっているようですし、現用機種は円安などの影響もあって価格が結構上昇しているようです。

実は、このパドルと沖縄慰霊の日とは大きな関係があります。
交信年は忘れましたが、私は6月23日に沖縄のアマチュア無線局と電信(モールスコードを使った交信)で交信しました。
その時、沖縄の局長さんは、今日6月23日は沖縄にとって特別な日であることを丁寧に打電してきました。
それまで、6月23日がテレビなどでは沖縄慰霊の日として放送されていたことを見聞きはしていたのでしょうが、頭の中を素通りしていたようです。
沖縄の局長さんとの交信で、6月23日が沖縄慰霊の日であることが、実体験として記憶されました。

現在、JA-2は机の上で文鎮状態で鎮座しています。
久しぶりに、パドルをつまんで操作してみたら、交信したいなという気持ちが沸き上がってきました。
余談ですが、沖縄の局長さんと交信した時、相手が打電している内容は概ね理解しました。
でも、それに対する返事は全く打てませんでした。
この時、欧文のモールスコードを使って交信していたので、交信は簡単な英語でやりとりします。
ラバースタンプと言われる決まりきった内容を欧文で交信するのは問題はないのですが、このように込み入った内容を英文に組み立てて打電するとなると、私はもう完全にお手上げ状態でした。
学生時代に英語をもっと勉強しておけばよかったと感じた一瞬でした。








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回顧モールスコードの覚え方

2018年05月06日 | Radio





How I have learned morse code.
「どのようにモールスコードを学んだか」

先日、Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)つながりから、久しぶりに電鍵の存在を思い出しました。
それで、モールスコードをどのように覚えたか思い出してみました。

なぜ、モールスコードを覚えたかというと、アマチュア無線のライセンスを取得するためです。
私がライセンスを目指した当時、アマチュア無線技士のライセンスには、電話級、電信級、第二級、第一級と4種類のライセンスがありました。
この中で、モールスコードを使った通信(電信:CW)を行なうには、電信級、第二級、第一級のいずれかのライセンスを得る必要がありました。
電信級、第二級、第一級の試験では、モールスコードの送信と受信の試験が筆記試験(工学と法規)へ追加されます。
ライセンスは、記載してある順番に上位のライセンス(ただし、電話級と電信級は同格)になります。
ライセンスの違いは、上級ほど大きな送信出力が許可(当時、10W、100W、500Wの区別)になることと、運用できる周波数(第二級と第一級は差なし)が少し増えることでした。
私は、結果として全てのライセンスを順番に取得しましたが、最終的には送信出力の恩恵には預かれませんでした、狭い住宅地で高出力の運用を行なうことはほぼ無理です。

一番最初、モールスコードを覚えることから始めました。
モールスコードは、短点(書くと「・」で表示)と長点(同じく「-」で表示)の組み合わせでできています。
例えば、アルファベットのaは「・ -(音で表せば、トン ツー)」となります。
試験で出題されるアルファベット、数字、その他の符号(訂正符号など)をひたすら覚えます。
ライセンスの試験には、送信と受信があります。
送信の練習は、電鍵をモールス発振器と呼ばれる装置に接続して行いました。
装置内部で低周波(低めの音)を発振していて、電鍵を打つたびに発振音がスピーカーから聞こえる仕組みです。
写真に写っている黒い筐体の装置(ハイモンドエレクトロニクスのCOK-2)は、私が練習に使ったやつです。
装置のボリュームは音量調整用ではなく、発振周波数の高低を調整するものです。
今回、電池を入れて動作させたら、なんとまだ動きました。
ただし、発振周波数が怪しい状態でした、40年以上もまえの電子機器ですから、ボリュームが経年変化で劣化したのだと思われます。
余談ですが、この装置はゲルマニュームトランジスターを1石(個)使った、簡単な発振回路で構成されています。
トランジスターは2SB56という型番ですが、Amazonで検索したら何とまだ販売されていました。
当然、2SB56は製造中止になっているので、デッドストックか中古品なのでしょうが、何と1個2,300円の値段がついていたのにはびっくりぽんでした。
送信と受信の練習を比較すると、送信の方が圧倒的に簡単だったと記憶しています。
送信は、モールス符号さえ覚えてしまえば、何とかなりますから。
(※ただし、モールスコードを電鍵で正確かつ長時間に打つためには我流では至難の業ですが)
問題は受信です、受信試験では「・ -」と聞こえてきたら、aと頭の中で翻訳して、解答用紙へ書くことが必要です。
いや、翻訳では駄目で、最終的には条件反射にならないと使い物になりません。
上級ほど受信するモールスコードのスピードが上がり、時間も長くなります。
したがって、現在受信しているモールスコードと、書いているモールスコードの時間差を埋める受信術(遅れ受信といいます)も身につける必要がありました。
受信の練習は、それ用に販売されていたフォノシート(ソノシート)というレコード盤を簡略化したやつを利用したと記憶しています。
当時のフォノシートは行方不明ですが、和文を覚えるために購入したカセットテープが残っていました、写真に写っているのがそれです。
実のところ、日本ではモールコードが欧文(コンチネンタルコード)と和文の2種類が存在します。
第二級までは欧文の送受信試験が課せられますが、第一級の場合は和文が追加されます。
上級になるほど筆記試験(工学と法規)が難しくなりますが、第一級を取得する一番のハードルは和文のモールスコード試験(特に受信)と言われていました。
私も和文には苦労しました、和文のモールスコードは欧文と比較して長いヤツがある上に、欧文と和文とコードが重なる部分(全く同じコード)があるために、最初に欧文が刷り込まれてしまった頭が混乱しちゃいました。
とにかく和文のモールスコードをひたすら聞いて練習しましたが、当然写真に写っているテープだけでは足りませんでした。
当時、プロの通信士を目指していた友達が練習用のカセットテープを提供してくれたのでそれを使いましたが、これは本当に助かりました。
そのかいがあって、何とか第一級のライセンスまで取得することができました。
その後、和文を使って交信をした記憶はありません、和文のモールスコードは、ライセンスのためだけに覚えたモールスコードというわけです。

これだけ苦労したモールスコードの練習ですが、現在のアマチュア無線技士試験では、モールスコードの試験は廃止されたと聞きました。
まあ、アマチュアですから、どうしても電信で運用したければ、その時点で練習すればよいわけです。
現在、受信の練習はパソコンソフトが存在するようなので、私が必死になった頃と比較すれば、凄く良い環境だと思います。

現在、アマチュア無線からは離れてしまいましたが、今回のことがキッカケで、ちょっと復帰したみたいなと感じています。


















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Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)

2018年05月04日 | Radio




Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)

I heard morse code on TV drama the other day.
「ドラマからモールス符号が聞こえてきた」

私が好んで見るドラマの一つが、イギリスで制作されている探偵物です。
最初は「シャーロック・ホームズの冒険」続いて「名探偵ポワロ」、そして「刑事フォイル」とTV放映されるたびに見続けています。
探偵物としては少し毛色が違うように感じますが「SHERLOCK」も忘れてはいけませんね。

つい最近は「Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)」です、NHKのBSプレミアムから9回シリースで放映されましたが、全て見ました。
「シャーロック・ホームズの冒険」から「Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)」へは、段々と時代背景時代が現代に近づいて来ますが、イギリスの各時代背景が織り込まれていて楽しめました。

Endeavourの第一作を見終わって、あれっと思いました。
番組の最後で、バックグランドミュージックとして聞こえて来たのが、何となくモールス符号に聞こえたからです。
モールス符号らしきものを頭の中で聞き取ってみると「MORSE」と聞こえました。
何のことはない、主人公の名前であるモースを(欧文の)モールス符号で打っていたのでした。
何でと思ったのですが、よく考えたらモールス符号のモールスを英語で綴るとMORSEです。
モールスという発音に慣れていたのですが、ネイティブな発音だとモースの方が近いのでしょうね。
物語の中では、モースは一時的に軍隊の通信隊に身を置いて、暗号を扱っていたと言っていましたので(確か)、それも重ねてモールス符号が挿入されているのかなと感じました。
写真は私が持っている電鍵です、モールス符号を打電するための道具です。
こんな道具を持っているもので、一応モールス符号を頭の中で聞き取ることができます。
この電鍵は下の写真にあるとおり「HK-702」というモデルで、日本のハイモンドエレクトロニクスが作っていたものです。
私がこの電鍵を入手したのは1975年4月30日のことです。
何故こんなにはっきり分かるかというと、物を買うと本体へ購入年月日を書いていたことがあるからです。
したがって私の手元へ来て43年が経過した電鍵です、ただし新品ではなくて友達から中古で入手したので、本当の製造年は分かりません。
ちなみに、友人へは7,000円支払ったと記憶しています。
驚いたことに、AmazonでHK-702と検索したら、何とまだ販売されていました。
値段は14,000円、ただしWeb情報によると、現在販売されているモデルは2代目のモデルのようです。
私の持っているモデルは筐体がシルバーですが、現在販売されているモデルはブラックになっていました。
一番下のキャプチャー画面は、1975年の雑誌に掲載されていたハイモンドエレクトロニクスの広告です。
プロ向けは別として、広告を見るとHK-702はフラグシップモデル(多分HK-701)に次ぐモデルでした。
筐体の白く見える部分が大理石で作られているのですが、この大きさがフラグシップモデルよりも小さいのが決定的な違いのようです。
この電鍵を購入する前に、同じハイモンドエレクトロニクスの安いモデル(HK-703かHK-704)を購入して、モールス符号の送信練習をしました。
その後、HK-702を譲り受けて使い続けましたが、その稼働年数(電鍵としての)は長くはありませんでした、どちらかというと私の机の近くで飾り物として過ごした時間の方が圧倒的に長かったですね。

Endeavourでモールス符号を聞いて、こんなことを思い出してしまいました。
ちなみに、イギリスの探偵ものドラマを見て、イギリス人に対する見方が少し変わりました。
ドラマの中で織りなす人間ドラマは、日本人と大きな違いがないと感じたからです。
残念なのは、BSプレミアムは9回まで放映してくれましたが、イギリスではまだ制作が続けられているようです。
続きを放映してくれないかなと、期待しています。

余談ですが、このシリーズは「モース警部 (Inspector Morse) 」が先に制作されて、あとからモースの若い頃を語る「Endeavour(新米刑事モース:オックスフォード事件簿)」が制作されたことをあとで知りました。
Web検索すると、「モース警部 (Inspector Morse) 」のシリーズは、YouTubeへ結構アップされていました。
でも、YouTubeへアップされているのは英語版なので、見たのですが歯が立ちませんでした。
まあ、ドラマの英語を空で聞き取ることができたら凄いことですが。
英語はモールス符号を覚えるよりも手強いです。









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I bought this electronic equipment the other day.

2016年07月04日 | Radio




先日、長年使い続けてきた、いわゆるレーダー探知器が壊れました。
安全運転には心がけていますが、お守りとして新しいレーダー探知器を購入しました、写真に写っているのがそれです。

10年以上レーダー探知器の情報から外れていたので、新しいレーダー探知器を購入するために、Webで情報を調べてみると、びっくりしました。
今や、レーダー探知器にGPSを搭載して、取り締まりが想定される地区データを駆使して、地図付きでピンポイントの警告してくれます。
素晴らしい機能ですが、余り高機能な機器よりは、単純な機器の方が使い勝手が良さそうなので、写真の機種を選択しました。
まあ、高機能な機種は価格が高いこともあるのですが。

この機種はAmazonで見つけたのですが、価格が安い割には口コミの評判がよかったのと、単純な機能だったので、決めました。
購入価格はAmazonで2,580円です、万一壊れても直ぐに新しいのを買えます。
取り付けも、ダッシュボードの上に、簡単に取り付けができそうです。

このレーダー探知器は、いま時珍しく日本製です。
何せ、箱にデカデカと、日本製と印刷されて、それをものすごく主張しています。
でも、昨今電子機器製品は日本製かどうかは、余り関係ないように思えます。
きちんとしたメーカーが、設計と製造管理をしている機器は、どこの国で製造しても品質面の心配はないと感じているからです。
まあ、Amazonの口コミを見る限りは、品質面も問題はなさそうでした。









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I have to replace the battery.

2016年02月24日 | Radio




単2電池用のスペーサーへ、単3エネループを入れたので、それでICF-801を動作させてみることにしました。

実は、動作を確認する前に、この方法は問題があることが事前に分かっていました。
問題の元ネタは、ウェブ検索で仕入れたものです。

一つは、スペーサーをICF-801の電池ボックスへ入れるのが大変だということです。
ただし以前、サンヨーが販売していたスペーサーは問題ないそうです。
パナソニック製のスペーサーはICF-801の電池ボックスへ入れるのがとてもきついのだそうです。
理由は、パナソニック製のスペーサーは、大きさが単2電池の規格通り作られているのが原因らしいです。
でも、今はサンヨー製のスペーサーは入手できませんから、仕方ありません。
で、やってみたところ、確かにきつかったです、それでも何とか電池ボックスへスペーサーを入れることができました。
しかし、次は充電する際に、外すのに苦労しそうです。

もう一つは、ICF-801はスペーサーを使った場合、ICF-801が動作しないということです。
理由は、マンガンやアルカリ乾電池の長さと、ニッケル水素電池の長さの違いです。
ニッケル水素電池は通常の電池と比較して、長さが若干短いので電池を3本直列してまうと、長さが足りなくなります。
で、電源スイッチを入れてもICF-801はうんともすんとも言いません。
電池ボックスのプラス極部分を見ると、わずかですが電池の長さが足りないのが分かりました。
ここで、おまじないを実行しました、その元ネタもやはりウェブ検索の情報です。
ようは長さが足りない分を何らかの方法で補えば良いわけです、それで一番上の写真に写っている物体が登場します。
写真に写っているのは家庭用のアルミホイルです、これを小さく折りたたんで電池ボックスのプラス極へ入れました、足りない分を補ったわけです。
おまじないをして電源スイッチを入れたら、問題なくICF-801は動作しました。
元ネタは、クリップを挟めと書かれていましたが、そちらでもOKでしょう。

ニッケル水素電池の電圧は、マンガンやアルカリ電池よりも少し低めなのですが、ICF-801の動作には影響はないようです。
PLLシンセサイザー方式のラジオだと電圧の変化にシビアに反応する可能性がありますが、ICF-801は昔ながらのアナログラジオなので一定の電圧範囲は問題なさそうです。
電池を変更して3週間近くが経過しましたが、ICF-801は問題なく動作しています。
ただし、このような使い方はメーカが想定していないので、試す方は自己責任となりますが。










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I bought some parts for ICF-801.

2016年02月23日 | Radio




ICF-801は、商用電源を使うとノイズを拾ってしまうという問題があります。
私は、家の中をラジオを持って移動しながら聴いているので、もっぱら電源は電池を利用しています。

ICF-801は、単2電池3本が必要です。
カタログ上ICF-801は、電池で運用しても非常に良い数値(アルカリ電池:AM受信で180時間運用可能)です。
したがって、一次電池を使い続けても莫大な出費にはならないと思いましたが、可能であれば充電電池を使いたい気分です。
それで、単2タイプの充電電池をウェブ検索してみました。
結果は、単2のニッケル水素充電池が販売されていましたが結構高価でした。
しかも、充電器は私が持っているやつは単3と単4用ですから使えません。
単2用の充電器は、これまた結構な金額で驚きました。

こんな時に思い浮かぶのは、単3電池を単2や単1に化けさせる、スペーサーを利用する方法です。
取り敢えずヨドバシカメラでスペーサーを購入しました、写真はそのスペーサーを撮影しました。
スペーサーは、単3充電池を差し込むと、ピッタリとハマるようになっています。
手持ちのエネループをスペーサーへ入れた様子が写真のとおりです。

ここで少し困ったことが発生しました。
スペーサーは偶数で販売されているので4本購入しましたが、1本余ります。
また、手持ちのエネループも4本だったので、こちらも1本余ります。
単3を1本だけ使う機器というのは思い浮かびませんので、余ったスペーサーと電池は塩漬けです。






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It is opening ceremony of ICF-801.

2016年02月22日 | Radio




上の写真は、ICF-801を箱から出した時の様子です。

箱の中に入っていたのは、ICF-801本体、電源コード、イヤホーン、電池(お試し用)、それに取扱説明書などです。
取り扱い説明書が入っていましたが、私としては不要に感じました。

ICF-801は、正面右サイドの上にチューニングダイヤル、その下にボリューム。
正面は、右にチューニングスケールがあって、その下部にAMとFMの切り替えスイッチがあります。
上部左には電源スイッチ、右にはダイヤル照明スイッチがついています。
このようにとてもシンプルな作りですから、ほとんどの人が取扱説明書を読まなくても、直ぐに操作ができると思います。

下の写真は、電池を入れた時の様子です、単2電池が3本必要です。
通常、電池は偶数の本数をセットにして販売していることが多いので、3で割り算できるセットを購入しないと1本余ることになりますね。
普通は、単2電池は単数で使うことが無いので、困ってしまうと思います。
昔のように、1本単位で販売してくれるとありがたいのですが、駄目でしょうね。

ICF-801は商用電源でも動作します。
しかも、電源アダプタがラジオ本体に入っているので、商用電源を使う場合は電源コードを本体へ接続するだけです。
ただ、私が商用電源でICF-801を動作させた限りでは、少し問題があります。
問題と言うのはノイズです、商用電源を使う場合は結構ノイズを拾うようで、番組音にノイズが混じって聴こえてしまいます。
ただし、これはラジオ自体の問題でない可能性があります。
今は家の電源系統に、ノイズを発生する機器が沢山つながっていますから、ノイズを拾ってしまうのではと想像しています。
電源コードをフェライトコアを巻きつけてみたのですが、全然歯が立ちませんでした。
私はラジオを家の中で持ち歩くので、基本的には電池動作で問題はありませんが。

しかしICF-801の音は素晴らしいです。
AM放送がこんなに綺麗だったのかと驚かされます、大きめのスピーカーや広めのフィルター、それに音声部アンプのバランスが良いのでしょうね。






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I found my favorite radio on web site today. 

2016年02月21日 | Radio




写真は、先日購入したICF-801を自宅へ持ち帰った時に撮影しました。
ラジオが入った箱は、これだけ派手にラジオ自体が印刷されていると、誰が見ても中にはラジオが入っているんだなと分かりますね。
ご丁寧にも裏側には、ICF-801の詳しいイラストまで印刷されていますから、念入りです。
幾つになっても、自分が欲しかったものが手に入ると、わくわくします。

私が、自腹を切ってラジオを購入したのは、はるか昔のことになります。
久しぶりに、そのラジオに会って見たくなりました。
もちろん、そのラジオは手元にはありません。
だけど、今はインターネット上に気の遠くなるような情報が集積されていますから、サイバー上で再会することはできるはずです。

ただし、ラジオの型番など覚えていませんから、ウェブ検索のキーワードが問題です。
取り敢えず覚えている情報をGoogle検索サイトへ入力しました、キーワードは「ワールドボーイ ナショナル」です。
表示された検索結果の「画像」をクリックしてみました。
さすがにインターネットへ集積された情報量は半端ではありません、表示された画像情報へ懐かしい私の愛機が表示されていました、一発で検索できました。
画像のリンクをたどったら、ラジオの型番は「RF-858」だと分かりました。

検索画像は著作権の問題がありアップできないので、ウェブ・サイトをリンクしておきます。


「松下電器産業が発売していた歴代ワールドボーイ情報があります」

「RF-858の全体写真が掲載されています」

「RF-858のテクニカルガイド(仕様が分かる)が掲載されています」





テクニカルガイドへは定価が表示されていて、定価は15,500円だったようです。
私が、RF-858を購入した時、ためていたお小遣いとお年玉が資金でした。
近所の電気屋さんで購入しましたが、15,000円支払ったことを覚えています、500円は値引きしてくれたのでしょうね。
当時、RF-858を購入するか、SONYのラジオを購入するか迷った記憶があります。
なぜRF-858にしたかはよく覚えていませんが、決め手はRF-858のボリュームがスライド式でかっこ良かったのではと記憶しています。

当時、少年の夢をかきたてたラジオは必ず、IC+FET、Sメーター、それに短波帯の受信が可能が必須だったように思います。
当時はトランジスタよりも、FET(電界効果トランジスタ)は高性能だとうたわれていましたし、さらにIC(集積回路)を使っていると高機能なラジオというイメージがありました。
短波帯ですが、当時は海外放送を受信してベリカードを集めるSWLが流行る少し前だったと記憶していますが、世界の放送が受信できますというのは、少年の心をくすぐったことは確かです。
もっとも、私はもっぱらAM放送の受信に使っていましたから、FMもSWLもあまり関係はなかったんですけどね。
Sメーターも、放送に同調するとピクリと動いて、格好良かったですね。

そのAM受信ですが、当時私が住んでいた所は電波状態が非常に悪いところでした。
日中はローカルAM放送を地上伝搬波として受信できましたが、夜になるとローカル放送の電波はスキップしてしまって、ほとんど受信ができませんでした。
夜は、東京や大阪の放送を受信した方が遥かによく聞こえましたから、もっぱらTBS、ニッポン放送、文化放送、大阪毎日放送などを受信していました。
だけど、私が住んでいたところで一番電波が安定して強かったのは、ロシア放送、北京放送、平壌放送の妨害御三家でした。
彼らの母国語放送もありましがた、憎らしいことに妨害御三家の日本語放送が、どの日本の放送局よりも強かったことを覚えています。
だから、妨害御三家の周波数が日本の放送局に隣接していると被ってきて混信を発生させ、その上日本の放送局はフェージングを伴うので、その谷間では完璧に妨害御三家に潰されていました。
そうなると、聴きたい放送が分断されたので、今でのこの妨害御三家には良いイメージを持っていません。
現在は、私の生まれ故郷にも小さいけどラジオ中継局が整備されたので、楽々と受信ができるようになりましたが。

余談ですが、RF-858のテクニカルガイドを見ると、電池は単2電池が3本必要だったんですね。
今販売されているラジオも、電池は3本というのが多いのですが、どうも奇数の電池を使う機器へは良いイメージを持っていません(電池が偶数で販売されているので)。
だけど、昔から電池3本という機器が存在していたのには、びっくりしました。
今は電池は偶数のパックで販売されていることが多いですが、当時は1個売りしていたと記憶していますから、電池の本数は奇数でも偶数でも問題はなかったのでしょうね。
当時、電池は安くなかったので、もっぱら商用電源(RF-858はAC電源を使えたので)で聴いていたので、全然電池3本のイメージがありませんでした。
テクニカルガイドへは、スリープタイマー、FMステレオアダプタ接続端子、外部録音端子、フォノ入力端子など、機能がてんこ盛りだったことが書かれています。
私は、スリープタイマー以外は、使った記憶がありません、宝の持ち腐れだったようです。

今日は、思いつきでウェブ検索したら、ラジオ受信を楽しんでいた頃を、思いがけなく思い出すことができました、インターネットの威力を改めて感じました。

RF-858ですが、私が就職をした後、父親が使っていたのを覚えています。
もしかすると、実家のどこかにまだ達者でいるかも知れません。
次に帰省した時に、探してみようかなと思いました。




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This radio sounds good.

2016年02月20日 | Radio




今日は、空模様はぱっとしませんでしたが、酷い寒さはなしでした。
このところ、気温が高めに推移しているので、雪解けが一気に進みました。
上の写真は、我が家の庭に残った、最後の雪です。
直径は10cm程度ですから、多分明日の朝までに消えてしまうと思います。
2月も下旬に突入したので、これで雪はほぼ打ち止めかなと感じています。

1ヶ月ほど前、新しいラジオ受信機を購入しました。
下の写真が新しいラジオです、モデル名はSONY製のICF-801です。
愛機のICF-B50が壊れたわけではなくて、今少し大きめの音でラジオを聴きたかったのが理由です。
事前に、現在販売されている各社のモデル情報を集めて、結果的にICF-801を選択しました。
一番の理由は、色々なウェブサイトで、このラジオの音が素晴らしく良いと聞いたからです。
ICF-801の電源を入れて、ローカル局へチューニングを合わせた瞬間に、その評判が間違っていなかったことが分かりました。
AMとは思えない本当に良い音です、ラウドネスが聴いていて、とても聴きやすい音でした。
ICF-B50も、小さな筐体としては良い音だと思っていましたが、ICF-801の音はレベルが全然違いました。
ICF-B50と比較すると、ICF-801は筐体が大きいので余裕のあるスピーカを搭載できますから、当たり前といえば当たり前なのですが。
しかし、いまどきそれなりの価格帯のラジオで、アナログチューニングのラジオが未だに販売されていたとは驚きです。






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