「完璧でなくて大丈夫、必要最低限」
分かっている積りだったのですが、目からウロコでした、金曜日の夜、NHKの地元番組を見ていたときでした。
私も年配ですが、年配の方は「見場が悪い」あるいは「人目が悪い」という言い方をします。
NHKの地元番組は、雪下ろし作業時の注意事項でした。
私も長年、雪掘り(雪下ろし)作業をしたので、分かっているつもりでしたが、結構間違った方法で作業をしていました。
最後に、アナウンサー(地元、豪雪地出身)の人が注意していたのは、必要以上の雪かき作業をしないでください、必要最低限にしてくださいでした。
雪国に暮らしていて雪かき作業をすると、他所様があそこまで綺麗に片付けているので、家(うち)も同じにしなければという、ある意味強迫観念にかられます。
それが「見場が悪い」「人目が悪い」という言葉に繋がります。
例えば、屋根の雪下ろしをして、軒先にうず高くなった雪があったとします。
本来、片付ける必要がなければそのままでOKなんです、だけど見場や人目を気にして、その雪を片付けたがために、屋根から落下してきた雪の下じきなる可能性があるんです。
雪かき作業、特に屋根に上がっての作業は危険と隣り合わせです、だから必要以上にリスクを取る必要なんてないんですよね。
近所に、除雪車が置いていった雪を、いつもカーポート前の半分だけ片付けるお宅があります。
それは、2台駐車している車のうち1台分だけ片付けているからです。
もう1台の車は、めった使わないようなので、これで十分なんですよね、この心です。
今日は、寒気が緩みました、午前中は青空が広がって、午後からも明るい曇りで午前中の余韻が残っていました。
それで、午後から運動不足解消を兼ねて、福島潟へ散策へ行ってきました。
当然、足元は長靴です、とてもじゃないですがブーツでは雪原を歩くことはできませんので。
人出は少ないかなと思っていたんですが、意外と雪原を散策している人がいました、みんな空模様の回復を待っていたんですね。
雪原の道は、雪が緩むと滑って、足元がおぼつきませんが、私は昔とった杵柄でコケることはありませんでしが。
ただし、普段足首をこれだけ使うことがないので、いささか足が疲れてしまいました。
でも、気持ちの良い疲れでした。