「菌殺し」などと、物騒なお題です。
一番上の画象は、菌を殺すための薬です、これが一回分の分量になります。
菌殺しと言うより、「除菌」と言った方が、正確でしょう。
何の菌かといいますと「ピロリ菌」です。
ご存じの方も多いでしょうが、ピロリ菌は人間の胃袋に長年住み着いて、胃壁を侵して行って、胃潰瘍とか胃がんの原因になると言われています。
数年前の検診時に、ピロリ菌の検査項目が追加されて、検査の結果、私の胃袋には、ピロリ菌が住み着いていることが分かりました。
まあ、私の年代だと、二人に一人はピロリ菌に感染していると言われるので、珍しいことではないそうですが。
検診した医師からは除菌をすすめられたので、行きつけの病院で相談しました。
相談した医師は、どちらかと言うと除菌に否定的な考え方を持っている先生でした。
話を聞いて、除菌はしばらく様子をみることにしました。
で、今年の検診で、ちょっとした異変がありまして、除菌を決意して、再度かかりつけの医師へ相談をしました。
相談先は、前と同じ先生ですから、当然のことながら、否定的な話にはなりました。
先生の考え方は、医療現場でピロリ菌の除菌が始まって10年程度で、果たして除菌した結果が治療として有効なのか、まだ判断材料がないことだそうです。
治療が有効だったのかを確認するには、30年程度の追跡調査が必要と言っていました。
治療の有効性がないだけなら良いけど、除菌した結果、逆に病気を誘発する可能性もあるとも言っていました。
実際に、除菌した結果、糖尿病は発症した例もあるそうです。
先生の話をお聞きした上で、最後は自分の責任で、今回は除菌することにしました。
薬は、3種類の薬を、朝夕の食後、一週間連続で服用する必要があります。
除菌を目的とした薬ですから、作用は相当強いので、3人に1人は副作用が発生する可能性があるそうです。
副作用は色々ありますが、主なものは下痢、ジンマシンとのことです。
副作用が出た場合、薬を止めれば消えるが、治療の性格上、薬の服用を途中で止めることができないと釘をさされました。
副作用に我慢出来ない場合は、そこで除菌は中止となります。
今朝の、朝食後から、薬の服用を開始しました。
服用して何となく、お腹がグニュグニュするような感じはしましたが、今のところ下痢とかジンマシンの兆候はありません。
ただ、一回しか服用していないので、まだ安心はできませんが。
この薬、現在胃潰瘍の治療などをしている場合は保険適用になりますが、通常は「自費」での治療になります。
私は、当然自分の意思で除菌するので、自費扱いになりました。
価格は病院に寄って異なるようですが、私は7,400円弱の負担となりました。
ちなみに、「菌殺し」と言ったのは、相談した先生です。
中々、刺激的な言い方だなと、思いましたが。
今日は、久しぶりに、すかっとした晴れた空が戻ってきました。
遠くの山を見ると、入道雲が沸き上がって、夏らしさをかんじます。
でも、空を見上げると、真っ青なすきとった空の色で、こちらは秋らしさを感じます。
その透き通った空に、空高く秋らしい雲が広がっていて、散歩写真にはベストの状況でした。
下の写真は、今日の空を撮影した、散歩写真です。