朝から雨模様、しかも結構な降り方でした、9月に入ってから本当に天候が不順です。
夕方前には、雨は上がったのですが、曇天の空模様で、薄ら寒さを感じました。
今日は、生憎の天候だったので、散歩写真も不調でした。
朝、通勤路途中にそびえる大ケヤキの根っこを、証拠写真として撮影したのみです。
下の写真は、昨日SLを撮影に行った時の画像です。
最初の画像は、SLを撮影した羽越線のカーブ全景です、ここを望遠レンズで狙いました。羽越線沿いに、田んぼ道がカーブしている場所があります、そのカーブに定員二人の狭いスペースがあります、そこへ私たち親子が陣取って撮影しました。
後で、もう一人やってきたのですが、私たちが陣取っているのを見て、少し離れた場所で撮影していました。
多分、私たちが陣取っていた場所をアテにしてきたのでしょうが、何せ猫の額状の狭い場所ですから、譲り合いもできない状態でした。
夕陽は、SLを撮影し終わった後に撮影したものです。
昨日、とあるテレビ番組で「今時使っているの」と言う道具を見ました。
その道具は「カセットプレイヤー」です。
歌手の森口博子が、歌を覚えるために小型のカセットプレイヤーを使っているシーンでした。
今は、WALKMANとかiPodなどのフラッシュメモリーを利用したプレイヤーが主流ですから、珍しい機械を使っているなと感じました。
本人曰く、巻き戻しが楽だからと言っていたと記憶しています、再生しながら巻き戻すので「キュルキュル」と言う音がします、懐かしい音でした。
今、自宅にあるカセットを思い浮かべてみると、居間に鎮座するラジカセと、私の部屋に鎮座するミニコンポ付属のカセットだけです。
そういえば、最近カセットを使った記憶がありません、せいぜいCDを聞くために使うのが殆どです。
カセットが登場したとき、凄い機器が登場したなと感じました。
当時、録音が可能な機器と言えば「オープンリール式の録音機」でした。
機器が重たい上に、テープの取り扱いが面倒でしたし、価格も安くなかったと思います。
カセットが登場したのは、私が中学生だった時です。
親をどのように説得したのかは覚えていませんが、東芝製のカセットを買ってもらいました。
当時のお金で1万数千円だったと記憶していますが、今の貨幣価値が当時の5倍としても結構な金額です、良く買ってくれたものだと思います。
小さな、カセットテープに音が録音できることに、本当に感激しました。
当時のマイクは外付けでした。(ただし、SONY製のカセットだけは、エレクトリックコンデンサーマイクを内蔵していたと記憶していますが)
その後、カセットは爆発的な普及を果たします。
ラジカセと言う言葉が生まれた通り、カセット+ラジオの組み合わせは、FM放送から歌謡曲を録音するのに便利でしたから、カセット=ラジカセへと進化しました。
ただし、ラジカセも安くなかったので、初めてラジカセなるものを買ったのは社会人になってからです。
初めてもらったボーナス(5万円くらいだったかな)をつぎ込んで、SONYのラジカセ(Stdio1980 Webで検索したら、定価は43,800円とのこと)を買いました。
まだ、ステレオタイプのラジカセではなかったけど、ミキシング機能が素晴らしい上に、パワーもあって、音質は最高だったので、長年使い続けました。
今も実家に実物が残っていますが、さすがに壊れてしまっています。
その後、オーディオブームなるものが勃発しました。
私も、それに乗ってしまって、アンプ、スピーカー、チューナー、レコードプレイヤー(皿回しと言っていました)を揃えて行きました。
最後に買ったのが、カセットデッキです。
デッキと名前がつくと、オーディオ用に高機能、高音質のカセットになります。
購入したのは、ティアックと言うメーカーの「A-650」というカセットデッキです。
価格は、何と119,000円(定価)、少しは値引きがあったんでしょうが、10万円は支払った記憶があります。
今の貨幣価値と比較すれば、数十万円のカセットを購入した感じですね。
値段も値段だったので、音質は最高レベル、機能も2モーター、ロジックコントロール等の凝った機能をおごっていました。
今から考えると「馬鹿な買い物」としか言いようがありません。
このカセットデッキも、実家に残っていますが、動作は不明です。
その後も、アイワ製のウォークマンモドキ、本物のウォークマン、SONY製のCD+ダブルカセットと、結構カセットを買い続けてきました。
昨日のテレビ番組を見て、私のカセット遍歴を久しぶりに思い返すことができました。
カセットは、果たして何年先まで現物が存在するんでしょうか、技術の進歩をまざまざと感じます。