今日は何の日と問えば、24日については「土用の丑の日」と答える人が圧倒的に多いのでしょうね。
土用の丑と言えば、これまた「ウナギ」と答える人がほとんどではないでしょうか。
というわけで、今日はウナギにとっては受難の日と言えるかも知れませんね。(笑い)
ウナギで思い出すのは、確か高校生の頃の思い出です。
当時、ウナギと言えば超高級品で、一年に一回口にできれば大変なことだったと記憶しています。
だから、土用の丑なんて気にしていた記憶は全くないです。
「うっ、ヘビがいる」
ある日、学校から帰ってきて洗面所へ行ったら洗面台に何か黒いヤツがうごめいていました。
私は一瞬「ヘビ」と思っちゃった訳です。
我が家の洗面台は、ちょっと暗かったので、尚の事そう見えたのだと思います。
ところがそのヘビさんと思ったのはなんとウナギさんでしたよ。(苦笑い)
そのウナギ、知り合いの方が川で捕獲したので、我が家にプレゼントしてくれたものでした。
当然「天然ウナギ」です、太さも長さも飛んでもない「大物」でした。
あれだけの大物になると、焼いてもちょっとやそっとでは脂分が抜けてくれません、かなり脂ぎったウナギだったことを憶えています。
今から思えば、とんでもない贅沢をしたんですね。
そう言えば、先日NHKの番組でウナギ(ニホンウナギ)の生態についての番組がありました。
ご存知の人も多いとは思いますが、ウナギって日本で生まれるわけではないのですよね。
彼らの故郷は、日本の南遥か遠くのマリアナ海溝です、つまりは深海ですね。
そこで生まれたウナギの赤ちゃんは、海流に乗って日本へやってくるようですが、その間何を食べているのか不明だったそうです。
研究の結果、どうやら海流に漂っている間に海水を飲み込んで成長しているらしいです、海水に含まれる植物性のプランクトンを飲み込んで餌にしているようです。
余談ですが、だから養殖する場合、赤ちゃんからどうやって大きくするのかが課題だったみたいです。
で、日本にやってきて私の故郷の様に山奥までやってきて大人になるんですから、壮大な旅です。
しかも、産卵のためにマリアナ海溝まで再び戻るんですから、信じられない旅路です。
故郷へ戻る方向は、どうやら太陽の光が当たる角度で決めているらしいです。
その間、昼は深海へ潜って泳いで、夜は浅い海へ上がって泳いで、ひたすら目指せマリアナ海溝です。(凄い)
というわけで、今日の夕食はウナギになりました。
流石に国産の養殖物には手が出ませんので、涙を飲んで中国産となりました。(苦笑い)
でも、どこで育っても生まれはマリアナ海溝なんですけどね。
現在、人工養殖が盛んに研究されていますが、生きているうちに腹いっぱい食べられるようになりますかね。
ちなみに、今年は土用の丑の日が後一日あったりします、ウナギにとっては受難続きですね。
写真は、先日の福島潟散策で撮影しました。
ちょうどネムノキの花が満開状態でした。
中国ではネムノキ(合歓木)が夫婦円満の象徴とされているそうです。