I remembered the summary of the stories.
「思い出した」
年をとると、記憶力の低下を思い知らされます。
まず、人の名前が出てきません、次に文書を手書きしようとすると漢字が思い浮かびません。
若い頃は、今思うと自分でもびっくりするくらい記憶力が良かったなと感じます。
その頃は、本を読むと大体の内容が記憶に残りました。
それで困ったのが、推理小説を読んだときです、何せあらすじと犯人が記憶に残るので、何度も読む気になりませんでした。
今日の午後、テレビのチャンネル権が転がり込んできたので、夕方まで溜まっていたビデオ録画を見ました。
最近は、NHKのBSで放映されている「名探偵ポワロ」に凝っていまして、撮りためた内の3本を見ました。
何故ポワロに凝っているかというと、若い頃アガサ・クリスティの本を結構買い込みまして、読んでいたからです。
当然、一番読んだのはポワロのシリーズでした。
若い頃は、記憶力があったので、ポワロのシリーズも1-2度読むとネタバレ状態になりました。
ところがです、年を経るに従って、本のタイトルを見ただけでは、あらすじも犯人も霧散状態になりました。
だから、ビデオのポワロを見ても、ネタバレの記憶が失せているので、楽しめます。
先日、図書館へ行った時、本棚にポワロのシリーズがあるのを見つけました。
それで、久しぶりにポワロを本でも楽しもうかなと思って、何冊か借り出しました。
最初に短編集である「ポワロ登場」を読んだのですが、少し読み進めただけで過去の記憶が蘇りました。
文字がトリガーとなって、灰色の脳細胞からかつて読んだ本の中身が、引っ張り出されたようです。
ビデオを見ても、ネタバレ記憶が蘇らないのは、多分本とビデオは話の流れが違っているのが原因かなと思いました。
推理小説を映像化する時、話の流れは大体合っているけど、映像化のために本の内容を結構変えていますからね。
今回、久しぶりに本を読んで、ビデオと比較すると、それがよくわかりました。
例えば、今回借りてきた長編の「ゴルフ場殺人事件」を読んで、ビデオを見ると話の流れは同じだけど、ビデオ用に結構変えてありました。
ポワロの相棒ヘイスティングス大尉ですが、彼の奥さんになる女性は、ビデオではベラになっています、しかもベラには姉妹がいません。
本の方はダルシーという名前ですし、彼女には双子の姉がいて、名前はベラです。
こうやって、本とビデオを比較するのも面白いなと感じました。
しかし、以外と昔読んだ本の記憶が残っているのに、ビックリしました。
今日の空模様は、午前中は青空が見えて日差しがありました、午後からは急変して風が強くなってアラレが降ったりしました。
午前中に、家の回り、玄関などの掃除をして、私へ割り当てられた年末作業を片付けました。
上の写真は、午前中の空模様です、半日でしたが晴れてくれて助かりました。