上のキャプチャー画面は、先日図書館から借りてきた月刊誌「stereo誌」(2022年11月号)の記事からです。
こちらの月刊誌は、オーディオマニアの御用達ですね。
11月号は「CD再考」という特集が組まれていて、CDの歴史から歴代のCDプレイヤーのうんちくなどが掲載されていました。
キャプチャー画面のCDプレイヤーD-50は、SONYがCDを普及させるために、利益を持ち出しして作ったと噂されているポータブル型のCDプレイヤーです。
このD-50は、49,800円という当時としては破格の低価格で発売されました、私も記憶があります。
発売されたのは1984年ですが、当時のCDは登場したばかりで、CDプレイヤーがとても高価だったことを記憶しています、私も全く手が出ませんでした。
翌年の1985年に、このD-50を搭載したCDラジカセが登場しました、これが世界初のCDラジカセだったそうです。
実は、この世界初のCDラジカセ(機種名:CFD-5)を、ほぼ発売と同時に買っちゃったんです。
カタログのキャプチャー画面を見ると、価格は108,000円でした、当時としては高価なラジカセだったと思います。
確かこれを2割引(あるいは3割引だったかも)で購入できました。
理由は、会社の先輩の婿さんが秋葉原の電気店に勤めていて、その伝手でした。
実際は話が逆でして、それだけ値引きしてもらえるのならば、買おうということになりました。
当時は独身だったので、お金がなんとかなったんでしょうね、それでも清水の舞台レベルの買い物でした。
当時のメモを見ると、どうも6月24日に私の手元へ到着したようです。
メモによると「思った程の音ではなかった」となっているので、鳴り物入りで登場したCDだったが実際の音はイマイチだったようです。
当たり前といえば当たり前です、CDが登場した当時SONYが最初に発売したCDプレイヤー(CDP-101)は定価が168,000円だったそうです。
このCDプレイヤーに、それなりのアンプとスピーカーを組み合わせて、やっとマトモな音が聞けたはずです、CDプレイヤーよりも安いCDラジカセで同じ音が出せる訳がないですよね。
ただ、このCDラジカセは結婚後も使われ続けて、本体が故障(確かカセット部分)して破棄、ただしスピーカーは通信機の外付け用として数年前まで手元に残っていました。
しかし、技術革新は凄いです、CDは40年くらい前の規格ですが、今のデジタル技術はCDの情報を極限まで引き出してくれます。
今、私の使っているCDコンポはCFD-5の定価よりも安いやつですが、古いCDを含めてCFD-5とは比較にならない良い音を聞かせてくれます。
音源はダウンロードが当たり前になって、CDのシェアは大幅に落ちたようですが、今はCDを聞くには良い時代になったのかも知れません、CD再考ならぬCD最高ですね。
時々、マニアが御用達の高級CDプレイヤーに、最新のデジタルアンプでCDを聞いてみたくなったりします。
きっと、凄い音がするんでしょうね。
これは、泥沼への入り口ですから、妄想だけにしています。
今のCDコンポで十分良い音を楽しめますから、その分ソフト(CD)にお金をかけたほうが良いですから。
月刊誌を読んでの戯言でした。