今日は、朝から青空が広がって、一日続いてくれました。予報では、夕方から雨が落ちてくる予定だったんですが、夜に入っても今のところは雨の兆候はありません。
冬の晴れ間は、本当に儲け物です、それが一日続いたんですから、ありがたいです。
今時分は、朝日が昇るのは午前6時を超えた辺りです。
したがって、朝の通勤時は朝日がやっと輝きを増してくる時間帯にあたります。
通勤路途中で朝日が射すと、光の陰影で印象的な景色を見せてくれます。
上の画像は、草むらに朝日が射した様子です。
公園の植え込みが真っ赤に紅葉して、そこへ朝日が当たって、これまた綺麗な眺めでした。
夜、宅配便の人が来て、荷物を受け取りました。
おおよそ一ヵ月半くらい前に、修理を依頼した物が送り返されてきました。
その品物は、私の机の上で「チッチッチッ」と軽やかな音を刻んでいます。
修理を依頼した物は、時計です。時計を動かす動力はゼンマイ、しかも自動巻きではなくて、手巻きの時計なんです。
若い方はこんなデジタルな時計の音を聞いたことがないでしょう。私だって、最近はデジタル時計ばかりになってしまって、ゼンマイの刻む音なんて久しぶりに聞きました。
この時計は、亡くなった祖父が持っていたものです。祖母から、祖父の形見として引き継いだ時計です。
学生の頃、使っていたことがあるんですが、結局お蔵入りになってしまいました。
時々、取り出してはゼンマイを巻いていました、動くことは動くのですが、長針の位置が狂っていること、風防に割れ目が入っています。これは、引き継いだ時から、そのような状態になっていました。
その内に、修理でもと考えていたのですが、ついに2010年まで至りました。
たまたまWebで検索したら、この手の時計を修理している店を見つけました。
元々は、私の持っている時計を製造していたメーカー系の会社だったのを、個人で引き継いだお店でした。
修理の見積もりを依頼したら、オーバホールと風防取替で、1.6万円程度でした。
それで、修理することを決心して、お店へ時計を送り込みました。
結果的に、時計の心臓部である「ゼンマイ」と「天芯」の取替が必要となって、修理費用は4万円弱に膨らんでしまいました。
この時計は中古品も販売されているので、修理費用で2個購入できましたが、思い出の品物はお金に換算できませんね。
時計には、ケースとヒモがおまけで付属してきて、如何にも雰囲気が感じられます。
その上、オーバホールと心臓部の部品を取り替えたので、音が本当に軽やかです。
このアナログ音は、聴いていて癒される音です。
問題は、毎日ゼンマイを巻くのを忘れないようにすることです。
機械式の時計は、使ってあげることが、長持ちをするコツのようですから。