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サイケおやじの生活と音楽

カラオケ酔夢譚:別れても好きな人

2017-11-02 18:20:18 | 歌謡曲
別れても好きな人 / パープル・シャドウズ (フィリップス)

カラオケの定番、殊更年末の宴会シーズンには欠かせない名曲&人気曲のひとつが本日のお題「別れても好きな人」でしょう。

皆様ご存じのとおり、佐々木勉によって作詞作曲された「別れても好きな人」は、何と言っても昭和54(1979)年にロス・インディオス&シルヴィアが出した男女デュエットのバージョンがロングセラーの大ヒットになっているので、だからこそ酒席のカラオケでは挙って歌いたくなるという要因が、その人気のあからさまな秘密ではありますが、それゆえにカバーバージョンも今日まで多数レコーディングされていることから、実はオリジナルバージョンの存在が希薄になっているのも否めない実状だと思います。

そこで掲載したのは、昭和44(1969)年末に発売されたパープル・シャドウズのバージョンをA面に据えたシングル盤で、同曲のレコーディングとしては、なかなか早い段階のブツじゃ~ないでしょうか?

もちろん、他に知られているところでは、松平ケメ子のシングルバージョンが最初という説もありながら、サイケおやじは一度も聴いたことがありませんし、当然ながら現物レコードにもお目にかかれていませんので、真偽は不明……。

で、このパープル・シャドウズのバージョンは、前述したロス・インディオス&シルヴィアの大ヒットバージョンの印象からすれば、なんとも女々しいというか、 渋谷毅の編曲によるジャズっぽいノリと薄口のストリングス、リードギター的な働きがニクイばかりのエレキベース、コブシが抑制されたボーカル&コーラスという仕上がりですから、本当に地味なんですが、それゆえにちょっとクセになる魅力(?)が確かにあるように思います。
 
ちなみにジャケ写からも明らかなように、これを出した頃のパープル・シャドウズは岡村右(key) が加入した5人組でした。

うむ、パープル・シャドウズはバンドサウンドで聞かせてくれますが、案外とこの雰囲気でギターやピアノの弾き語りでもやれれば、プライベートな宴席でも、意想外にウケるんじゃ~ないでしょうか?

等々、所謂捕らぬ狸のなんとやらを夢想してしまいますねぇ~~~♪

ということで、巷では明日から三連休なれど、アメリカからはお偉方がやって来るし、猟奇事件や代議士先生方々のセクハラ問題あれやこれやで、しばらくは落ち着かない世相が続くようですので、せめてカラオケでも歌える機会に恵まれるのであれば、決してそれが好きとは言い切れないサイケおやじにしても、歌い飛ばしたい気持ちになっているのでした。
コメント (1)
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