OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ハイブリットなハートは水色

2021-09-01 15:56:41 | 歌謡曲

■ハートは水色 / 増田未亜 (日本コロムビア)

サイケおやじが異郷の地へ島流しにされた昭和62(1987)年春は、ちょうど音楽の流通媒体が変化の最中でしたので、例えばシングル盤にしても、アナログのレコードやカセットテープ、そしてデジタルのCDが同時並行で発売されていた時期でした。

ですから、ようやく7年後に帰参が許されたサイケおやじが、その間のブランクを埋めようと必死になって中古屋を巡って邂逅するのは、前述の3種類が混然一体というか、コアなマニアであれば狙った獲物(?)は、その全てを蒐集させられてしまうのが必定という、いやはやなんともの状況が現出していたんですねぇ…… (^^;

そして、それゆえに……、経済的な苦境に追い詰められてしまう事態を避けるべく、十人十色の道を策定模索する中で、サイケおやじが選んだ道は、アナログ盤に拘るっ!

つまりは、7吋のシングル盤レコードが出ているのならば、それ優先!

という決意から、殊更CDがメインになっていたアイドル歌謡に関しては、それを発見しただれで嬉しくなっていた時期が確かにありまして、本日掲載のシングル盤は、その好例とも言うべき1枚です。

なにしろ発売されたのが平成元(1989)年4月ですからねぇ~~、つまりは時代が「昭和」から「平成」へ移り変わった、その最初の時期ということで、時代が一気にデジタル化へ傾いた様な印象も残っているんですが、しかし当時のサイケおやじは異郷の地で辛酸を……、という頃でしたから、まあ……、日本の国内事情についてのリアルな実相は想像の域を出ないんですが、それはそれとして、とにかく、そ~ゆ~時期でも発売されていたアイドル歌謡のアナログ7吋盤があったという事実は、確固たる歴史でありましょう。

なぁ~んていう大上段に構える必要なんか、本当は無いんですけどねぇ……(^^ゞ

そこで肝心の掲載盤については、とにかく歌っている増田未亜って、女優業がメインだという印象が昔も今も、サイケおやじには強いんですが、こ~ゆ~アイドルシンガーとしての活動もあったというのであれば、作詞:竜真知子&作曲:井上ヨシマサ、そして編曲:林有三という制作スタッフの名前が確認出来るA面曲「ハートは水色」がキーボード主体のデジタルなサウンドでありながら、流麗なストリングスや重いドラムスがアナログ系の録音になっていたりする、つまりは温故知新なハイブリット感覚が最高に素敵なんですねぇ~~(^^♪

というのも、メロディラインがユーミンっぽくて、歌謡世界は松田聖子みたいな、そんなふうに書いてしまえば、聊かイヤミな仕上がりかと思われるかもしれませんが、増田未亜の幼さが残る声質による素直な節回しと微妙な演技力が感じられる歌唱表現がジャストミートのホームラン♪♪~♪

爽やかでありながら、胸キュンなフィーリングとクセのある歌いっぷりは、流石は「女優の歌」の世界かもしれません。

極言すれば、好きな人には中毒 (^^;

ロリ趣味が無いサイケおやじに、そこまで言わせてしまうほど、増田未亜が歌う「ハートは水色」は素晴らしいと思っていただければ、幸いでございます (^^;

ということで、そんなこんなは、繰り返しますが、掲載したアナログ盤を聴いての印象でして、デジタルトラックは聴いた事が無いので、なんとも言えません。

しかしそこには、更なる魅力がある様な気にさせられるのが、この時期に作られていた音楽の魅力だとしたら、やっぱり前述したとおり、アナログ盤レコードやカセットテープに加えて、CDもゲットするのが本道かもしれませんねぇ~ (^^;

う~ん、そ~ゆ~贅沢だって、羨ましくも、憎らしいばかりです (^^;

コメント
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