OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

もうひとつの赤坂の夜は更けて

2023-03-27 17:33:42 | 歌謡曲

赤坂の夜は更けて / 島倉千代子 (日本コロムビア)

鈴木道明が作詞作曲した「赤坂の夜は更けて」は昭和40(1965)年、西田佐知子が歌って大ヒットしたムード歌謡の名曲であり、彼女自身のイメージを決定的にした代表作でもありますが、同時期には所謂競作盤として、様々な歌手やグループによってレコーディングされており、今となっては、誰のレコードがオリジナルバージョンなのか?

その謎と真相を全く掴めていないのはサイケおやじの不勉強ではありますが、本日ご紹介するのは、やはりその中の1枚として、前述した西田佐知子のバージョンと同じく、昭和40(1965)年10月に発売されたシングル盤A面に収められた島倉千代子の「赤坂の夜は更けて」です。

結論から述べさせていただきますが、巷間良く知られている西田佐知子のバージョンは川上義彦が附したジャジーなアレンジが西田佐知子の個性とも云うべきアンニュイなムードにはジャストミートの相乗効果が強い印象として残っているもんですから、サイケおやじとしては完全なる後追いで聴いた島倉千代子のバージョンが佐伯亮の手掛けたラテンムード歌謡に仕上がっていた現実(?)には、非常な違和感を覚えましたですねぇ~~、最初っ!

なんていうか、鶴岡正義と東京ロマンチカに島倉千代子がゲストボーカルとして入った様な感じでもあり、それでいて、あの「お千代さん節」が随所に出まくっているんですから、これはこれで、正解なんでしょうか……。

結果的に、西田佐知子バージョンの売り上げには及ばなかったのは皆様ご存じのとおりですし、テレビ等々で島倉千代子が「赤坂の夜は更けて」を歌っている場面の記憶もないに等してサイケおやじとしては、この掲載盤を昭和50(1975)年頃に中古屋で発見した時がファーストコンタクトであったのですから、尚更という気持ちをご理解いただければ、幸いでございます <(_ _)>

う~ん、しかし、それにしても「赤坂の夜は更けて」は、素晴らしい名曲だと再認識させらましたですねぇ~~♪

様々なバージョンを徹底的に探索、猟盤したい欲望が沸き上がっているのでした (^^)

コメント
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