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サイケおやじの生活と音楽

エレキ&GS歌謡の安らぎ

2024-02-05 18:46:31 | 歌謡曲

天使のささやき c/w そしていつか / 石井祥子 (日本コロムビア)

掲載したのは石井祥子が昭和44(1969)年4月に出したシングル盤なんですが、この明快なジャケ写イメージを裏切らない、実に正統派のエレキ&GS歌謡が両面2曲で楽しめるという傑作に仕上がっています (^^♪

それは作詞:湯川れい子&作曲:市川昭介という、何やらミスマッチとも思える先入観が見事に覆されるA面曲「天使のささやき」からグッと惹きつけられる展開には、ミディアムテンポで起承転結が明快なメロディラインに如何にも乙女チックな歌詞の世界が乗っているんですから、石井祥子の曲想から外れないソフトタッチの節回しを尚更に活かす葵まさひこのアレンジは、ソフトロックを基調にマイナーな味わいを強調したエレキギターやスリー・シンガーズによる甘口の女性コーラスが用いられているという、そ~した何の衒いも無いプロデュースの潔さっ!

まあ……、そのあたりが、あまりにも出来過ぎていたのでしょうか、リアルタイムよりは現在の後追い鑑賞によって再発見される、正に素晴らしき昭和歌謡曲の「お宝」だと、サイケおやじは強く思っております (^^♪

ですから、同じ制作スタッフが手掛けたB面曲「そしていつか」が尚更にゴージャスなストリングス&オーケストラに導かれ、ストレートなエレキギターに彩られたミディアムテンポのマイナーメロディ歌謡曲に仕上がっているのも、これまた素敵な「お約束」でありましょう (^^♪

個人的には、むしろA面曲「天使のささやき」よりも、こちらが好きなほどで、それはベタベタした節回しがイヤミになっていない石井祥子の歌いっぷりがあればこそっ!

う~ん、ヴァイブラフォンの響きやジャズ系コードワークを潜ませたギターの用い方等々、こ~ゆ~マイナーメロディを歌謡曲に馴染ませる葵まさひこのアレンジも秀逸だと思います (^^♪

ということで、本日は悪天候&交通渋滞という自然の試練に苦しめられている皆様にも、こ~ゆ~明快な歌謡曲で身も心も温まっていただきたいとの思いを強くしております。

明日は穏やかでありますように (^^)


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