■愛してはいけない / 英亜里 (ビクター)
これも異常気象なのか?
異様なほどに暖かい春の日なればこそ、昭和43(1973)年に英亜里(はなぶさあり)が歌ってくれたソフトロック歌謡の傑作「愛してはいけない」がジャストミート♪♪~♪
もちろん、彼女の卓越した歌唱力によって、その表現は正統派歌謡曲 ~ 演歌という基本路線にあっても、滲み出るナチュラルな洋楽センスがあればこそ、今も根強い人気を保っているとすれば、作詞:石郷岡豪&作曲:三保敬太郎から提供された「愛してはいけない」を馬飼野康二が附した絶品のオシャレ系アレンジで歌えるのは、彼女しかいないと思うほどなんですが、実は楽曲そのものは、確か和田弘とマヒナ・スターズが所謂「昼メロ」と呼ばれていたテレビドラマの主題歌として既に発表していたと云われていますので、つまりは堂々のカバーバージョンではありますが、それにしても英亜里の本作は抜群の仕上りですよっ!
ただし……、リアルタイムでは必ずしもヒットしたとは言い難い状況だったらしく、レコードそのものが売れていなかった所為もあるんでしょうが、掲載したサイケおやじの私有盤にしても中古ゲットした段階で、ジャケ写スリーブは色焼けしていましたし、盤質も決して良くはありませんでした。
しかし、そんなバチバチガタガタのレコードであっても、流れ出す彼女の歌声に嘘は無く、何度聴いても、飽きないんですよ (^^♪
どうか、皆様にも、お楽しみいただきたい昭和歌謡曲の傑作として、オススメです (^^)
ということで、それにしても英亜里のビクター時代の音源はCD復刻されているんですかねぇ……。 デビュー期からのCBSソニーの諸音源は復刻されたのですから、以降の再発も決死的希望!
それは異様なほど暖かい春の陽射しの所為とばかりは、言いたくありませんので (^^;
2015年 1月21日 「娘の季節」
2017年 8月3日 「夕顔の町」
2022年 8月23日 「酔い待ち草」
2023年 3月9日 「愛してはいけない」
上記の5曲を取り上げて戴き有難うございます。
CBSソニーからビクターに移籍('73年8月10日)して、「新人の気持ちで頑張ります」という “英 亜里” 。彼女の新曲「愛してはいけない」は、十年前 和田弘とマヒナスターズが歌ってヒットした曲。
そこで、さっそく先輩のマヒナからコーチを受け、ヒットを狙っている。
“英 亜里”さんは生まれ育った故郷の「深川八幡」様へヒット祈願にスタッフ一同と参拝してました。その時この「愛してはいけない」のシングル盤を2枚購入しましてジャケットにサインを戴くことができました。
2020年と2021年に40年ぶりということでテレビ出演もされてました。
①愛してはいけない c/w 月見草をくれた人 '73年
②夕顔の町 c/w 愛はひとすじ '74年
③雨の鎌倉 c/w 恋かげろう '76年
④君待つ夜のブルース c/w ネオンの灯り '78年
上記4枚のシングルをビクターからリリースしてました。
“英 亜里”さんのCD音源は極端に少なくオムニバスCDは数枚発売されてますが「花の手拍子」(最大のヒット)のみしか収録されてません
それであれば個人的に“英 亜里”さんの楽曲をすべてCD-Rに落としてステレオ鑑賞してます。
ライブ音源はかなり貴重です。(「愛してはいけない」は一度ステージで歌われた時のmast曲)