■SAMURAI NIPPON / 朱里エイコ (ワーナーパイオニア)
最近の日本は学術&スポーツの面で世界的な活躍が目立ちますよねぇ~~♪
ノーベル賞はもちろん、テニスやラグビーやサッカーについても、なかなかの健闘には熱くさせられる毎日です。
そこで本日は発作的に掲載盤を朝っから鳴らしてしまいました。
ご存じ、朱里エイコが昭和53(1978)年秋に出した「SAMURAI NIPPON」は、そのものズバリ!
スマートなフュージョンサウンドをバックに披露されるのは英語詞による強烈なブラコン歌謡というか、とにかく朱里エイコの歌いっぷりは圧巻の一言なんですねぇ~~♪
あぁ、この黒人っぽさにはグイグイと惹きつけられてしまうほかはないんですが、あれぇ~~っ、これってどっかできいたような曲調だよなぁ~~~?
と思ってクレジットを確認したら作詞:マルコ・ブルーノ、補作詞:エイコ&バーバラはとかくも、作編曲のピーター・ストーンって、誰ですかぁ~?
なぁ~んていう疑問が浮かんでいたら、なんとっ!
それは大野雄二の変名であったという、なかなか納得の情報が友人から伝えられ、う~ん、これも所謂「ルパン三世歌謡」だよなぁ~~~♪
サイケおやじは思わず唸ったわけですが、それを証明してくれるのがB面に収録された日本語バージョンで、こちらの作詞は麻生香太郎という以上に、そのサウンドのキモであるブラスやリズムギターの使い方、またコーラスやメロディ展開の要所に丸っきりそのまんまの「ルパン三世」がモロ出しなんですから、たまりません♪♪~♪
加えてイントロのシンドラも良い感じ♪♪~♪
そして当然ながら、朱里エイコのボーカルの物凄さはノリが最高のスキャットパートやグルーヴィなコブシの滲ませ方、さらにはメロディフェイクの上手さは、まさに天才でしょうねぇ~~♪
もう、本当に何時までも聴いていたいのがサイケおやじの本心ですよ♪♪~♪
ちなみにこの曲は当時、トヨタのCMに使われていて、サイケおやじもそれで最初に聴いてからのレコードゲットでありましたが、まさか大野雄二が変名を使ってまで、これを作っていたなんて事は知る由もなく、何故なんでしょうねぇ~~?
以下は全くの妄想的推測に過ぎませんが、英語詞で作られている以上、トヨタの海外販売宣伝にも使われていたのだとしたら、逆輸入の洋楽扱いを想定していたのでしょうか?
個人的には、何もそこまでやらなくても、ここまで素晴らしい仕上がりの楽曲は、そのタイトル同様、堂々と日本仕様で良かったと思うんですが、今となってはリアルタイムでも未だ残っていた欧米コンプレックスを理解出来ますから……。
しかし、繰り返しますが、朱里エイコの「SAMURAI NIPPON」は最高に素晴らしいですよっ!
本当にスカッとしますからっ!
ということで、こ~ゆ~歌を聴いていると、今日も頑張れるような気がするのはありがたいです。