OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ルージュリアンって、なぁ~に?

2019-11-05 18:14:31 | Singer Song Writer
星のルージュリアン / 松任谷由実 (東芝)

昭和55(1980)年秋にヒットしたユーミンのシングル曲なんですが、サイケおやじは、これを最初に聴いた時、ちょっぴり違和感に近いものを覚えました。

たって曲調そのものが重苦しくて、化粧品のCMソングにしちゃ~、聊かミスマッチ?

なぁ~んて不遜な事を思っていたのですが、しかし同時にカッコイィ~演奏パートのアレンジにはグッと惹きつけられましたですねぇ~~♪

極言すれば、アレンジとカラオケのパートがあればこそのユーミン節が冴えわたり!?!

みたいな結果オーライ♪♪~♪

もちろん、楽曲は作詞作曲がユーミンであり、アレンジは夫君の松任谷正隆という何時もの家内制手工業(?)であれば、納得するしかありません。

なにしろそれは当時流行のブラコン系AORがド真ん中であり、それゆえにミディアムテンポで演じられるカラオケにリードされたかのようなユーミンのボーカルは、時として金属的な響きさえ感じさせるんですが、いかがなものでしょう。

皆様ご存知のとおり、今となっては当時のユーミンが、このシングル曲直近に出したアルバム「時のないホテル」も、なんだか暗い色彩に満ちていた印象でしたから、もしかしたら作者本人の心象風景に陰りでもあったのでしょうか……。

正直、楽曲そのものがユーミンの諸作の中では常套的な印象で、歌詞にも新鮮味が薄い様な気がしますし、メロディラインも、また然り……。

しかし、それをサポートしている松任谷正隆のアレンジによって、暗くて重い歌詞やメロディが活かされているのは明らかだと思いますし、逆に推測すれば、最初っからアレンジの方向性が定まっていたところへ合わせるようにユーミンが歌詞とメロディを作っていたのかもしれないなぁ……、なぁ~んて、またまた不遜な妄想が!?

う~ん、この曲がリアルタイムじゃ~アルバム未収録、つまりはシングル盤オンリーの扱いだったのも、その所為なんでしょうかねぇ~?

あぁ……、ここまで書いてしまっては、御本人や関係者各位、そしてファンの皆様からのお叱りは覚悟しなければなりません。

しかし、昭和55(1980)年秋のサイケおやじのウォークマンにセットされたカセットには、この「星のルージュリアン」がきっちり入っていましたですよ ♪♪~♪

ということで、現在ではベスト盤CD等々で簡単に聴けますし、現実的にヒットしていたんですから、サイケおやじの様な者が、これ以上の戯言を述べるのは、やっぱり不遜です。

それでも最後に素朴な疑問、ルージュリアンって、なんですかぁ~~?
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