昨夜のNHKの番組を興味深くみました。
日米同盟より自主防衛を選択する人が多かったのが
番組の「成果」でしょうか?
軍事同盟は両国にとってメリットがあると思われていますが、
歴史を見ると必ずしもいろいろなケースがあるようです。
軍事同盟の危険性にも目を配っておく必要もありそうです。
ひとつは、いやおうなく紛争に引きずりこまれる危険性。
これは現在の日本が陥りそうな危険性です。
もう一つは、見捨てられる危険。これは同盟者の間の力の差が
大きければ大きいほど危険度が増すそうです。
これを経験した国がオーストラリア。
オーストラリアは建国の歴史的な経緯もあって、
イギリスとの軍事同盟に頼ってきました。
そして自国にとって、ほとんど重要でない戦いに派兵。
第2次世界大戦でも、遠く離れた北アフリカで、
イギリスのためにドイツ軍と戦っていました。
ところが、イギリスは、日本と開戦に踏み切った時、
オーストラリアを見捨てる決定をしたのです。
肝心な時に同盟が役に立たなかったわけです。
太平洋戦争ではオーストラリアはアメリカに守られました。