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マスコミの越権  文科系

2009年05月17日 08時52分53秒 | 国内政治・経済・社会問題
14日のエントリーで僕はこう書いた。この動きが、民主党党首選挙のなかでさらに拡大されていると思ったものだ。怖い感じすらする。


【 こんな場合の世論って、一体なんだ。「検察が3重のルール破りをし」、このルール破りを黙認するだけでなく検察の一方的リークだけを世に垂れ流してまで形作られたこの世論って。そしてマスコミは今やこの世論でもって、民主党の中にまで大々的に手を突っ込み、かき回し始めたらしい。今朝の毎日新聞1面トップ大見出しに、こうあった。
「民主党次期代表 『岡田氏を』最多25%」、「本社世論調査 鳩山氏は13%」

こんな大見出しの「世論」を錦の御旗とした関連記事は、こんなふうに一方だけを持ち上げて見せている。すべて、上の「小沢問題世論」を持ち出してのことなのである。
「『非小沢』派の目には、『鳩山後継』を狙う小沢氏が『世論は岡田氏』と見て国会議員のみの投票を急いだと映る」
「一方、岡田氏を支持する前原誠司副代表は『国民的人気がある代表を選ぶことで、より政権交代の可能性が高くなる』と調査結果を歓迎する。党内情勢と世論の『ねじれ』については『(党所属議員は)こういった調査結果を重く受け止めて判断するのではないか』と語り、世論に合わせた流れが生まれることに期待感を示した」

一つの野党内部問題での、もの凄い世論誘導ではないだろうか。そして、これらの記事を前にするとき、官僚・政府・マスコミ一体のこんな雰囲気を改めて強く感じてならない。
「官僚出身の岡田克也ならば、小沢とは違って官僚制度に対して節度を心得ているはずだ」

みなさん、こう思われないだろうか。この「国策捜査」と、それに先導された「政府・官僚・マスコミの同調」と、これらに動かされた「世論」とがラセン状に相乗しあい、ファッショの雰囲気がどんどん醸成されていると。】

欧米などの旗幟鮮明を旨とするマスコミはいざ知らず、中庸を装ってきた日本のマスコミのなんという激変かと思う。一つの野党内の選挙の一方をこれだけ持ち上げ、他方をこれだけ貶めてみせる。しかもその間中、小沢よりも遙かに酷い自民・二階などには、検察に同調して言及なしなのだ。
この全てが「世論」を根拠にしてのことなのであった。その世論など自分らが軽く左右出来ると思っているくせに。こういう、マスコミが世論を我田引水していく様はもう、何と語ったらよいのだろうか。これら全ての内容が検察に同調しているのだから、ファッショと語っても良いのだ。

「大本営発表」を思い出して、怖すぎる。


コメント (14)
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