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中国は日本をどう見ているのか?     らくせき

2012年11月12日 19時20分21秒 | Weblog
韓国中央日報が、中国の阮宗沢(中国国際問題研究所の副所長)に、
インタビューした記事の一部を紹介します。

民族主義は東アジア国家すべての問題だ。
すべて国家的な転換期であり、民族主義の噴出時期だ。
中国の国力が強まり、ある人は『有所作為(できることをする)』を叫ぶ。
一種の自負心の表現だ。

日本の民族主義も弱くない。 原因は日本の衰退だ。
自負心、衰退ともに民族主義を促進させる。
釣魚島(日本名・尖閣諸島)事件は両国の民族主義をさらに刺激した。

中国の立場は強硬だ。 以前のように耐えることはできない。
中国人の8割は日本を嫌っている。
これはリーダーシップに対する大きな挑戦だ。
リーダーシップは民族主義で揺れる可能性がある。
民族主義を健全な方向に導くことができるのもリーダーシップだ。

習近平は内部問題を重視するが、周辺国と平和・協力の方向で
発展することを希望している。 問題は日本だ。

日本はリーダーシップを欠いている。 最高指導者があまりにも頻繁に変わる。
釣魚島問題も東京都知事1人が日本の政策と日中関係を拉致してしまった。
日本は毎年、首相が代わり、リーダーシップが非常に不安定だ。
日本の民族主義を統制して引導することができない。

阮宗沢氏は、中国外務省直属のシンクタンク「中国国際問題研究所」で
対米外交と大国関係を研究。
著書に『中国の崛起と東アジア国際秩序の転換』。

あきらかに日中の力関係が逆転しているという認識にたった
余裕のあるお話ですね。
敗戦によって、日本は大人になったのか?相変わらず子供のままか?
国民の成熟度が日本の未来を方向付けそう。
そういう意味でも、今度の選挙は興味深いものがあります。





コメント (7)
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保安院の大罪(89) 「フクシマ」、悪行一覧表(1)  文科系

2012年11月12日 09時46分56秒 | Weblog
 福島原発「事故」。これは同じレベル7のチェルノブイリと並べればこの世界に30年に一度もなかった大事故ということになる。人類の悪行も軽重、多種多様いろいろだが、これだけの悪行も戦争のない日本ではちょっと少ないという、そういうまとめを記しておきたい。あまりにも楽観的かつ断片的な擁護論などが巷にばらまかれすぎると考えていて、ここまでの拙稿「保安院の大罪」をざっと見直してきた、その末の産物だ。
 事故と言って済ませられない戦争にも匹敵するような意識的悪行、未必の故意と言える側面が存在すると思う。どれだけ多くの人々が故郷や家財を奪われたかとか、被爆地から避難所に立ち退きを迫られて命を縮めた人々の多さとか、予想される後遺障害の深刻さとかは、戦争を思わせる。また、この原因・背景に思いを馳せるなら、国権の最高機関国会が選んだ国会事故調査員会が「この事故にはいわゆる『規制の虜』が存在していた」と断言していることに注目すべきだろう。「規制の虜」、つまり原子力村への「規制側」の嘘、隠蔽、そういう世論工作などには、事故と言って済ませることができない犯罪的側面も多かったのではないかということだろう。事故以降無数に起こった嘘・隠蔽による事故の拡大などがまた、これを何よりも傍証していると思う。
 人の過失、未必の故意、犯罪などには軽重がある。権力者のそれはいかに重大なものになるか。政治がだらしない今、是非忘れてはならぬ事だと思うのだ。

1 直接の害悪の数々
①無数の人々の故郷や家財を奪った。子どものいる家庭には、「成人するまでは帰れない」と決意している人も多いだろう
②避難生活を強いられた家族の多くの高齢者、病人などが、その命を縮めた
③スピーディの非公開で浴びなくても良い放射能を浴びた人々も多い
④後遺障害予測について、半減期の短い放射性物質や、線量が低くとも出る晩発性障害とかのことがほとんど論じられていない
⑤高濃度汚染水を垂れ流した。これが海に沈んで、今でも高濃度汚染魚類が北20キロとかの遠隔地からさえ揚がっている
⑥地下水汚染のことも、害の質、大きさが分かるのは遙かに遠い先の話だ
⑦この垂れ流しについて、過失の度合い、つまり確信犯かどうかさえも、なにも明らかにされていない
⑧吉田所長の「水蒸気爆発だ!」というテレビ画面音声も、その後きちんと訂正なり、追求なりの処理がなされたとは聞いていない
⑨この水蒸気爆発は、毒性の高いプルトニュームMOX燃料を使った3号機についてのことであり、水素爆発よりも遙かに遠くまで重い物質を飛ばすから、極めて重大問題なのである。ちなみに、テルル132などという金属製の重い放射性物質が、7キロ先の浪江、大熊、南相馬まで飛んでいるとも報道された。

(続く、2 事故処理に示された嘘、隠蔽、犯罪性。 3 ? などを書くつもりです)
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