新聞の片隅に載ったニュースから(59)
(角田美代子被告の顔写真で)おわび(2012.10.31 読売新聞)
兵庫県尼崎市の連続遺体遺棄・行方不明事件の記事で、角田美代子被告の顔写真として、別の方の写真を誤って掲載していました。角田被告側の弁護人から、本人ではないという指摘があり、事件とは無関係の女性からも「私の顔写真です」との抗議がありました。あってはならないミスであり、本人確認が不十分でした。おわびします。
美代子被告写真本人か確認中(2012.10.31毎日新聞)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、10月22日朝刊に掲載した角田美代子被告の写真について、別の女性から弁護士を通じて「自分の写真だ」との指摘がありました。毎日新聞社は美代子被告の知人らから確認のうえ、この顔写真を掲載しましたが、この指摘を受け、周辺取材を再度進めています。
(共同通信と中日新聞の)おわび(2012.10.31 中日新聞夕刊)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、共同通信は二十三日、角田美代子被告の顔写真だとして別の方の写真を配信しました。刑事事件の被告の写真を間違えるという重大なミスで、角田被告だとして顔写真を配信された方と読者に、深くおわびします。
写真は角田被告の長男の入学式の集合写真から抜き取ったもので、一九九三年の撮影です。
角田被告をよく知っているという人に確認し、配信しました。その後も複数の関係者から「角田被告に間違いない」との証言を得ました。
しかし、三十日になって、尼崎市に住む女性(54)が弁護士を通じて「写真は私だ」と名乗り出たため、別人と分かりました。今回の教訓を踏まえ、深く反省した上で、正確な報道に務めます。」(共同通信吉田文和通信編集局長の談話略)
本紙は二十四日付朝刊30面で共同通信配信の写真を掲載しました。掲載責任を重く受け止め、
わびします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は角田被告と別人の顔写真を報道したことについての新聞・通信社の「おわび」と弁明を
並べて比較しました。
なお、朝日新聞は10月31日の朝刊で「同じ写真を入手していたが、美代子被告ではない可能性があったため、紙面に掲載していない。」と述べています。
共同通信だけでなく、読売新聞にも同じ写真が渡っていた。朝日新聞も同じ写真を入手したとは、どういうことでしょうか。いわゆる“ネタ元”があった訳だと見られますが、誰が何の目的で別人の写真を報道機関に提供したのでしょうか。何か目的があったのでしょうか。人権問題ですから、その辺も含めてマスコミ各社は解明してほしいと思います。
大西 五郎
(角田美代子被告の顔写真で)おわび(2012.10.31 読売新聞)
兵庫県尼崎市の連続遺体遺棄・行方不明事件の記事で、角田美代子被告の顔写真として、別の方の写真を誤って掲載していました。角田被告側の弁護人から、本人ではないという指摘があり、事件とは無関係の女性からも「私の顔写真です」との抗議がありました。あってはならないミスであり、本人確認が不十分でした。おわびします。
美代子被告写真本人か確認中(2012.10.31毎日新聞)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、10月22日朝刊に掲載した角田美代子被告の写真について、別の女性から弁護士を通じて「自分の写真だ」との指摘がありました。毎日新聞社は美代子被告の知人らから確認のうえ、この顔写真を掲載しましたが、この指摘を受け、周辺取材を再度進めています。
(共同通信と中日新聞の)おわび(2012.10.31 中日新聞夕刊)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、共同通信は二十三日、角田美代子被告の顔写真だとして別の方の写真を配信しました。刑事事件の被告の写真を間違えるという重大なミスで、角田被告だとして顔写真を配信された方と読者に、深くおわびします。
写真は角田被告の長男の入学式の集合写真から抜き取ったもので、一九九三年の撮影です。
角田被告をよく知っているという人に確認し、配信しました。その後も複数の関係者から「角田被告に間違いない」との証言を得ました。
しかし、三十日になって、尼崎市に住む女性(54)が弁護士を通じて「写真は私だ」と名乗り出たため、別人と分かりました。今回の教訓を踏まえ、深く反省した上で、正確な報道に務めます。」(共同通信吉田文和通信編集局長の談話略)
本紙は二十四日付朝刊30面で共同通信配信の写真を掲載しました。掲載責任を重く受け止め、
わびします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は角田被告と別人の顔写真を報道したことについての新聞・通信社の「おわび」と弁明を
並べて比較しました。
なお、朝日新聞は10月31日の朝刊で「同じ写真を入手していたが、美代子被告ではない可能性があったため、紙面に掲載していない。」と述べています。
共同通信だけでなく、読売新聞にも同じ写真が渡っていた。朝日新聞も同じ写真を入手したとは、どういうことでしょうか。いわゆる“ネタ元”があった訳だと見られますが、誰が何の目的で別人の写真を報道機関に提供したのでしょうか。何か目的があったのでしょうか。人権問題ですから、その辺も含めてマスコミ各社は解明してほしいと思います。
大西 五郎