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新聞の片隅に載ったニュースから(78)    大西五郎

2013年02月20日 19時39分31秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(78)

時代詠む センスが「いいね!」サラ川柳(2013. 2.20 中日新聞)

 「IPS 再生したいな 国・経済」―。第一生命保険は19日、「第26回サラリーマン川柳コンクール」の入選作百句を発表した。ノーベル医学生理学賞に輝いた山中伸弥京都大学教授が発見したIPS細胞や政権交代といった2012年の国民的話題に加え、職場や夫婦の哀歓を取り上げた作品が多い。
 政冶関連では「政治家も ビールに負けじと 第三に」「党名を 覚える前に 投票日」など、衆院選での第三極政党の乱立ぶりを皮肉った句が目立った。
 職場環境をめぐるサラリーマンの悩みは深い。新卒採用の見送りが続く企業では「新入りを
待って幹事を 九年間」と若手が嘆く。希望者を65歳まで再雇用する法律が4月に施行されるのを受けて「やな上司 退職したのに 再雇用?」というケースも。
 インターネットの新サービス絡みも多く、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックで意見に賛意を示す際に押す「いいね!」ボタンをめぐり「『辞めてやる!』 会社にいいね!と 
返される」も選ばれた。
 入選作は3万490句の応募作から選出。インターネットなどによる人気投票を3月19日まで受け付け、5月下旬にベスト10を発表する。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□

 毎年お馴染みのサラリーマン川柳です。コメントは不要ですね。中日新聞が選んだ「主な入選作」をご紹介します。ゆっくり眺めてニヤリとするなり、悲哀をかこつなりしてください。
☆ IPS 再生したいな 国・経済
☆ 政治家も ビールに負けじと 第三に
☆ 党名を 覚える前に 投票日
☆ 新入りを 待って幹事を 九年間
☆ 電話口 「何様ですか?」と 聞く新人
☆ やな上司 退職したのに 再雇用?
☆ 携帯と 亭主の操作は 指一本
☆ 読みきれぬ 妻の心と 円と株
☆ すぐキレる 妻よ見習え LED
☆ ノーベル賞 家(うち)にないのは 平和賞
☆ 「辞めてやる」 会社にいいねーと 返される
(朝日新聞の見出しの句) 家族割 あるのに妻と 通話なし
(毎日新聞の見出しの句) 「辞めてやる!」 会社にいいね!と 返される
(読売新聞の見出しの句) ワイルドな 妻を持つ俺 女々しくて
 第一生命で検索してホームページから入選百句が読めます。応募者に抽選で賞品も。

                                       大西 五郎
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ザックジャパン(73) 香川真司の「代表原点」を見る  文科系

2013年02月20日 04時04分17秒 | スポーツ
 以下に、南アワールドカップの後に第一回目の「ザックジャパン」(今は第二回目)を書き始めた時の、第一号の拙エントリーを再掲させていただく。10年9月、代表監督に就任決定が発表されたばかりのザックの目の前で、南米の強豪パラグァイから香川が奪った得点を詳しく紹介したつもりだ。時に香川21歳。この得点は当時の日本では希有なやり方のものであって、その切れ味と珍しさについて共演者・中村憲剛の証言が付いている。いつもブラジルやアルゼンチンを相手にしているパラグァイの防御陣4人ほどをたった二人で破ってしまった得点だった。


【 「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(1)  
2010年09月17日 | スポーツ

 新生ザッケロー二代表の対外戦が、もうすぐだ。10月8日にはアルゼンチン戦、12日には韓国戦がある。折しも日本は、この15日発表の9月世界順位で30位に上り、更に上昇していく要素も多い。そんな今「日本サッカー希望の星」としてまずドイツはドルトムントで早くも「エース格トップ下」に抜擢された香川真司(21)を語り、合わせて新監督ザッケローニなどにも、資料を掻き集めて触れていきたい。

 僕はW杯の代表総括で、6月30日のここにこう書かせていただいた。
『最後に今後の攻撃、点取りの方向である。「人もボールも走るサッカー」とは、オシムの造語だ。そのオシムは、この「人もボールも走るサッカー」の基礎を教え、これを攻撃法、点取り法にも適用しようとした矢先に倒れた。そのオシムは今、こう述べている。そういう日本的サッカーの確立には、もっとスピードのある選手を発掘すべきだと。技術的スピードは日本にはある程度の水準があるのだから、瞬発走力としてのスピードのことなのである。例えば、岡崎やオランダのロッベンのような。岡崎の大化けの原因は「走り出しで勝負」にあるのだし、ボールを持って走り出したロッベンは止められないというようなものだ。今や世界的強豪クラブのエースと言われる選手ならば、ロッベンのような選手か、メッシやジダンのようなターンなど技術的スピードに特に優れているか、どちらかである 』
 次に、新生代表パラグァイ戦から、守備の要・細貝萌に次いで、新エースと呼ぶに相応しい香川真司の点取りをここでこう、評させていただいた。
『 次いで目に付いたのが、香川だ。同じMFの本田より、現時点で既に良いと思う。日本人が弱いシュート力と人並み外れた技術的スピードとの優秀さは既に同格で、違いはここ。本田の強みが体全体の強さであるのに対して香川には絶対的スピードがあり、このスピードに乗ったシュート技術なども日本人離れしているのではないか。タイプとしてはブラジルのカカーかな?』(サッカー代表、パラグァイ戦雑感 9月06日)

 さて、これと同じ香川への評価を、パラグァイ戦得点をアシストした中村憲剛が、スポーツグラッフィック・ナンバー最新号でこう語っている。ちなみにあの得点場面を再現描写しておくと、こんな感じだったろう。敵ゴールに向かってやや左30メートルほどにいた香川が、その右横のゴール正面25メートルほどにいた憲剛にボールを預ける。と同時に、するすると右斜方向のゴール正面へと走り込んでいく。初めはゆっくりと、そしていきなり全速力で、ゴール正面のDF数人の中へ走り込んでいく勢い、感じだった。そこへ憲剛のスルーパス。3~4人の敵DFの間を縫うような速く鋭い、長めの縦パス・アシストである。香川はスピードを落とさずにこれを、ワンタッチコントロールから右足シュート。
 憲剛の「表現」を聴こう。
『ああいうのは、センスだよね。実は真司が初めて代表に来たときから、2人で今回のようなプレーをしていたんだ。走っているあいつの足元にパスを出すっていうね。真司の特徴は、動きながらボールをコントロールできること』
『日本代表もパラグァイ戦のようなプレーができれば、もっと楽しくなるんじゃないかなと思う。あれだけ人が密集していても、2人で崩せちゃうんだから』
 「あれだけ人が密集していても、2人で崩せちゃう」、憲剛は簡単に語っている。が、相手は世界15位。ブラジル、アルゼンチンの点取り屋を日頃の相手にしてきたDF陣である。上記の得点に二つの超難度技術が必須であったのは明白。一つは憲剛が述べているように「動きながらボールをコントロールできる」選手だが、その直ぐ後で憲剛は「まだ日本には(香川以外は)ほとんどいない」とも語っている。そしてこの必須要素の今一つは、上の表現で言えば、これ。「3~4人の敵DFの間を縫うような速く鋭い、長めの縦パス」。敵ゴール前にこのようなスルーパスを進められる選手は、憲剛の他には長谷部しか僕には名前が挙げられない。2人ともいないときの代表が「敵ゴール40メートルほどに迫ると、横パスばっか」となるのは、そういうことだと理解してきた。

 こうして、結論。これはナンバー同号同記事の冒頭の表現であって、憲剛・香川によるこの得点への評価として、僕も大賛成。木崎伸也の文なのであるが、分析力、表現力も含めて、優れたスポーツ記者だと思う。
『一瞬のプレーに、日本サッカーが目指すべき方向性が凝縮されていた』】
コメント (3)
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