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韓国の新聞の一つの傾向     らくせき

2014年05月02日 16時31分35秒 | Weblog
旅客船沈没事故が、なぜ韓国の人々を政府不信にまで駆り立てたのか?
事故に新聞人がどう対応しようとしているのか?

こんな関心から二つの新聞の論調を紹介します。


朝鮮日報 

セウォル号沈没事故は、韓国社会の職業倫理と公職意識がいかに脆弱なものであるかをまざまざと示した。こう
「経済大国」などの誇りも一瞬にして崩れた。
「信頼の欠如」は間違いなくより大きな犠牲を招く原因になる。
徹底した責任意識と倫理観によって韓国社会を根本から作り直していかなければ、
先進国の夢も民主主義の理想も全てが水の泡だ。
このままでは第2、第3のセウォル号沈没事故がいつ起こるかわからないし、
自分や家族の安全もいつ危険にさらされるか分からない。
無責任な船長や強欲な船主、無能な政府を罵倒するだけでは何も解決しない。
韓国社会の各所に根付いた「セウォル号の病弊」を見抜くことのできる知識人、
すなわち「韓国のデイヴィッド・ヒューム」にぜひとも会いたいものだ

中央日報

セウォル号の本当の犯人も、お金だけを好む悪徳企業家だ。
船が転覆するほど貨物を載せて、古い船を買って運行しながらも
「新しい船は高くて」と弁解し、事故の前兆があったのに無視をしていた企業家だ。
乗客や同僚船員に知らせないまま船長と幹部だけが脱出したのも以前にあった三豊と全く同じだ。
安全検査を疎かにして管理・監督の責任を放棄した機関と癒着関係で汚れた官僚がいたことも。
このように同じ大型惨事が繰り返される理由は何か。
意識や文化などソフトウェアが変わっていなかったからだ。
惨事の原因である拝金主義と成果至上主義は、むしろもっと深刻になった。
数十年間叫んできた「速く、速く」の文化も相変わらずだ。
目標を達成するために疾走するシステムも同じだ。
そうやってデパートを建て、橋を建設し、地下鉄を通した。
もちろん「漢江(ハンガン)の奇跡」はその産物だ。
肯定的な面だ。だが肯定と否定はコインの両面だ。
「世の中に無料(タダ)はない」という当然の真理をこれまで見逃していた。
狂ったように沈没する船と、狂ったように崩壊するデパートと橋があるということを度外視していた。
正直や誠実、勤勉という倫理は消え、顔色をうかがい知恵を絞って生きるべきだという要領がその場を埋めた。
不正と不条理が積み重ねられた理由だ。
歴史学者アーノルド・トインビーが話したそのままだ。
「後進国は、西洋の技術や方式だけをまねるのではなく、
それらを使う精神も共に学びなさい」との忠告の言葉だ。
精神を学べなかったから大型惨事が相次ぐのだ。トインビーの警告を無視した代償だ。

                   

職業倫理や公職者の奉仕精神は外国、先進国から学ぶものなのでしょうか?
自国の歴史のなかにも立派な人たちはいたのでは?
ちょっと寂しい論調かな?



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安倍首相を大胆にさせた要素は3つある。    らくせき

2014年05月02日 11時02分22秒 | Weblog
と、中国メデイアが次のように報じています。

1つ目は、自民党内の意識形態が変化したこと。東京大学などの調査によると、2009年の衆院選における同党の小選挙区立候補者271人のうち、安倍首相の防衛、改憲政策支持者は61人だったが、12年の衆院選では264人中189人と大幅に増えたという。

2つ目は、衆議院が解散しない限り、2016年まで国政選挙がないこと。

3つ目は、「アジア・リバランス」を目指す米オバマ政権が日本との軍事関係強化を望んでいることだ。

経済の重大な失敗、大災害が発生しない限り、安倍政権は近年まれに見る長期政権となるだろう。

                  
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