吉田の不在で、水本でなく森重がCB、もう一人のそれに塩谷が入った。よってアンカーは細貝、中盤は左が香川で右柴崎。この3人は、最後に香川が田口に代わったがほぼ先発完投だった。前3人は左から武藤、岡崎、本田。
さて、今回は1970さんのエントリーとそれへの皆のコメントがあるから、それらにもたれかかって書くことにする。
70さんはこの相手なら最低でも4点取れたと言われたが、これは誰でもそう思ったはずだ。一体何本のシュートを外したことか。最も多く外したのが武藤、本田。香川、岡崎も外したし、特に本田のドフリー・ループシュート外しは惜しかった。彼我のシュート数は、15対5を超えていたのではないか(今、新聞で確認したら、20対5だった)。アギーレが望んだようにジャマイカ・ゴール前へ何人も入り込めたからこそこのシュート数なのであって、隔靴掻痒、物足りなかったこと甚だしいと誰でも感じたろう。なぜだったのか。これは結構難しい問題だと僕は感じたが、70さんはこう語っている。
『今日の岡崎、武藤は守備やり過ぎ、こんな相手には攻撃専念位でいい。守備は後ろに任せる。本来433の中盤は守備、攻撃半々で前後をフォローするのが基本なんだから。逆になっている。これではいつまで経っても速い攻撃は出来ない。前が守備をやり過ぎれば当然攻撃はワンテンポ遅れる。つまり時間の無駄。ちょっと先行き厳しいチームになってきたわ』
確かに、こういう点があったと見うる。特に、70さんの代表への長期的要望から来るゲーム観点(攻撃的繋ぎと、「433の前3人の攻撃重視役割」を重視する観点)としては「攻撃はワンテンポ遅れ」たと見うる。が、「勝つためにこそ」ということで相手への潰し、ボール奪取を重視する僕は、ちょっと違う。前3人も潰しを重視したからこそ、何本もショートカウンターができたのであると僕は観たのだ。ちなみに唯一の得点は、岡崎が高い位置で敵ボール奪取に成功して、前に走り込んだ本田、柴崎と渡ることによってもたらされている。
ただ、こう見てさえ、次のことはなお不思議なのである。なぜあれほどシュートを外したのか。「ワンテンポ遅れ」た事が主たる原因なのだろうか? 昨日のゲームに関しては大変難しい所だが、僕は違う意見だ。武藤、柴崎が入った連携になれていないということと、このゲームのアギーレがいろんなFWを使ってみることの方を重視したからではないかと観た。敵がイエローでしか阻止できなかった岡崎を後半早々に小林に替えているのだし、その次にはよく打っていた武藤を柿谷に替えている。ただ、「奪ったら速く攻めろ」とアギーレが言い続けたらしいから、やや打ち急いだのかも知れない。得点場面以外では案外ゴール前ショートパスも少ない気がしたし。
このことは、すぐ後にあるブラジル戦を観れば判明するのではないか。この強豪チームとやっても守備が有効で、結構チャンスを作れるかどうか。2失点までに抑えて、5本ちょっとのシュートが打てれば、僕の観測が正しかったということになろう。強い相手に対してこそ武藤、岡崎、本田の守備が案外効くだろうし、アンカー細貝や、柴崎の守備も良かったと、僕は観ているからである。というよりも、アギーレのこういうチーム構想は、強いチームに対するときのものだと僕は観ている。
なお、小林、太田、田口を使ったのは、良いことだった。カジュさん、ちょっとの時間だったが予想に反して田口が観られて、お互い良かったね。森重はもちろん、塩谷もとても強いね!
さて、今回は1970さんのエントリーとそれへの皆のコメントがあるから、それらにもたれかかって書くことにする。
70さんはこの相手なら最低でも4点取れたと言われたが、これは誰でもそう思ったはずだ。一体何本のシュートを外したことか。最も多く外したのが武藤、本田。香川、岡崎も外したし、特に本田のドフリー・ループシュート外しは惜しかった。彼我のシュート数は、15対5を超えていたのではないか(今、新聞で確認したら、20対5だった)。アギーレが望んだようにジャマイカ・ゴール前へ何人も入り込めたからこそこのシュート数なのであって、隔靴掻痒、物足りなかったこと甚だしいと誰でも感じたろう。なぜだったのか。これは結構難しい問題だと僕は感じたが、70さんはこう語っている。
『今日の岡崎、武藤は守備やり過ぎ、こんな相手には攻撃専念位でいい。守備は後ろに任せる。本来433の中盤は守備、攻撃半々で前後をフォローするのが基本なんだから。逆になっている。これではいつまで経っても速い攻撃は出来ない。前が守備をやり過ぎれば当然攻撃はワンテンポ遅れる。つまり時間の無駄。ちょっと先行き厳しいチームになってきたわ』
確かに、こういう点があったと見うる。特に、70さんの代表への長期的要望から来るゲーム観点(攻撃的繋ぎと、「433の前3人の攻撃重視役割」を重視する観点)としては「攻撃はワンテンポ遅れ」たと見うる。が、「勝つためにこそ」ということで相手への潰し、ボール奪取を重視する僕は、ちょっと違う。前3人も潰しを重視したからこそ、何本もショートカウンターができたのであると僕は観たのだ。ちなみに唯一の得点は、岡崎が高い位置で敵ボール奪取に成功して、前に走り込んだ本田、柴崎と渡ることによってもたらされている。
ただ、こう見てさえ、次のことはなお不思議なのである。なぜあれほどシュートを外したのか。「ワンテンポ遅れ」た事が主たる原因なのだろうか? 昨日のゲームに関しては大変難しい所だが、僕は違う意見だ。武藤、柴崎が入った連携になれていないということと、このゲームのアギーレがいろんなFWを使ってみることの方を重視したからではないかと観た。敵がイエローでしか阻止できなかった岡崎を後半早々に小林に替えているのだし、その次にはよく打っていた武藤を柿谷に替えている。ただ、「奪ったら速く攻めろ」とアギーレが言い続けたらしいから、やや打ち急いだのかも知れない。得点場面以外では案外ゴール前ショートパスも少ない気がしたし。
このことは、すぐ後にあるブラジル戦を観れば判明するのではないか。この強豪チームとやっても守備が有効で、結構チャンスを作れるかどうか。2失点までに抑えて、5本ちょっとのシュートが打てれば、僕の観測が正しかったということになろう。強い相手に対してこそ武藤、岡崎、本田の守備が案外効くだろうし、アンカー細貝や、柴崎の守備も良かったと、僕は観ているからである。というよりも、アギーレのこういうチーム構想は、強いチームに対するときのものだと僕は観ている。
なお、小林、太田、田口を使ったのは、良いことだった。カジュさん、ちょっとの時間だったが予想に反して田口が観られて、お互い良かったね。森重はもちろん、塩谷もとても強いね!