ジャマイカ戦の戦評エントリーに関わって、直前のコメントにこんな事を書いた。
『やはり(1970さんは)観点が僕とは違うと感じる。チーム作りの今の観点のことである。僕としては、9月10,12日のこのシリーズ第3,4回のことを繰り返すしかない。
世界比較で日本は、何が強く、何が弱いか。攻撃的中盤とSBとが強く、DFが弱い。Jのボール奪取が弱い。岡崎はストロングポイントになるだろう、などのことだ。
その上で中期的にどの辺りを狙い、今はそれに対してどの段階か。これはまー、こうだろう。アジアカップを取るための、選手選び中心の段階と。433だって、その選手選びに最適な形としてやっているのかも知れない。コンパクト陣形固守から、攻守にどれだけ責任を持って走って、ボール奪取にどれだけ貢献できる選手かを観るためのシステムとして取っているのかも知れないのである。
なお何度も言ってきたように、チームを攻撃中心で観る場合と、アリゴ・サッキが確立し今はバルサやドルトムントが受け継いでいる現代ボール奪取組織で観る場合とでは、全く見方が変わってくる。後者で観るならば例えば、先日のベネズエラ戦は完全な勝ちゲームになるというように。
当面のアジア杯についても、アギーレはこんな胸算用をしていると思う。
「中盤辺りのボール奪取さえ上手く行くように選手を選べば、負ける訳はない」』
さて、ブラジル戦である。近年のこの相手に対して何回かあったように、DFライン近くまで来られれば大ポカ絡みの失点を喰らう可能性は高い。特にCBが新しいのだから。だが、そこに来られる前の方では、結構良い挌闘を演ずると思う。武藤を含めた前3人や細貝、柴崎は走り回れて、かつ闘える選手だからである。つまり、たまには良いボール奪取ができるのではないか。そこに、世界1のリーグで立派なFWの顔になった岡崎がいる。彼だけはブラジルDF陣と精神的に対等なのであって、きついマークが付くはずだが、それすらもかいくぐるという技術があると、僕は確信している。こうして、日本選手がボールを奪えると判断した瞬間、即、岡崎を捜せばよい。本田も武藤も香川も繋ぐとか何とか変な色気を出さずに、そうすればよい。この戦法ならば流石のブラジルDFラインをも下げることができて、伸びた敵陣の前プレスは甘くなるはずだから攻勢も取れず、バイタルエリアにスペースも生まれるだろう。岡崎のシュートこぼれ球に詰めていた本田や武藤が押し込むと、そんなことも起こるかも知れないのである。
日本DFラインがずるずる下がるのだけは、とにかく何よりも観たくない。失点よりもこれが嫌だ。将来性がないからである。
『やはり(1970さんは)観点が僕とは違うと感じる。チーム作りの今の観点のことである。僕としては、9月10,12日のこのシリーズ第3,4回のことを繰り返すしかない。
世界比較で日本は、何が強く、何が弱いか。攻撃的中盤とSBとが強く、DFが弱い。Jのボール奪取が弱い。岡崎はストロングポイントになるだろう、などのことだ。
その上で中期的にどの辺りを狙い、今はそれに対してどの段階か。これはまー、こうだろう。アジアカップを取るための、選手選び中心の段階と。433だって、その選手選びに最適な形としてやっているのかも知れない。コンパクト陣形固守から、攻守にどれだけ責任を持って走って、ボール奪取にどれだけ貢献できる選手かを観るためのシステムとして取っているのかも知れないのである。
なお何度も言ってきたように、チームを攻撃中心で観る場合と、アリゴ・サッキが確立し今はバルサやドルトムントが受け継いでいる現代ボール奪取組織で観る場合とでは、全く見方が変わってくる。後者で観るならば例えば、先日のベネズエラ戦は完全な勝ちゲームになるというように。
当面のアジア杯についても、アギーレはこんな胸算用をしていると思う。
「中盤辺りのボール奪取さえ上手く行くように選手を選べば、負ける訳はない」』
さて、ブラジル戦である。近年のこの相手に対して何回かあったように、DFライン近くまで来られれば大ポカ絡みの失点を喰らう可能性は高い。特にCBが新しいのだから。だが、そこに来られる前の方では、結構良い挌闘を演ずると思う。武藤を含めた前3人や細貝、柴崎は走り回れて、かつ闘える選手だからである。つまり、たまには良いボール奪取ができるのではないか。そこに、世界1のリーグで立派なFWの顔になった岡崎がいる。彼だけはブラジルDF陣と精神的に対等なのであって、きついマークが付くはずだが、それすらもかいくぐるという技術があると、僕は確信している。こうして、日本選手がボールを奪えると判断した瞬間、即、岡崎を捜せばよい。本田も武藤も香川も繋ぐとか何とか変な色気を出さずに、そうすればよい。この戦法ならば流石のブラジルDFラインをも下げることができて、伸びた敵陣の前プレスは甘くなるはずだから攻勢も取れず、バイタルエリアにスペースも生まれるだろう。岡崎のシュートこぼれ球に詰めていた本田や武藤が押し込むと、そんなことも起こるかも知れないのである。
日本DFラインがずるずる下がるのだけは、とにかく何よりも観たくない。失点よりもこれが嫌だ。将来性がないからである。