日米欧と一斉に株価が下落し、ドルが揺れ動いている。4月消費税値上げ以来のアベノミクスなどは論外として、欧州はウクライナ・ロシア関係が関わって落ちてきたと言われている。アメリカはエボラが問題だとされているらしいが、近頃言われてきたほどの「アメリカ好調」なんて実はスピーチに過ぎず、存在しないに等しかったのだなどとも言われ始めた。あんな借金大国に、世界経済をリードする力などあるわけがないなどと思うのは、素人の浅はかさだろうか。原油価格も著しく下がっている。
いずれにせよ、政府がその国諸株式など総金額で見た場合に筆頭大株主にならざるをえないという「おかしなおかしな『金融緩和』株バブル時代」には、どこかで調整しなければまた「リーマンショック」という事なのである。そしてそのたびに、軟着陸できるのかリーマンのような国家資金投入の「社会主義的救済政策」かで諸国家が大騒ぎになるのだ。何でこんな馬鹿げたくり返し行事が、諸国民本位に正しく規制できないのか。生活保護費(基準)も下げられ、高齢者対策などもどんどん値切られているのに、こんな違法な金食い虫の張本人たちは個人としてはいち早く食い逃げしているのであろうから、腹が立って仕方ない。
因みに、こんな時にはとばかりに、ブリティシュ・ペトロリウム社が確認している原油埋蔵量ベスト10国を覗いてみた。上記のようなこれらの先進国国際金融が最も深く関わっている商品が原油と穀物だからである。これは何も僕が言っている事ではなく、元世界銀行副総裁・ノーベル経済学賞受賞者、ジョセフ・スティングリッツがアジア通貨危機を後でより深く研究、反省してこう述べたその言葉による。
『「ゲームのルール作りとグローバル経済の運営を託された国際機関は、先進工業国の利益のため、もっと正確にいうなら先進国内の特定の利権(農業、石油大手など)のために働いている」と指摘し、「アジア諸国が健全な金融システムと適切な政策を保持していたにしても危機は発生しえた」と主張しました』(岩波ブックレット、伊藤正直・東京大学大学院経済学研究科教授著「金融危機は再びやってくる」)
こんなわけで、金融がダメになるたびに現物商品かつ先物など証券化商品にもなる石油(世界)に何かが起こるように思うのである。埋蔵量世界10位を観ていくといくつかのことに気付く。先ず第1に近頃なにかアメリカがらみでもめている国が多いこと。ここ十年で確認埋蔵量第1位に問題なく躍り出て来たベネズエラ。4、5位のイラン、イラク。8、9位にいるのがロシアとリビアである。これらは間違いなくアメリカが強引すぎるやり方も含めて手を出し続けてきた国と言える。リビアのカダフィ独裁は崩したけれど、君主制の国が多いのも目立つ。2位サウジ、6位クゥエート、7位UAEなどだが、親米国家なのだろう。近年新たにダントツトップに躍り出たベネズエラと、その半分を超えるほどの埋蔵量が確認されている4位のイラン(サウジの確認量はベネズエラに近く、3位カナダはイランに近い)とが、「毅然とした独立国」のままで済んでいくはずがないなどと思うのは、世界を斜めに見てきた僕の著しい偏見だろうか。ちなみにイランは、サウジ、クゥエート、UAEなどの国王制から民主制度に替わった国である。こんなイランに比べて、王政の国の方がアメリカとしては扱いやすいという事だろうと、僕はずーっと観てきた。
いずれにせよ、政府がその国諸株式など総金額で見た場合に筆頭大株主にならざるをえないという「おかしなおかしな『金融緩和』株バブル時代」には、どこかで調整しなければまた「リーマンショック」という事なのである。そしてそのたびに、軟着陸できるのかリーマンのような国家資金投入の「社会主義的救済政策」かで諸国家が大騒ぎになるのだ。何でこんな馬鹿げたくり返し行事が、諸国民本位に正しく規制できないのか。生活保護費(基準)も下げられ、高齢者対策などもどんどん値切られているのに、こんな違法な金食い虫の張本人たちは個人としてはいち早く食い逃げしているのであろうから、腹が立って仕方ない。
因みに、こんな時にはとばかりに、ブリティシュ・ペトロリウム社が確認している原油埋蔵量ベスト10国を覗いてみた。上記のようなこれらの先進国国際金融が最も深く関わっている商品が原油と穀物だからである。これは何も僕が言っている事ではなく、元世界銀行副総裁・ノーベル経済学賞受賞者、ジョセフ・スティングリッツがアジア通貨危機を後でより深く研究、反省してこう述べたその言葉による。
『「ゲームのルール作りとグローバル経済の運営を託された国際機関は、先進工業国の利益のため、もっと正確にいうなら先進国内の特定の利権(農業、石油大手など)のために働いている」と指摘し、「アジア諸国が健全な金融システムと適切な政策を保持していたにしても危機は発生しえた」と主張しました』(岩波ブックレット、伊藤正直・東京大学大学院経済学研究科教授著「金融危機は再びやってくる」)
こんなわけで、金融がダメになるたびに現物商品かつ先物など証券化商品にもなる石油(世界)に何かが起こるように思うのである。埋蔵量世界10位を観ていくといくつかのことに気付く。先ず第1に近頃なにかアメリカがらみでもめている国が多いこと。ここ十年で確認埋蔵量第1位に問題なく躍り出て来たベネズエラ。4、5位のイラン、イラク。8、9位にいるのがロシアとリビアである。これらは間違いなくアメリカが強引すぎるやり方も含めて手を出し続けてきた国と言える。リビアのカダフィ独裁は崩したけれど、君主制の国が多いのも目立つ。2位サウジ、6位クゥエート、7位UAEなどだが、親米国家なのだろう。近年新たにダントツトップに躍り出たベネズエラと、その半分を超えるほどの埋蔵量が確認されている4位のイラン(サウジの確認量はベネズエラに近く、3位カナダはイランに近い)とが、「毅然とした独立国」のままで済んでいくはずがないなどと思うのは、世界を斜めに見てきた僕の著しい偏見だろうか。ちなみにイランは、サウジ、クゥエート、UAEなどの国王制から民主制度に替わった国である。こんなイランに比べて、王政の国の方がアメリカとしては扱いやすいという事だろうと、僕はずーっと観てきた。