リビアなど「アラブの春」、そして「ウクライナ」、今度はまた「香港」。全部共通性があるような気がする。「民主革命」が起こって、国が無法状態のぐちゃぐちゃになり、戦国時代のようになってしまう。僕は全部誰かが工作してやってきたことと決め込んでいる。今朝の中日新聞にもこんな二つの記事があった。
一つはカダフィが殺されてからのリビアの状況。見出しは「カダフィ大佐殺害3年 リビア『春』一転 内戦状態に悩む」。
「安全だった分だけ、カダフィ時代の方が良かった」と国民が反省しているのだそうだ。この記事の締めはこんな形だ。「リビアをはじめ中東各国では、アラブの春で独裁政権が消滅した後、社会が不安定化した例が多い」と。統治が無くなって内戦が起こり、命さえ危機にさらされているということだ。
他方の記事は「香港」のこと。「中国、米に不快感伝達 香港デモ『運動支持するな』」という見出しになっている。
なんでも、中国の外務省がケリー米国務長官との会談でこう述べたのだそうだ。
「中国は香港で起きている法治破壊の行為に断固反対している。米国は言動を慎み(民主派学生の)占拠運動を支持しないよう望む」
記事の最後はこんな風に結ばれているが、この情勢の「世界的複雑さ」を示していると読んだ。
『外遊していた李克強首相は十八日、ロシアのテレビ局の取材に応じ「香港の情勢は日々変わっている。不安定な状況であっても外国の投資家の利益と財産は長期的に保障する」と語り、困惑した様子を隠さなかった。
党機関誌・人民日報は十八日の評論で「香港の学生や市民の大部分は中央政府に反抗するつもりはない。しかし、占拠運動の組織者らをコントロールする黒幕がおり、香港独立を画策している」と主張した』
香港が無政府・内戦状態になる事はあるまいが、黒幕がいる事は間違いないだろう。そして、黒幕がいるとしたらリビアやウクライナと一緒だ。ウクライナの旅客機撃墜は、未だに真犯人が分かっていない。つまり、陰謀の可能性大である。フライトレコーダーだったかはオランダが持っていき既に解析が終わっているのだから、初めに喧伝されたようにロシアが犯人と分かっていればとっくにそう発表されたはずだ。
なお、僕が国際問題をここに多く書く理由は、こういうことです。昨日の佐々木毅氏の記事とか、一昨日のバブル屋石油の事とかのように。
国際金融資本が跋扈して作っているこのグローバリズム時代に入ってからは、一国の政治さえ国内だけではもう変えられない時代になっているのではないかと。リビア、ウクライナだけではなく、香港がらみの中国でも、上のような事が起こっています。そもそも、現在の世界の諸不幸の黒幕である国際金融資本の規制という視点がなければ、民主主義目指して世界が少しも進んでいけないのではないかと、そんな積もりです。
一つはカダフィが殺されてからのリビアの状況。見出しは「カダフィ大佐殺害3年 リビア『春』一転 内戦状態に悩む」。
「安全だった分だけ、カダフィ時代の方が良かった」と国民が反省しているのだそうだ。この記事の締めはこんな形だ。「リビアをはじめ中東各国では、アラブの春で独裁政権が消滅した後、社会が不安定化した例が多い」と。統治が無くなって内戦が起こり、命さえ危機にさらされているということだ。
他方の記事は「香港」のこと。「中国、米に不快感伝達 香港デモ『運動支持するな』」という見出しになっている。
なんでも、中国の外務省がケリー米国務長官との会談でこう述べたのだそうだ。
「中国は香港で起きている法治破壊の行為に断固反対している。米国は言動を慎み(民主派学生の)占拠運動を支持しないよう望む」
記事の最後はこんな風に結ばれているが、この情勢の「世界的複雑さ」を示していると読んだ。
『外遊していた李克強首相は十八日、ロシアのテレビ局の取材に応じ「香港の情勢は日々変わっている。不安定な状況であっても外国の投資家の利益と財産は長期的に保障する」と語り、困惑した様子を隠さなかった。
党機関誌・人民日報は十八日の評論で「香港の学生や市民の大部分は中央政府に反抗するつもりはない。しかし、占拠運動の組織者らをコントロールする黒幕がおり、香港独立を画策している」と主張した』
香港が無政府・内戦状態になる事はあるまいが、黒幕がいる事は間違いないだろう。そして、黒幕がいるとしたらリビアやウクライナと一緒だ。ウクライナの旅客機撃墜は、未だに真犯人が分かっていない。つまり、陰謀の可能性大である。フライトレコーダーだったかはオランダが持っていき既に解析が終わっているのだから、初めに喧伝されたようにロシアが犯人と分かっていればとっくにそう発表されたはずだ。
なお、僕が国際問題をここに多く書く理由は、こういうことです。昨日の佐々木毅氏の記事とか、一昨日のバブル屋石油の事とかのように。
国際金融資本が跋扈して作っているこのグローバリズム時代に入ってからは、一国の政治さえ国内だけではもう変えられない時代になっているのではないかと。リビア、ウクライナだけではなく、香港がらみの中国でも、上のような事が起こっています。そもそも、現在の世界の諸不幸の黒幕である国際金融資本の規制という視点がなければ、民主主義目指して世界が少しも進んでいけないのではないかと、そんな積もりです。