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ドル力衰退へ、これは大きい    文科系

2014年11月10日 15時21分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 本日、こんなニュースが世界を駆け巡っている。あたかも、先日のドルの量的緩和終了がこれに備えて先手を打ったかに見える。こう見るのは、僕だけではないはずだ。アメリカ実体経済の衰退、米経済の総利益にしめる阿漕な金融利益の増加だけが目立つ異常さ、この流れがとうとうここまで来たかと、こんなことも類推している。リーマンショックのようなあんな阿漕なことをして、ただでは済むはずがないのである。リーマン以降さらに増えた双子の赤字を、ただでさえ酷い国家累積赤字と貿易赤字とを見れば、ドルの下落はますます必然である。BRICS諸国でもとっくに信望は失われているし、いったん下降が始まればアメリカの没落は早い。僕は、弊害はいろいろあるにしても長期的に見れば、それを期待したいのである。その方が、この日本保守政権が愚にも付かぬ米追随をいい加減諦めて、一人歩きを模索せざるを得ないからである。日本が大量に持っている米国債がどんどん値下がりするとしても、それを望むのである。
 問題のニュースは、こうである。

【 [北京 9日 ロイター] - ロシアと中国は9日、2カ国間貿易におけるルーブル10+ 件および人民元10+ 件建ての決済を拡大し、両国の銀行間の協力を強化することで合意した。ロシアのシュワロフ第一副首相が明らかにした。

シュワロフ氏は記者団に対し、中国の張高麗副首相と経済協力で合意したと述べた。合意によると、ロシアの銀行は中国の銀行で口座を開設できるようになり、ロシア企業が中国企業に融資を求めるための枠も設けられる。

貿易決済についてシュワロフ氏は、大半がドル建ての既存の契約を破棄することはないが、両国の企業に対し、第三国の通貨の利用を避けるために現地通貨での決済を増やすよう奨励する方針だと明らかにした。

ロシアと中国はこれまでも、国際貿易におけるドルの役割の縮小を訴えてきたが、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロシア制裁を受けてロシアにとってドルへの依存度を下げる必要性は以前よりも増している。

シュワロフ氏はまた、中国企業がロシア国内の30以上のプロジェクトに投資するという提案についても協議したと明らかにした。道路や橋の建設、資源開発、農業生産や交通機関が含まれるという。

同氏は、張副首相が10月にモスクワを訪問する際にエネルギー部門などでの2国間協力についてさらに協議を進めると述べた。】
コメント (5)
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