二つのコメントをエントリーに上げたい。時短がまずは消費問題とか、内需問題ではないということで、その歴史的本質を。現代社会、世界におけるこの世界史的意味を。
【 時短の本質 (文科系)2017-02-24 16:49:14
最近の新聞をよく見ると、時短関連ニュースが連発されていると分かる。電通やブラック企業が問題になり、今またヤマト運輸宅配便のブラック企業ぶりがクローズアップされ始めて、他方、本日24日は月末最終金曜日の「プレミアムフライデー」として、喧伝されている。また、仕事の有り様を再検討、合理化して、「早く帰ろう」運動も、あちこちで、あれこれと、語られ始めている。
ところで、これら全ての扱われ方に、僕はある大変な違和感を抱いている。「内需の拡大」、「家族で消費を!」という文脈の中でこれらが語られているからである。そんな短期的視野の、小さな問題ではないだろう。として以下のように考えるのが、僕のこの違和感の正体なのである。
内需というのは、供給側の視点であって、圧倒的多数の国民、働くものからしたら「19世紀の遺物」である「8時間労働」がまったく守られていないという問題であるはずだ。世界でも酷い日本の残業時間問題から眼を逸らすようにする、ミスリード目的の「内需」「消費」「景気」なのではないかと思わずにはいられないのである。】
【 こんな言い方も・・・ (文科系)2017-02-25 10:52:58
「6時間労働なんて、幻想」と、こういう方にこんな説明をしてみたい。
科学技術発達や情報革命、さらにはロボット開発などによって、今全人類に必要な商品、物資は、どんどん少ない人で生産されるようになって来た。これで、労働時間短縮が出来なかったらどうなるか? 大部分の人々が仕事にあぶれ、彼らに必要なものも買えない状況にどんどんなっていく。商品、普通の食物などの物資は必要でも買えない人が多く、「有効需要」がどんどん減っていく社会ってなんだろう?? それが世界一斉時間短縮、ワークシェアなどの必要根拠なのである。
いや、現代世界が金融支配の暴力によってもうそうなっているのだ。世界金融暴力は、人をどんどん倹約してきたし、アフリカなどの難民を歯牙にも掛けない。「消費」「景気」を良くできる対象には当面なり得ない人々だからだ。これこそ、金融グローバリズムが世界大部分の「人間本性」と矛盾する証拠である。世界の労働力が半分余るならば、労働時間を4時間にすればよいのである。給料が多少少なくなっても、それでこそ、消費もどんどん活発になるはずだ。経済の良い循環もそうやって作るべきなのである。国連でそう決めて、守らない国の輸出を禁止するとか、制裁措置を設けるなど、やり方は色々あるだろうが。】
【 時短の本質 (文科系)2017-02-24 16:49:14
最近の新聞をよく見ると、時短関連ニュースが連発されていると分かる。電通やブラック企業が問題になり、今またヤマト運輸宅配便のブラック企業ぶりがクローズアップされ始めて、他方、本日24日は月末最終金曜日の「プレミアムフライデー」として、喧伝されている。また、仕事の有り様を再検討、合理化して、「早く帰ろう」運動も、あちこちで、あれこれと、語られ始めている。
ところで、これら全ての扱われ方に、僕はある大変な違和感を抱いている。「内需の拡大」、「家族で消費を!」という文脈の中でこれらが語られているからである。そんな短期的視野の、小さな問題ではないだろう。として以下のように考えるのが、僕のこの違和感の正体なのである。
内需というのは、供給側の視点であって、圧倒的多数の国民、働くものからしたら「19世紀の遺物」である「8時間労働」がまったく守られていないという問題であるはずだ。世界でも酷い日本の残業時間問題から眼を逸らすようにする、ミスリード目的の「内需」「消費」「景気」なのではないかと思わずにはいられないのである。】
【 こんな言い方も・・・ (文科系)2017-02-25 10:52:58
「6時間労働なんて、幻想」と、こういう方にこんな説明をしてみたい。
科学技術発達や情報革命、さらにはロボット開発などによって、今全人類に必要な商品、物資は、どんどん少ない人で生産されるようになって来た。これで、労働時間短縮が出来なかったらどうなるか? 大部分の人々が仕事にあぶれ、彼らに必要なものも買えない状況にどんどんなっていく。商品、普通の食物などの物資は必要でも買えない人が多く、「有効需要」がどんどん減っていく社会ってなんだろう?? それが世界一斉時間短縮、ワークシェアなどの必要根拠なのである。
いや、現代世界が金融支配の暴力によってもうそうなっているのだ。世界金融暴力は、人をどんどん倹約してきたし、アフリカなどの難民を歯牙にも掛けない。「消費」「景気」を良くできる対象には当面なり得ない人々だからだ。これこそ、金融グローバリズムが世界大部分の「人間本性」と矛盾する証拠である。世界の労働力が半分余るならば、労働時間を4時間にすればよいのである。給料が多少少なくなっても、それでこそ、消費もどんどん活発になるはずだ。経済の良い循環もそうやって作るべきなのである。国連でそう決めて、守らない国の輸出を禁止するとか、制裁措置を設けるなど、やり方は色々あるだろうが。】