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随筆 南北握手に涙したこと   文科系

2018年05月01日 11時20分32秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 僕はいろんな事情から、南北両首脳の握手に涙した日本人の一人である。その次第を描いてみたい。

 この動きの行く末はまだまだ変数が多かろう。が、唯一世界が鮮やかに理解した事実があって、今後に向かって、その事を日本はもちろん、アメリカもきちんと頭に入れておかなければならないこととなった。まず、それが嬉しい。
 それは、執念のような韓国の行動、世論である。

 南北関係が朝鮮両国にとって死活問題にも等しく、他国の介入を許さないほどのものということを改めて世界が知った。そして、これある限り、アメリカは容易には北を攻めることはできない、とも。
 当たり前である。朝鮮民族にとって極めて重視される親兄弟親類縁者が、両国にまたがって無数に存在するのだから。同じく先祖の墓が「あちらにある」という人々も無数だ。

 新春の頃までは「北は完全に破壊する」(トランプ)などと、今にも米朝開戦かという情勢があった。安倍などはアメリカ以上に「制裁強化」を叫び、北を「日本国民の政治的統合」に活用する姿勢を強めていた。それら全てを覆したのが、韓国大統領が示した執念であって、直接的にはそれが北を動かした。北がその気になっても、韓国が首に縄を付けるようにして引っ張り出さねば、こんな情勢は起こりえなかったろうから。

 イラク戦争報道では、フセインは見えても、亡くなった50万の民が見えていたろうか。朝鮮半島も同じである。首領様は見えても、北の民がどれだけ見えていたか。ところが韓国人にとっては、北の民のことは命にも等しいものなのである。その程度は、このように。


 僕の教え子の一人に北出身の2世がいて、ずっと付き合ってきた。彼を知った彼の高校時代から、彼の家庭は北の親類に定期的にずっと経済援助をしていて、成績優秀な彼が社会に出て成功すると、その援助も急に増えたと観たことがあった。ところが、日本住宅バブル破裂以降の不景気のあおりを受けて、彼は夜逃げ同然で愛知県から埼玉県へと去っていった。「他の人には新住所を教えないで欲しい」といわれたから、それと分かったのである。
 彼に連れられて、半島出身者らしき人々の歌声喫茶に行ったこともある。以降は、年賀状と、「美味しい物でも食べて下さい」という毎月支援を2~3年やっただけ。そして、数年前にその年賀状も途絶えて、行方不明。おそらく、失意の生活なのだろう。こうして、彼を思い出すと、僕の胸が詰まるのである。
 さて、こんな人間たちが、南北それぞれに無数に存在するのだ。韓国大統領の執念は、これらの人々の執念そのものなのだろう。これから先、トランプ政権が続き、彼がいくら吠える時が来ても、韓国のこの姿勢は変わるはずがないのである。過去にも多くいたアメリカに従うだけの売国大統領でないならば。
 
 以上全てをあげて、今回分かったこと、結論をもう一度叫びたい。
「アメリカは朝鮮戦争に韓国を引っ張り出すことは出来ない」
「アメリカ単独の対北戦争がまた、難しすぎる」
「よって、朝鮮戦争はもうめったに、おこせない。今回示されたのは、その事である」
 
コメント (7)
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「よたよたランナーの手記」(221)「走れる」は肺炎にならない?   文科系

2018年05月01日 02時29分24秒 | スポーツ
「貴方のように走れる人は、肺炎にもなりにくいんだね」と連れ合いに言われて「どうして?」と尋ねたら、この本を読めという。飛鳥新社という所から出ている「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」。すぐに読んでみた。

 ちなみに現在の日本では、肺炎が脳血管疾患による死亡者数を抜いて、死因の第3位。癌と心臓疾患の次とあって、年を取るほどどんどんかかりやすくなるとあった。そして、その原因は加齢による誤嚥であって、その兆候は「ムセる」回数が増えること。これが、嚥下性肺炎につながる老化のサインなのだそうだ。と、こう書いてくると、「私も最近、思い当たる」という人が非常に多いはずだ。もちろん僕も思い当たる。

 さて、老化がどう、誤嚥の原因になるのか。本のこの部分を要約して言えば、こういうことのようだ。
 年を取ると筋肉が衰えるが、飲み込む筋肉も例外ではない。飲み込む時にのど仏を上に上げる必要があるのだが、その筋肉が衰えるから誤嚥が起こるというわけだ。食物を飲み込む時、のど仏が上に上がることによって気管を塞ぐ蓋が閉まるのだが、この機能が衰えるから「ムセる回数が増え、誤嚥が起こる」と説明してあった。そして、人の筋肉というものはいくつになっても鍛えられるもので、中高年でも意識して鍛えれば、10年は寿命が伸びるとも。
 また、こんな興味深いことも書いてあった。自分ののど仏を鏡に映してみなさい。老人なら首の半分より下にあるはず。対するに、若い人は半分より上にあるもの。それだけ、のど仏を挙げる筋肉が伸びてしまっているということです。鍛えれば上がってきます・・・。

 その鍛え方には、のどの筋トレ、呼吸トレ、発声トレと、三つの柱があるとあった。後者二つは飲み込む力に関わって分かり易いだろうから、のどの筋トレの説明だけをやってみよう。
 要するに、ウンという形で頭をうなずかせるその筋肉の強化なのだそうだ。額を手の付け根で押さえて、ウンを5秒×5回以上やる。顎に両親指を当てて、同じことをするというようなことだ。


 最後になった。日々の生活でも、血流が若くて助かっていることを書き上げれば、切りがない。全部、酸素が良く回る身体から来ているものだろう。以下はいろんな所から僕が仕入れた知識であるが、この機会にご紹介しておこう。
 ランナーが何故誤嚥に強いのか。飲み込む力とだぶる呼吸機能が強く、身体全体の筋肉も強いからのども強いかすぐに鍛えられるかであると、この本に書いてあった。ここでも速歩きをしなさいということだった。これでもって、医者がよく言う走る効能を三つ聞くことが出来たことになる。
①時速7キロ以上で歩ける人は長生きをする。血管が健康だという理屈である。
②ランナーは虫歯が少なく、8020運動に強い。血流が強いから虫歯菌などへの免疫力が強いという理屈を語られた。
③そして今度がこれ。走れる人は肺炎になりにくい。
 
 その他の効能を、色々挙げてみよう。
 まず、首肩腰がこらないし、腰痛、膝痛などは全くない。パソコンに3時間座っていても、目が疲れない。ギターを今日も3時間ほど弾いていたが、こんな練習を続けてもどこも痛めない。アセトアルデヒドを分解してくれる酸素吸収力が高いから、お酒にも弱くなりにくい。また、この年になると頭脳に波があると痛感するのだが、走った次の日などはギター練習なども効果が高く、頭脳が冴えていると感じる。これも体中で酸素を最も食うのが脳であるという事実と関係していよう。
 ちなみに、身体に酸素が入らなくなると真っ先に死ぬのが脳細胞だ。

 ただし、人生における大量の酸素吸入は同時に活性酸素という最大の細胞老化物質も多く取り込むから、その対策がまた必要だ。それが活性酸素を中和してくれるポリフェノールであると聞いてきた。
 これに関連して医者の間でこんな常識もある。「アスリートは早死にします」。活性酸素を取り込みすぎるから、細胞が早く老化するということのようだ。お相撲さんなどの早死には、周知の事実である。引退後に痩せられなかった人は、特に老化が速く、早死にの可能性が高い。
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