九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ガーナ戦を振り返りながら本番の考察 1970

2018年05月31日 22時45分15秒 | Weblog
井手口君、浅野君、三竿君残念でした。まだ若いから次を目指して下さい。

さて、昨日のガーナ戦、Twitterやネットではハリル解任反対派が発狂していたが、それもまあ理解出来る。あっという間にハリル全否定の試合をやったからなwww
信者ならアレ見て怒らなきゃただのサッカー音痴だから。

試合のスタッツは以下の通り。
ボール支配率は日本58%、ガーナ42%
シュートは日本14本、ガーナ8本
ペナルティエリア内プレーは日本24回、ガーナ11回
フリーキックは日本14本、ガーナ15本

西野監督に交代した初戦、日本はポゼッションに回帰。あのクラスを相手に久しぶりに支配率で上回った。ハリルならいいとこ3対7か4対6だろう。その分ロングパス、所謂縦ポンが増える。結局、日本が目指したのはなるべく長くボールを持って相手の攻撃時間を減らそうねということ。世界基準でみて守備に大きな弱点がある日本としてはこれが最適解という戦術に戻った。
それが一定の成果として出たのは試合のスタッツ。
支配率、シュート本数、ペナルティエリア内プレーの3つでガーナを上回った。

時間の無い中で就任した監督の初陣としては合格だろう。
但し、この2年間ハリルの下で積み上げたサッカーは殆ど跡形もなく消えたw
そりゃハリル支持派は発狂して当然。
今日発表された本選メンバーを見ても浅野や井手口と言ったハリルのシステムならば当然重宝される選手は外された。

というわけで、日本代表は本日、W杯ブラジル大会終了時点に時計の針を戻したことになる。
要するに『あの人達のサッカー』を止めて『俺達のサッカー』に戻ったわけだw
さあ、発狂して下さいw

さて、それでは50%程度の仕上がりの昨日のサッカーから本番での戦い方を考えてみる。
立ち上がりから後半香川in迄は久々の3バックで戦った。これは監督が、うちらはポゼッションでやるよという明確なメッセージ。ハリル時代とは違い、吉田や長谷部はロングパスを封印。先ずは大島に渡す所から攻撃をスタートさせた。そして、大島から本田へのホットライン。こうなると本田の本田らしさが活きる。原口や宇佐美も本田のキープによってペナルティエリア内迄は行けるw
問題はそこからなんだよね。シュートの前にもう一工夫欲しい。
例えばザックジャパンで最高の試合、札幌の日韓戦やW杯前アウェーのベルギー戦のように中と外で崩しの使い分けが出来るようになればいい。中だけ、外だけじゃなく。外からの崩しを活かすには正面の崩しを入れておかないと外はフリーにならない。逆も同じ。
こういう崩しをこれからの2週間で詰めることが出来れば本番での攻撃は希望が持てる。

その為にも山口は外して欲しかったんだけどなw

ボランチは柴崎と大島だよ。サブに井手口で。そこだけは反対だ。
柴崎大島の2人では当然守備でのマイナスは増える。しかしそれだけに、下手に守っても無駄だよなという覚悟も持てる。中途半端が一番悪い。守備での失点は当然と割り切ることも今回、時間の無い中でチームを仕上げるには必要なんじゃないの。
半年前なら別だけど。

どう考えてもカウンターからの失点は防げない。それを防ごうと思えば3バックもポゼッションも出来なくなる。覚悟を決めてその2つを選んだのだから超攻撃的サッカーをロシアで見せて欲しい。
それならば全敗したって監督や選手の責任にはしないよ俺は。

心配した乾もメンバーに入ったのでぜひお願い致します。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシノジャパン(13) 相変わらずの得点戦略不足  文科系

2018年05月31日 09時54分43秒 | Weblog
 まーまーの初ゲームだったと思う。セットプレーからの2失点と、シュート数は日本の方がはるかに多かったはずだから。まー、世界50位以上のチーム相手に最近の日本が敗れる普通の例が、新チーム初戦に現れただけ。
 セットプレーで失点と得点戦略の不足。トルシエ流オートマティズムとか言って繋ぐ練習だけをいくらやっていても、その結果の得点は今や偶然の産物といえるほど。ちなみに、繫ぎ世界一のバルサでも、メッシがいなければ得点力はがた落ちになる時代だ

 例えば、ザックの得点戦略は「相手守備陣形を縦横に広げているうちに、主としてサイドから速く攻める。両サイド同時上がりも、中央突破固執も、日本の場合はカウンター失点を招きやすいから、禁じる」。ハリルのそれは、ゲーゲンプレス的得点法と言えて、「高い位置でのボール奪取から、縦に速い攻撃を繰り出す時を多くする」。敵DF陣が完全にそろっていたら、繫ぎのスペースなどはもうなかなか見付けられるものではない。よって、無理なシュートで枠外とかキーパー正面とか、ディフェンダーに当たるとか。得点戦略の要は、こういうことなのだ。
①敵ゴール前ディフェンスを剥がす工夫をしつつ、できるだけ敵ゴール前で身方の数的有利に近づける。
②そして、数が要らない抜け出し得点とかセットプレーとかを鍛える、と。


 現れたニシノコンセプトとも言えるこのスリーバック布陣の要、宇佐美、原口、長友は良かったと思うし、本田も良かった。また、柴崎はやはり秀逸である。彼が有している「広い視野からのゴール直結性」こそ、今の日本に最も必要な武器の1つと観る。柴崎から岡崎、浅野辺りへのスルーパス・抜け出し得点(戦略)を重点的に鍛えれば、本番への大きな武器になるはずだ。岡崎のヘッドと浅野の脚は、それ自身がチーム得点戦略にできるものだと愚考してきた。岡崎がどんなヘッドを持っているか、浅野の抜け出しはどんな形があり得るか、改めて研究を徹底して欲しい。二人のこれが使われなかった結果錆び付いているかも知れないから、短期に鍛え直すことも含めてのことである。そして、柴崎辺りと徹底的にコラボさせること。

 このゲームの守備陣は、中盤から前の選手らの寄せ、プレスに不満だったのではないか。組織性が欠けて走っている時間が長かったというような。ウイングバックが下がりすぎて5バックになる時が多かったのが、その証拠。ニシノはこれを禁じていたはずだ。あれでは、敵ゴール前の数的有利も随分作りにくくなって、(攻撃的)スリーバックにした意味がない。
 日頃それぞれの自チームで高度な組織的スリーバックに慣れている長谷部、吉田、槙野あたりはかなり不満なはず。失点につながった槙野、川島のプレーについて、前の責任も大きいと観ているのではないか。あんなに簡単に味方ゴール前近くに放り込まれては、ラインも上げられずチームとしてもコンパクトにもできないから、5バックにならざるをえない。前の誰が特に悪かったのだろう。よく調べる必要がある。機能できない(5人)スリーバックなんて、攻められずに失点を喰らうのを待つだけだ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする