年金を運用するGPIFが、昨年10~12月に15兆円という運用損益を出した。正確には、14兆8,039億円、直接の原因はあの時期の株安と円高なのだそうだ。
日本マスコミでどうしてこれが大問題にならないのだろう。1月に初めにはもう推計報道もあって、今は正式に公表もされているのである。15兆円と言えば国家予算の15%とあって、大騒ぎしてきた消費税増税単年度分などは嘲笑うような金額ではないか。元凶はアメリカのヘッジファンドに違いないのだし、こういう金融グローバリゼーション世界を率先して許してきたことも含めて、現政権の失策を隠すがごときマスコミ体質は、大問題だと思う。
今更ながら、リーマンショック後に大問題になって、やがてなし崩しにされてしまったのだが、金融グローバリゼーション規制は世界の民主主義や民生にとっての死活問題ではないか。第三位の経済大国日本でさえがこうなのだから中進国以下の国々は問題にならぬほど歴史的に搾取されて来たはずなのだ。中南米諸国の右傾化なども、こういう金融グローバリゼーションの帰結なのだと、僕は観てきた。弱者は生きて行く資格もないという、正に弱肉強食世界である。そもそも、昨年秋の、安倍訪中におけるあまりにも唐突な元とのスワップ協定締結は、こういう事態への苦肉の対策なのではなかったか? 素人考えでは、そんなことさえ訝り、思いつくのである。
日本マスコミでどうしてこれが大問題にならないのだろう。1月に初めにはもう推計報道もあって、今は正式に公表もされているのである。15兆円と言えば国家予算の15%とあって、大騒ぎしてきた消費税増税単年度分などは嘲笑うような金額ではないか。元凶はアメリカのヘッジファンドに違いないのだし、こういう金融グローバリゼーション世界を率先して許してきたことも含めて、現政権の失策を隠すがごときマスコミ体質は、大問題だと思う。
今更ながら、リーマンショック後に大問題になって、やがてなし崩しにされてしまったのだが、金融グローバリゼーション規制は世界の民主主義や民生にとっての死活問題ではないか。第三位の経済大国日本でさえがこうなのだから中進国以下の国々は問題にならぬほど歴史的に搾取されて来たはずなのだ。中南米諸国の右傾化なども、こういう金融グローバリゼーションの帰結なのだと、僕は観てきた。弱者は生きて行く資格もないという、正に弱肉強食世界である。そもそも、昨年秋の、安倍訪中におけるあまりにも唐突な元とのスワップ協定締結は、こういう事態への苦肉の対策なのではなかったか? 素人考えでは、そんなことさえ訝り、思いつくのである。