モリカケ、桜、幻の黒川検事総長、学術会議員任命拒否、首相愚息の賄賂に総務省ぐるみの嘘などなど、ここ数年自民党政権はどれだけの嘘をつき、それを、どれだけ国会多数を頼みにして押し通してきたことか。これらの事件の一つ一つにまた、それぞれ50とか100とか無数の嘘が絡んでいるのである。政治家が嘘の常習犯というのは、その言葉など何も信じられないということ。だからこそ、その政治主導から官僚も嘘の常習犯になってきたのだ。
こういう政治を言い換えれば、政治家の公約など空約束も良いところで、ただ政治権力目指して政治をやっているだけと証明されたも同じなのである。安倍の名がありさえすれば何でも通ってしまうというモリカケ両事件が、何よりもこの事を示していた。
自民党の中でも特に、森・安倍派、清和会が悪い。ここのところ絶対多数派で、小泉以来政権を握り続けてきたのだから、国会議員立候補者とそれへの金の配分および大臣の決定権を握っていたようなものだった。こんな清和会に投票することこそ嘘つき政治、嘘つき官僚にお墨付きを与えるようなもの。もっとも自公政権を承認するのが災いの元だったのだ。自民だけなら、清和会議員でさえ到底こんな大きな勢力にはならなかったのだから。