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サッカー日本代表2ゲームの観戦記  文科系

2021年03月27日 12時24分03秒 | スポーツ

 フル代表は3対0で韓国に勝ったが、アルゼンチンとやったアンダー24は0対1で破れた。こちらは、すぐにもう一度やることになっているが、願わくば0対0であらんことを。このチームがアルゼンチンに勝つのは難しいと思う。

 さて、フル代表の相手韓国はソンフンミンこそ居なかったが、けっして弱いチームなんかではない。むしろ逆に、昨日の3-0は日本がそれだけ強くなったということを示していると言いたい。ザック監督の下のブラジル大会前後から強くなってきて海外日本人選手が急増し、それがロシア大会ベルギー戦に現れたように結実したわけだが、どう強くなったのか。昨日のゲームでは、それが鮮やかに分かるのである。

 勝利の立役者はまず何と言っても、「替えの効かない」大迫。初め2得点はいずれも彼のトリッキーでさえあるアシストによるもの。一本は、相手2名ほどを背負ったままポストとしてボールを受けに走り戻ったその体勢のままからヒールでのスルーパス、もう一点は、一回転のやはり戻りドリブルで背負った相手DFたちを外して振り向きざまのスルーパスからの得点だった。2本とも、凄く難度の高い、ポストプレーの一種。あんなプレーを、警戒されている中で2回もできるのは、日本人FWだからではないかと、しみじみ思っていたところである。
 日本の守備も強くなったものだ。アジア勢相手では、ほぼ0点に抑えられるというほどに。吉田が居るのが大きいのだろうが、その前の遠藤、守田が攻守に凄く効いていたゲームだった。遠藤が、彼の3得点目がなくともこのゲームのMVPなのではないか。

 その点、U-24は見るべきものが少なかった。アルゼンチンはたしかに強豪だったが、攻守とも球際で負け過ぎていたと思う。なんせ、ドリブルでも抜けず、パス先を観る余裕も無かったという感じで、得に相手プレスに後れを取っていたことは明らかだった。強豪国との国際ゲームというものがよく学べたはずだ。これでは、日本の10対アルゼンチン4というシュートも、余裕を持って打てなくなる。
 ただ一つ希望が見いだせたのが、三苫に代わって入った後半21分に入った相馬。彼の緩急つけてかつスピードに乗ったドリブル突破はほとんど成功して、良いクロスになっていたと思う。A代表でも伊東なみのスピードなのではないか。サッカーでスピード、スピードに乗ったクロスが、いつもいつもいかに貴重であるかということを、示してくれたと思う。守備ではアルゼンチンが特に中央を固めていたから、そしてそれが普通だから、優れたクロッサーが大事なのである。ちなみに、史上最強と言われたブラジル大会日本代表が惨敗したのは、ザックの指示に反して中央突破にばかり拘っていたからだ。日本が強豪相手にそんな攻撃を中心にやるのは10年早いと、ザックが本田や遠藤に教えてくれたことになる・・・。

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経済論文 「金融世界支配の歴史、現状」(1)  文科系

2021年03月27日 11時13分32秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 以下の経済論文を、改めて連載します。このことが分からないと、世界の現情勢は結局何も分からないに等しいと考えています。例えば、リーマンショックがなぜ「(1929年の世界大恐慌に匹敵するような)100年に一度の経済危機」と呼ばれたのかも分からないし、アベノミクスが何故破れ、日本経済が何故官製バブルのようなことになっているのかも分からないわけです。アメリカが中国を敵視するのも、こういう経済運営が中国の前に破れ始めているからに他なりません。その理由は簡単。金融がさんざん荒らし回った世界の物経済がどんどん中国周辺に移って来たのに、金融で中国を乗っ取ることはできないからです。
 2016年にここに連載し、2017年に同人誌に加筆して掲載したこの論文は、原稿用紙にして50枚。今日はその目次だけを掲載します。

はじめに 

第1章  金融グローバリゼーションの生成と発展
 第1節 その生成
 第2節 民間資金の世界席巻と通貨危機
 第3節 アジア通貨危機の発端、タイの例

第2章 金融グローバリゼーションの破綻
 第1節 金融が世界を乗っ取った 
 (1)その一般企業支配
 (2)デリバティブ、金融派生商品
 (3)サブプライムローン組込証券
 (4)CDS
 (5)金融は、国家さえ乗っ取る
 第2節「100年に一度の経済危機」
 第3節 破綻の構造

第3章 金融グローバリゼーションの改革
 第1節 国際機関などの対応
 第2節 各国などの対応や議論
 第3節 平和に生きて行ける世界目指して 

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