九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

辺野古・昨日見た夢  文科系

2010年08月24日 08時28分43秒 | 国内政治・経済・社会問題
 最近1ヶ月ほどここに書いてきたもろもろのことから、現政局がちょっと見えてきたように思います。僕のまー白日夢のようなことと思って、ご笑覧下さい。

 特に辺野古について、対米外交で外務省・防衛省が、首相周辺が決めるような大きな独走を、いくつか犯していた。彼らにしてみれば、自分らが実質実権を握っていた自民党時代には当たり前のような習慣であって、独走という意識など全く持っていなかった。

 政権後退でその決定自身がひっくり返されようかという方向に換わって、事務方の越権が白日の下にさらされる雲行きになったから、サー大変! マスコミ・検察などと一体となって巻き返しを図り始めた。例によって「外交の継続性」の理屈の下に巻き込んでいったマスコミ人が、影山日出夫や朝日新聞の政治部などなどだった。

 これをいち早く察知していた小沢が、こう考え、振る舞い始めていた。
「政治主導を何と考えるか!?その上、官僚マスコミなどが一体となって、この越権かつ不法な独走への内閣による摘発をカバーしようと、逆襲に出るとは!?絶対に許せん」
 カンカンなのである。
 外務省首脳などはもう、鳩山・小沢を潰すしかない。毒を食らわば皿までとばかりに、検察などとも一緒になって総力上げてこれに努めてきた末に、現在までの結果はこう。鳩山・小沢追い落としには成功したが、まだくたばっていない小沢はもちろん、更にカンカンであり、再起間近かまでマナジリ決して巻き返してきた。死ぬか生きるか、ただでは済まない風雲急な情勢である。
 「あまつさえ分もわきまえぬ不法な事務方独走をした奴らが、それに対する正当な摘発を恐れ、逆恨みまでして逆襲を仕掛けてくるとは?!もう完全に、堪忍袋の緒も切れっぱなしだぞ!」
 それで、影山は自殺だし、狼狽している朝日新聞は連日のヒステリックな反小沢報道に及んだと、そんなわけなのである。小沢復権阻止のために、菅直人持ち上げ・小沢への口汚い誹謗中傷、そして、手段を選ばない自民興しにも励んでいる、と。ひょっとして、朝日にも自殺者が出る? それにしても外務省官僚など、この厚顔無恥はどうだ! 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死人に口なし    らくせき

2010年08月23日 14時41分04秒 | Weblog
本人の同意がなくても家族が同意すれば
臓器移植が可能となって
はやくも3人が脳死判定のあとに
臓器提供となったいる。

沈黙はイエスか?
はた、またノー?

恋の沈黙はイエスだそうですが・・・
本当に死人に口なし。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主党、今後の焦点は普天間(週刊ポストの抜粋)  文科系

2010年08月23日 14時37分40秒 | 国内政治・経済・社会問題
 以下は、8月20,27日号の週刊ポスト抜粋です。ずっと連載されている官僚たち(課長級か?)の覆面座談会の頁から。普天間の不審な経過とか、小沢の外務省・防衛省不信の理由がよく分かるようで、信憑性もあると読みました。司会が財務A、経産B,外務C、総務Dに現政局を語らせるという趣向です。


───小沢氏は代表選の焦点は消費税と普天間になると民主党議員に語っている。
「辺野古現行案」を小沢氏が引っ繰り返したら、霞が関は鳩山内閣の時のように足を引っ張るつもりか。
経産B 小泉政権は普天間基地の代替飛行場として辺野古に滑走路建設を決めた。
その後、日米が海兵隊のグアム移転で合意し、大きな代替基地建設は必要なくなったが、小泉政権は方針を変えなかった。沖縄の業者に公共事業の手形を切っていたから今さらつくりませんとはいえなかったという事情もある。
 A君もいっていたが、鳩山前首相が政権交代後すぐに移設見直しを言い出し、小沢さんが後押ししたのは、そうした経緯を検証し、自民党政権が米国の要請を口実にいかに無駄な巨大基地をつくろうとしているかを明らかにする意図があったと思う。
総務D そうした矛盾を誤魔化してきたのが、小泉さんに重用されて防衛省の天皇と呼ばれた守屋武昌・元防衛次官だった。例えば守屋氏は、日本にいる海兵隊1万8600人のうち8000人がグアムに移ると説明してきたが、もともと日本にいる海兵隊は約1万2000人。防衛省の幹部は「民主党政権になってからいくら探しても、1万8000人の根拠は出てこなかった」と驚いていた。
財務A いくら大物次官でも、海兵隊員の人数を水増しするなど、時の官邸や自民党防衛族の同意がなければやれることではない。
経産B 辺野古案に固執してきたのは外務省も同じ。そもそも普天間のヘリ部隊は、いずれグアムに移るから辺野古埋め立ては不要になることは、ずっと前からわかっていた。

──そんな説明はこれまでされていない。
経産B だから外務省だって。国防総省は在沖海兵隊のグアム移転を決めていたのに、外務省はその情報を隠していた。
外務C (小声で)どんな根拠があるんだよ。
経産B いってもいいの?

───ぜひ(外務Cは無言)。
経産B 昨年12月、岡田克也・外相は民主党議員の要請で藤崎一郎・駐米大使に米海兵隊のどのヘリ部隊がグアムに移転するか国防総省に確認するように公電で指示した。その回答が戻ってきたのは今年2月下旬だが、「岩国基地のヘリ部隊」という説明だった。ところが、岩国に海兵隊の大型ヘリ部隊はいない。おおかた外務省が米軍に嘘をつくよう要請したんでしょう。
財務A 小沢さんが権力を握れば、対米関係の見直しというより外務省改革と外交機密費問題に手をつけると思う。鈴木宗男さんを衆院外務委員長に据えたのもその布石だ。宗男さんや田中真紀子さんが何があろうと小沢さんを支持しているのは、外務省改革が必要という認識で一致しているからだ。総務D そりゃ、外務省は心穏やかじゃないね。
外務C 民主党政権は外交の継続性という点を軽視している。普天間もそうだし、思いつきで民間人を大使に任命したりするのも、大使のキャラクター次第の外交になりかねない。国家としての信頼が失われるから危ないといっておく。

───小沢氏が外務省を憎むのは、それこそ外交姿勢がご都合主義で変節したからでしょう。ちょっと論理がすり替わっていませんか。
外務C むしろ小沢さんが普天間の日米合意を破棄するなら重大な変節になる。
財務A それはちょっと誤解だな。司会者の肩を持つわけじゃないけど、小沢さんは外交について「国を代表する政治家同士の話し合いで決める」という原則を守りたいだけ。7月22日に小沢さん、鳩山さん、参院議員会長の輿石東さんが「久しぶりの懇談」をしたと報じられたけれど、我々の情報では、この時に対米外交の基本方針が話し合われたようだ。
外務C 聞いていない。
財務A だから政治主導なんでしょ。いずれにせよ、小沢体樹になれば普天間は白紙からのやり直し。『週刊ポスト』がスッパ抜いた鳩山さんの「腹案」の復活を意味している。わが省はその場合には米国との交渉はかなりタフなものになると覚悟している。C君のところも、その覚悟をすべきだろうね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国、近代化にまた一歩   らくせき

2010年08月22日 18時42分13秒 | Weblog
人民日報より。

重慶市で、都市部・農村戸籍制度改革計画が15日、全面的に始動した。
市内40区・県、一部の大学・短大および企業は
いずれも転籍問い合わせステーションを設立、
転籍を希望する農民から転籍申請手続きを受け付ける。

農民1万4111人がすでに都市戸籍簿を入手、
うち2276人の農民は自ら戸籍整理・転籍を希望、
農村住民の戸籍制度改革への参与の積極性は極めて高い。

農民は転籍後、都市部での就業、社会保障、住宅、教育、医療政策を享受し、
都市部住民と同等の待遇が得られる。

小さな記事のようですが、小さくて大きな一歩。
これでようやく農民と都市市民との不平等が解消される。

中国はドンドン変わっていきますね。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またまた朝日のトンデモ論   文科系

2010年08月21日 14時48分35秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今日の朝日新聞社説、国会と首相の関係について例のトンデモ論をまたしても開陳している。これってなんなんだろうかと、ちょっと考えてしまった。3面の社説『民主党代表選 なんのために戦うのか』である。

 『なによりも首相交代は総選挙による、という政権交代時代の原則をまたぞろないがしろにするべきではない』
 何でこれが『原則』? どこに明示してあるか? 大統領制度、首相公選制でもあるまいに。議院内閣制の国では、首相を選ぶことよりも国会議員を選ぶことの方が遙かに大切なことのはずだ。国会が国権の最高機関と憲法で明示してあるのは、そういうことのはずではないか。朝日がこんな自明なことをどうして無視する? ついては、こんな意図を疑った。

 大マスコミと官僚が連めば、首相を辞めさせたり、変質させたりするのは割に簡単。その度に選挙をやっていれば、国会は弱体化して、この日本国はマスコミ・官僚連合体の天下となる。さて、それかあらぬかこの朝日新聞、随分な大口を叩いている。

『それでも、民主党が代表選をするのなら、その意味はどこにある。
 政権担当後の迷走でぼやけてしまった政策路線を定め直し、再出発の土台固めをすることしかあるまい。
 具体的には、財源不足で行き詰まった昨年の衆院選マニュフェストを大胆に見直すのか、それとも文字通りの実現にこだわるのか、菅政権が提起した消費税の引き上げ論議に踏み出すのか、それとも棚上げするのか、である』
『菅首相はマニュフェストや消費税に対する考えを封印し、争点をぼかそうとしているふしがある。これはいただけない。正式な立候補表明では対立をいとわず、堂々と信念を語ってほしい。
 小沢氏周辺では「小沢首相」待望論が勢いを増しているという。しかし、政治とカネの問題や強権的な政治手法で政権交代への幻滅を招き、今の苦境を招いたのは小沢氏ではないか』
 これではまるでこういうことじゃないか。
「消費税を上げろ。民主党マニュフェストは下ろせ。そういう我々の言い分を通すべく、菅が続けろ。小沢は出るな」
 随分に、高飛車で、偉そうで、かつ強権的な社説である。主権者よりも我々が政治を動かすのだと言わんばかりの。
 これではマスコミファシズムと名付けるしかない。そして心ある国民は、当面消費税を上げさせないためにも、子ども手当や授業料補助、特別会計事業などの仕分けや官僚人事を国民の意志の下に置くことやなどなどを続けるために、マスコミ・官僚連合軍の策動を監視し、これに反対していくしかない。朝日新聞、毒をくらわば皿までと、行くところまでいってしまったようだ。 
  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国併合史実を振り返る  文科系

2010年08月21日 10時14分59秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 日本には、100年前の韓国併合を誤りではなかったと言い張り、村山談話すら否定する論が後を絶ちません。こういう論拠には二つの特徴があるようです。
①当時の諸外国も認めたのだし、当時としては合法であるし、西欧列強の植民地化を逃れるためにはやむを得なかった。
②日本が韓国の近代化にこんなに役立ってきた。感謝されても良いはずだ。

 さて、②をまず先に論じます。これは、論理としてこうなります。「お世話した」のか、「いらんお節介」なのか、占領・侵略なのか。そしてこの区別、分岐点はどこにあるのかが、肝心なこと。これについては当然、1910年までの韓国が独立国だったわけですから、こんなことが問題になるでしょう。韓国にどれだけ反対論、運動があって、それを日本がどれだけ無視し、または武力で押さえつけて、意図的に合併に至らせたのかという、言わば、目的意識性、「『無理無理』の度合い」による、と。こうなると、この「『無理無理』の度合い」の歴史的事実を辿ってみなければなりません。そして、上記①の当否もやはり、この史実から振り返ってみなければならないでしょう。付け焼き刃の勉強の結果を報告します。
 
 先ず、韓国併合への日本政府の意志表示・行動の歴史は、1910年併合より随分以前からのものだったと分かります。明治1年が1868年で、韓国併合は1910年ですが、その間の韓国関連史実を眺めてみます。
 まず、1871年(明治4年)の廃藩置県直後に既に「征韓論とその政変」というのがありました。政府首脳が岩倉使節団西欧派遣で不在中の71~3年にこの論が起こり、西郷隆盛による朝鮮派兵までが決定されています。これに対して、73年に帰国した大久保、岩倉によって西郷、板垣、副島らが退けられるという政変が起こりました。このころ、台湾にも出兵し、そこでも清国と争い始めていますから、明治日本の対外進出の意志は非常に古くからのものだったと語って良いと思います。僕はこれらの事実から、日本を統一した秀吉がすぐに朝鮮出兵を敢行した史実を連想したものです。ちなみに、この秀吉も韓国の人々にえらく嫌われています。

 75年には、江華島事件というのがあります。日本軍艦雲揚号がソウル方面河川に深く侵入して起こされたこの事件は、小さな戦争と述べても良いようです。不法に侵入し、陸戦隊が上陸して、砲台を焼き払い、数十名を殺害していますから。ただしこれについては、「向こうが仕掛けてきた」などと雲揚号報告書該当部分を偽造した事実が最近発見されています。開国、不平等条約狙いが働いていた事も明らかで、これが翌76年に結ばれた日朝修好条規に帰結しました。無関税、日本人往来・測量自由、日本貨幣の流通など、かなり不平等な条約でした。次いで82年には壬午事件というものがありました。軍隊と民衆の反乱であって、前記の日朝修好条規など開化政策諸結果への反発が原因だったとも言われています。軍事教官ら十数人の日本人が殺されました。当時韓国を保護していた清国軍派兵によって日本も含めて、静められています。
 以降は、日本軍常時駐留を認めさせています。明治15年、韓国併合より30年近くも前に、新参日本軍の常時駐留という独立国としては非常に珍しい既成事実を作ったわけでした。

 時を一挙に下って、日清、日露戦争を経た併合前のことを見てみましょう。04年、05年、07年と3回の日韓協約が結ばれたその末の併合でした。まず韓国自身の外交権を奪った上で、日本政府統監による支配を確立し、韓国軍を解散させるなどの内容になっています。この協約がどれほど無理なものであったか。07年の韓国軍隊解散から10年の併合までに、無数の対日本蜂起、「衝突」が起こっています。そのことが、日本軍自身の報告書に以下のように記載されています。
 『1910年の韓国併合までに日本軍と義兵との「衝突回数」2,819回、「衝突義兵数」141,603人、義兵死亡者数17,688人と、日本軍の報告書は語っている(朝鮮駐劄軍司令部編「朝鮮暴徒討伐誌」)』(岩波新書、シリーズ日本近現代史全10巻の、③「日清・日露戦争」229頁)

 以上の史実はこんな事を示していないでしょうか。
①併合が40年もかけて、長く目的意識的に目指されたものであること。この間、独立国・韓国の多くの反対運動を武力で押さえつけて、非常に無理無理に、段階を踏んでなされるに至ったものであること。
②その間に、日清、日露戦争を経ているということ。前者は、韓国の歴史的保護者と見ても良い清国相手のものであり、後者は、韓国のみならず満州進出も睨んで北東アジアの勢力範囲を争いあったものであるということ。
③なお、我が国が、日露戦争後に陸軍を2倍に拡張したのも、よく知られた話だ。つまりこの点からは、韓国併合にこういう歴史的意味があったと言えるだろう。シベリア侵略や清国分割への橋頭堡だったのだと。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝鮮日報より    らくせき

2010年08月20日 18時55分00秒 | Weblog
8日付毎日新聞は、最近数年の間に沖縄が中国領だとして、
返還を求める声が中国で高まっていると報じた。

 報道によると、中国の一部学者は、
沖縄がかつて琉球王国時代に中国との交易で栄え、
中国に従属する地位にあったと主張している。
昨年12月に北京で中国人歴史研究者らによるシンポジウムが開かれ、
「明治政府による琉球併合(1879年)も、
戦後の沖縄返還(1972年)も国際法上の根拠はない」
との主張が繰り返されたという。

 同紙は中国でこうした主張が出る背景について、
「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で
日米同盟が揺らぎ、沖縄と日本政府の関係もぎくしゃくする中、
中国では『沖縄を返せ』の声が強まっている」と分析した。

    

これってホンネ????

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河村市長VS市議会    らくせき

2010年08月19日 13時12分40秒 | Weblog
名古屋市の河村市長はいよいよ市議会の解散をめざして
署名運動に入ることに。

全国のニュースになっています。

鹿児島にも変わった市長がいますが、
市長と市議会の対立が定数や報酬の削減が
焦点のひとつになっているのは時代でしょうね。

私には河村さんのほうに一分の利がありそうに
思えますが・・・

いかがのものでしょう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日新聞、自民持ち上げ連載!  文科系

2010年08月18日 20時50分04秒 | 国内政治・経済・社会問題
 本日付朝日新聞夕刊には、またまた笑ってしまった。1面の大きな連載「イラク 深き淵より その14」が、今までの「アメリカのイラク戦争」からいきなり一転「日本のイラク戦争」になった。その内容がさらに「参戦当時の日本を今振り返れば、舞台裏は?」という感じ。なんか当時の自民党政権の弁明を代弁して、おおいに務めていると、そういう内容なのだ。そうか、大マスコミとしては、そして官僚も、今自民を持ち上げて、民主と拮抗させたいのね。両者拮抗の間で、ご自分の既得「大権力」を何とか維持したいと、そういうことなのか。こんなことを許したら、時の政権党を「官僚マスコミ連合体」が自由に操れるという、言わば「国民をお留守にした絶対的権力」ができてしまう。こんな途方もないこと、ひょっとして、イタリアの劣等人格首相、ベルルスコーニから学んだのかな。

 さて、記事に触れる前の初めに言っておきたいことがある。03年3月前後には、朝日新聞はどうだったの? イラク戦争に関わる日本の対応を反省し始めるならば、先ず初めに自らの胸に手を当ててみるべきではないのか。新聞は、これが少ないから近年、大本営発表時代に戻ったように、駄目なのだ。因みに、新聞記事に輪をかけて悪くしたテレビ政治論はもっと下等であって、衆愚政治の域に達したと見えるのであるが。今の僕は新聞も信用しない。この点では、検察情報垂れ流しを最近自己批判した毎日新聞の方がまだウブなのかも知れない。何せ朝日は、本家の新聞と週刊朝日とを、見事に使い分けている。検察・官僚が民主党にやられれば「週刊朝日」が正しかった。民主党がやられれば、朝日新聞が正しかった。
 
 さて、本日の記事だ。
 小泉政権の福田康夫官房長官が03年「国際貢献を、イラク派兵を!」と要望したベーカー駐日大使に、こう反論したのだそうだ。
『日本の憲法上の問題を、同盟国である米国は、理解して当然ではないか』
 03年秋にも、小泉がブッシュとラムズフェルド国防長官に相次いで、こう主張したのだという。もっともこれは、今になって福田が語ったことらしいが。
『米国は力があるが、戦争には権威も必要だ。その権威は国連にある。日本の幕府は、天皇の権威を政治的にうまく利用したから、長く続いた。米国も、国連の権威を尊重すべきだ』
 これが事実なら、是非こう質問したいものだ。こういう小泉政権が直後にこう振る舞ったが、その理屈は? 12月9日、自衛隊派遣計画を閣議決定、翌04年1月、先遣隊がイラクへ。これはつまり、こういうこと? アメリカに国連重視をお説教はしたのだが、結局はアナン国連事務総長らの説得を無視した有志連合戦争(大義名分がないから、ヤクザ暴力と一緒だ)に、この直後日本も派兵と、転換? やっぱり「アメリカのポチ」じゃないか! 何を今更「小泉政権がアメリカにお説教」だ?! 明日から「この直後の転換」が明かされるのだろうけど、まーなんと自民党にご親切なこと!

 こんなこと、今になっては何とでも言える。そんな記事だろう。つまり、裏も取れない自民党の弁解を朝日新聞が後生大事に取り上げて、ご親切にも代弁してやった記事。自民党は大喜びだ。この手法は多分、イギリス議会のイラク戦争参戦責任追及、ブレア英首相の「潔さ」から朝日が思いついた自己弁解でもあるのだろう。03年当時にマスコミが演出した小泉旋風は本当に酷かったから、その罪滅ぼしでもあるのかな? いやいやそれとは全く似て非なるもの。この記事の真相は上に見たとおり、邪な朝日新聞の権力願望!
 
 明日から「(大義名分がないのだからヤクザ暴力も同然の)有志連合への派兵、実はこうだった」の弁解がどれだけぞろぞろと、どんなふうに出てくるのか。果たして連載の最後には、朝日新聞自身の弁解も出てくるのであるか。疑惑の眼で、冷やかし半分で、かつ野次馬根性で見ていよう。どうせ朝日は、8月末で止めるのだ。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑っちゃう朝日の社説  文科系

2010年08月17日 22時02分08秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 朝日新聞8月16日社説に、こういうものがあった。『党首選のあり方 政権交代時代にあわない』。ここで展開した理屈が、最も論拠にすべき憲法などを素通りして、しかも「我田引水」。とんでもない代物であることを証明して、笑ってやろう。これが「政治社説」とはまー、なんとも恥ずかしい!
 先ず、内容の要約。『 』は本文から抜いたものだ。

 初めに、『党首の選び方のそもそも論を考えておきたい』とある。もちろん、政権党の党首選びのこと。今の民主党(政権)のそれについて『なにか釈然としない思いを抱く』として、『疑問』点を二つあげる。一つは『こんなに短命政権続きで日本は大丈夫か』。今ひとつは、『なぜ一政党の手続きにすぎない投票の結果次第で首相を辞めなければならないのか』。前者についてはこう解説する。『内政外交の重要課題に腰を据えて取り組むどころではない』『ハードルの多さが政権を弱体にし』。後者は、こう説明される。『有権者が「自分たちで選んだ」という意識を持てない首相は、最初から基礎体力を奪われているに等しい』と。

 さて、こんな論がなんで『党首の選び方のそもそも論』なものか! ちゃんちゃらおかしいとはこのこと。いやしくも『そもそも論』と語るならば、憲法からやってもらいたい。憲法によれば、国権の最高機関は国会であって、それも「優越」は衆院だ。総理大臣(と内閣)は議員内閣制を取っており、衆参両議院によって選ばれる。この原則に比べれば、上記2論点はより下位の、言わば枝葉に過ぎない。「国政選挙が総理大臣を選ぶもの」? 内閣は「短命ではいけない」? この枝葉二つを「そもそも論」とは、聞いてあきれるのであって、正しい憲法的解釈ではこうなるだろう。
 国民が、国権の最高機関の国会、「優越」の衆院の選挙で民主党を、そのマニュフェストを絶対多数で支持した。その民主党の党首が替われば、総理大臣が替わるのは当たり前。そもそもこうして、総選挙とは総理大臣を選ぶものではない。自民党だって常にこの原則に則ってきた。それを今更、なにをほざくか。

 「朝日新聞の本音」を勘ぐってみよう。
「シメシメ、衆院マニュフェスト通りにやろうとした鳩山を、いろいろな苦労の末に、やっと辞めさせることが出来た。新しい菅は、その光景に尻尾を巻いたのか、我々の言い分を聞きそうに大人しく、うい奴である」
「なになに、マニュフェスト原理主義・小沢が次に出るかも知れぬ? 何が何でもここは一つ、『コロコロ替わるな』の牽制といこう。えーとっ、理屈は?」
 これが、この社説、文章の正しい解釈。

 『内政外交の重要課題に腰を据えて取り組む』べきと国民に命じられたのはこうして、総理大臣ではなく、現在の衆議院、民主党マニュフェストなのである。衆議院こそ、その選挙で掲げたマニュフェストこそ、あと3年は解散、ねじ曲げなどするなよ、と! 朝日新聞も「短期政治はいけない」「腰を据えてやれ」と語っている。民主党が、そのマニュフェストが、そう命じられているのである。中でも最もマニュフェスト原理主義者にして、守旧派官僚などを向こうに回して政治力も十分なのは、小沢一郎だろう。 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中央日報より   らくせき

2010年08月17日 19時12分31秒 | Weblog
韓国が世界最高の国を選ぶ調査で15位に入った。
米国の時事週刊誌ニューズウイークが国家的満足度を測定し、
100位まで順位をつけた特集企画の調査結果だ。

ニューズウイークは「今この瞬間、どの国で生まれれば元気で安全で、
適切に裕福で、昇進が可能な人生を送る機会が多いか」
という質問の答えを見つけるために調査を企画したと明らかにした。

このため▽教育▽健康▽生活の質▽経済的躍動性▽政治的環境--
の5つの指標で国家を比較評価した。

この調査で最高に選ばれた国はフィンランド。
次いでスイスが2位、スウェーデンが3位となった。
日本は9位に入り、アジア国家では最も高かった。
米国は11位、中国は59位。

ノルウェーとデンマークがそれぞれ6位、10位に入った。
ニューズウイークは「小さくて裕福で安全で天気が寒い国であるほど
順位が高い傾向がある」と伝えた。

    

GDPではなく、こうした観点でのランクのほうが良いな!


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江藤さん、テレビドラマになりました。      只今

2010年08月16日 15時26分06秒 | Weblog
 8月15日にちなんでの詩歌紹介あるかと思いましたが、その登場今だなく…。
 と呟いたら、数年前に見たことあるよとの声を受け、トコトコ戻ったら2006年に「戦歌の訪ね人」さんが、
「終戦記念日の俳句」を展示されており、流石!と肯きました。
 コメントの寄り添い人には「落石」さんと共に、俊さんが《あなたに代わる人あらうか敗戦記念日》という、
うーんと唸ざるを得ない句を掲げておられました。
 俊さんという方、そして今一人のコメント人「のこりび」さん、お元気でしょうか。

 《玉音を理解せし者前に出よ》
 この句は、《戦争が廊下の奥に立っていた》と詠み、監獄に放り込まれた渡辺白泉。
 この句を、《忠孝を理解せし者挙手をせよ》と読み替えれば、
昨夜(8月15日)のNスペ「15歳の志願兵」と重なります。
 気がついてみたら、予科練を志願する熱狂の渦の中に巻き込まれていた、という実話ドラマ。
 原作者は「愛知一中」で挙手をし、戦後は「旭丘高校」の化学教員であった江藤千秋さんで、
その最初の教え子は数年前から定年退職となり、その多くは「9条の会」の会員になっているらしい、
とあの世の江藤さんに耳打ちしてあげたい…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TBSの終戦特番「帰国」を見ました。 らくせき

2010年08月16日 10時24分38秒 | Weblog
8月15日の午前1時すぎ、南の海に眠る英霊が
軍事列車に乗って東京に帰ってくる。
4時までの数時間の間に、魂たちが、もう一度
行ってみたい、逢ってみたい人を
訪ねるというシカケのドラマ。

ビートたけしは、妹の眠る病院に。
延命治療を施されていた愛する妹・・・
政府の重要な地位にいる甥は、ほとんど会いにこない。
死亡して後の仕打ちに、叔父は甥を殺してしまう。

小学校の音楽教師になった恋人は
「いまの子どもは歌を歌わなくなった」と嘆く。

英霊たちが見た日本は予想外のものだった。

殺された甥は、我々は「どこで間違ったのか?」と
叔父に聞く・・・

豊かになったが幸せでない現代。
部隊長は「我々の頃は貧しかったが幸せだった」と、
言い残して、南の海に帰る・・・

スッキリしない後味の悪さが残るドラマだった。

この後味の悪さを観た人が、それぞれに抱えてほしい。
それが製作者の意図かも知れない。

しかし、暗黙の前提に、英霊は善、
そえに応えない現代人は、悪のように描かれるのはどうなのか?

英霊たちは、何故、幸せになるために戦争を肯定したのか?
戦後の日本人は、戦争に向き合ってきたのか?

そんなことを考えたら、もう制作者の手の中かも。




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

影山の自殺、木村剛の逮捕   文科系

2010年08月16日 01時58分27秒 | 国内政治・経済・社会問題
 表記二つの事件から、こんな噂がネット世界に飛び交っている。

 NHK解説副委員長・影山日出夫氏の自殺は、自民党政権下の機密費絡みで起こったことではないか、と。なお彼は、親自民・反小沢の解説で名高い人物だった。他方の、木村剛。言うまでもなく、あの竹中平蔵の腹心だそうだ。それも超大物。竹中は、アメリカ金融・投資会社への日本市場開放に非常な努力を傾けてきた事で知られ、親アメリカ派で名高い強権政治家・経済学者である。
 さて、果たして検察は、親自民派・親米派の捜査にも動き出したのか? そして、この動きは単に、民主党や小沢に対して「官報複合体」が取った強硬姿勢と釣り合いを取るように国民に見せるという狙いだけのことなのか。違うと語っている人々がいる。こう述べているらしい。
『豪腕小沢が巻き返しに成功し始めたのだ』
 
 さてさてだとしたら、その方がどれだけよい事か。僕はいま敢えて、そう言いたい。アメリカから距離を取って、国連に近づく。自民に飼い慣らされ、アメリカにズブズブにされ、国民を忘れすぎていた官僚や大マスコミ人たちを黙らせる。さてその結果は?とか、これらには小沢にも責任があるはず?とか、そういう質問は当然ありえよう。でも良いではないか。自らも先頭に立って作ってきた現状を痛く反省しているのかも知れない。彼らを退けて、小沢自身が新しい彼らの親玉に入れ替わるだけなのかどうか、同じような官僚や大マスコミ人を養成するだけなのかどうか、僕は見ていたいと思う。もちろん、単に前の自民党時代に戻ることはあるまい、そんな世界情勢じゃないぞと、アメリカを抑えうるほどに国連機能を拡充することこそ今の世界の生命線のはずだがと、切望・思案しつつのことである。
 さしあたって、普天間に新しい動きが起こっているらしいから、今はこれに注目することにしよう。

 こんな100年に一度の時代、人間疎外下の世界的危機を見ていれば、経験の長い、賢い政治家なら変わりもするだろう。そんな希望的観測も持ちながらの、甘い夢のようなもんだ。
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKの特番 日本と韓国   らくせき

2010年08月15日 12時44分11秒 | Weblog
昨夜の番組は興味深く観ました。
とくに最後の歴史認識のコーナーは面白かった。

韓国併合について「あの当時の日本人は
悪いと思っていなかった」という発言に
「それを言っちゃあオシマイヨ」というコメントがついたり、
崔監督が、元NHKの人に噛み付いたり・・・

コメントにもありましたが、
① 日本人は無知。
② 韓国人は日本は悪という一つの考えしかもっていない。
という感想を持ちました。

日本人の近現代史に対する無知は、文部省の長年にわたる
愚民政策の結果としか言いようがないです。

一体、韓国併合と縄文土器と、どちらが今を生きるうえでの
より大切な歴史的な知識でしょうか?

いずれにせよ、今後100年にむけて、日本が朝鮮半島の平和に
どう関わっていくのか?
そこに、この問題を解決していく鍵があるのでしょう。

そのためには愚民政策に対抗して自分で勉強するしかないのは
日本の若者の悲劇ですが・・・




コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする